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obanburumai(おばんびゅろまい): ロスト イン ローマ字発音の件

今、夫婦で日本を訪問しているので、オーストラリア系?アメリカ人の夫がローマ字を発音することが多い。日本にくる前に、ローマ字発音のための表をコソっと渡した。なにも感動もされなかった。「あっそうかあ〜、日本語って母音プラス子音で、発音するんだね。i は、アイじゃないんだね。ハワイ語みたいだね。でも、らりるれろは、実際の音と違ってない?」とか、言ってくれるといいなあ〜と思ったが素通り。

在米30年近い私の発音とて、とてもじゃないが完璧ではないので、日本語に興味があるわけではない夫には、「なにこれ」って、扱いだったのは仕方がなく、「発音違ってんですけど!」と私がいちいち四角く訂正するのも、角が立つというものなのだ。

しかし、「TaxxxxxNoxxx」の駅ってアストロボーイの曲、鳴らすんだよ。「JyuxxxxxxxKei」ってオシャレだよね。好きだな〜とか言われると、連想、想像、持っている知識を総動員して会話に参加することになる。おしゃれで、Jyuで始まってKaで終わる街は、どこだっけ?
「ちょっとスペル見せて、、、あっ、それね、Takadanobaba 高田馬場ね。あっ、それJiyugaoka 自由が丘のことね」都内を1日だいたい2万歩から4万歩ぐらい歩き回る夫にとって、高田馬場も自由が丘も徒歩圏なのだが、電車移動が好きな私には、なぜその二つの街が同じ日につながったりするのか不思議でならないのだ。最近は、アボカドもアフタヌーンのこともアボと短縮してしまうオーストラリア人らしく、短縮するテクを駆使し、Takadanobaba=タカ、Jiyugaoka=ジユと家庭内で通すことにあいなった。

昨日は、「Mejiroって行ったことある?Orinsaiってどう言う意味?」と聞かれた。「目白、行ったことないです。オリンサイって、白菜みたいなやつ?」と思いましたとも。
写真を見せてもらったら、なんと学習院大学の文化祭、桜凜祭のポスターの写真だった。

目白を歩いていたら、賑やかに大学がお祭りやっていて一般公開しているって言われたから入って、ManZaiみて帰ってきたそうだ。
「なんで、Orinsaiって言うの?」と聞かれても、、漢字みて、、想像して、多分「桜のように凛とした格調ある文化祭にしようね」って言う意味なんだと思ったが、その「凛」がね〜〜〜、咄嗟に英語に翻訳が難しい。Cherry blossom is the school symbol. So I am guessing that the school festival also wishing to carry the noble characteristics of cherry (Japanese Roses), the beauty and young grace.  と、言ってみたが、それでよかったんだか。

今日は、帰ってきて「疲れた〜」とお昼寝前にオーストラリアの競馬ニュースを見ていた。「すごいよ〜Keiko。また日本の馬が勝ったんだよ。10ミリオンオジーダラー」「オバンビュロマイ」

「そうなんだ、すごいね〜。日本の馬強いね〜、」と言いつつ「そんな名前の馬日本の馬じゃない!」と内心思って画面を覗き込んだら

「大盤振る舞い!」でしたわ。(笑

「翻訳したくない、、、!」と思ったので、発音スルーすることに決めた平和な昼下がりでした。

オーストラリアのアナウンサーも連呼してます、オバンビュロマイ