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兄の急死から得た今年の学び‼

DAVIDの兄が急死して、もう3週間。
(写真☝2023年10月のDAVIDの兄、DAVID、兄嫁)

あまりに突然過ぎたので、まだまだ脳が
現実として認知できていない2週間を
DAVIDとセドナで過ごしてた。

セドナのトレイル

でも、義兄の会社関係や義兄の関わりが
深い、ご近所の方へ先に急遽を周知し、
17日後の週末にもう1つ目の葬儀が公に
行われた。

義兄に関係が近い、家族のための大切な
メモリアルな弔いは4月半ばで、暖かい
春に家族葬を行う予定という、兄夫婦の
意向らしく、2回やる葬儀はとても珍しい。

最初は義兄の急死を知り、カラダはまず
ショック状態で、現実逃避のココロが
ノーマルじゃなかった、1週目のDAVID。

セドナ☞フラッグスタッフへのドライブ道

ジワジワ喪失の深い悲しみや、ポッカリ
ココロに穴が開いた感覚は、感情表現が
固まってた最初の週は、現実味が全く
起こらなかった。

「大したことない!」と平気&強気な自分を
感じていたし、ショックは受けたDAVIDも
平気そうに振舞っていた。

DAVIDは「大丈夫‼」と無理に笑顔を作り、
大丈夫そうに見えたが、先週、兄の葬儀で
流された全人生の記憶を綴ったビデオを
見て、やっと事実だとココロが認識出来た。

セドナの山を歩く

その時、様々な思い出がDAVIDと私の中に
蘇り、同時に現実の死を受け入れるだけと
ココロが理解し始め、DAVIDは涙を静かに
ホロホロ流し続けた。

私は一人で再度そのビデオを見て、コレは
信じがたいけど事実で、変わらない現実と
ココロが納得できて、急に胸がギュ〜ッと
苦しくなり涙がまた、止まらなかった。

強い悲しみと何とも形容しがたい辛さが、
ボディブローの様に後から私たちを襲い、
もう兄に会えない悲しい気持ちは、想像
以上に私達のココロを搔きむしった。

セドナで雪・DAVIDとコーヒー

最終的に変えがたい死の事実は、イイ意味で
諦らめ「仕方ない!」と受け入れるしかない。

脳の思考とココロがやっと納得し、死を
受け入れ始めたのが2週間後の最近…。

セドナでハイキングをしたり、チベットの
ストゥーパ(仏塔)を歩いて祈ったり瞑想し、
美しい教会で思いっきり泣いて、感情を
出し切っりした私は、DAVIDの毎日の様子を
ただただ観察していた。

チベット仏教のストゥーパ

カラダのショックとココロのダメージは
DAVIDと私は全く違うから、仲良しの兄の
急死に深く傷ついたDAVIDのココロに、
私が外からバンドエイドを貼るコトが
出来ないもどかしさ…。

DAVIDの1日を全く違う新しい日として、
昨日と比べず、明日を期待せず、今日の
DAVIDの目や表情、カラダの動き等、
言葉や行動、細かく静かに観察し続けた。

私が出来るのは、一緒に話したり、瞑想や
YOGAをしたり、ココロがホッコリ緩む様
食事を作ったり、一緒に時をただただ丁寧に
過ごすコト。

セドナ「ホーリークロス」チャペル

私は日本でプロとしてセラピストとして
働いていたので、DAVIDの全身を私の脚や
手を使って、マッサージが出来る。

DAVIDのカラダが必要なら、脚や腕、手、
背中や肩、頭などに、深いアプローチが
届くように、DAVIDのココロが少しでも
安心と落ち着きが取り戻せるよう、願った。

「ココロの回復を急がない」
「DAVIDの大きな変化を期待しない!」と
私が決め、ただ深いLOVEとPEACEが内側に
溢れまくった感覚が生まれた。

DAVIDの肉体を通して、外からは見えない
ハートの部分に少しでも癒しのLOVEが
届くのを念じ、寝る前私のマッサージを
静かに伝えた。

ココロが辛い時

DAVIDのココロが大流血して、一番大変な
時なのに、いつも私を氣にかけ、私を時に
心配してるからビックリしちゃう。

私は大丈夫だから、DAVIDが内観できる様、
「今日はどう?」
「何を感じてる?」と
私は毎日問い続けて、彼のココロを表現
しやすいように、少しずつの変化や今の
様子にただ寄り添っていた。

セドナの自然のパワーはとにかくココロの
癒しには最高の場で、予定は3日だったが、
今回のメンタルケアにはもっと長い滞在が
必要だと思い、1週間以上のSTAYになった。

自然と共に過ごす

ココロの状態を見つめつつセドナにいる間、
DAVIDは兄との関係をちゃんと見つめて、
ココロのままにゆったりと過ごせた。

多くの友人&家族から電話やメッセージが
DAVIDの携帯に届き、遠くから彼を思う
サポートもタップリ得られた。

やっと落ち着きを取り戻し、DAVIDの笑顔と
内なる希望を感じながら、やっと自宅の
ツーソンに戻れた。

ストゥーパ前で瞑想するDAVID

私の今年の学びは「瞑想」。
死と言う、必ずいつか起こる命の現実を
意識し、自分の内側に起こる感覚を丁寧に
ちゃんと観察する。

目の前の現実は、自分の中に過去、何度も
積み重ねた思考や意識の結晶なのだ。

それに反応する自分の感覚・感情をただ
静かに観察し続ける、瞑想の練習が、今、
毎日私のホームワーク。

赤岩を眺めるDAVID

DAVIDと私は、感覚も考え方も、脳内の
思考パターンも全く違う人間で、理解する
対象であり、イイ悪いとジャッジするのは
不要だから。

どんな気持ちも想いも、泡のようにただ
生まれては消え、変わったり、移ろうのが
ブッダの説かれた「諸行無常」。

自分も相手も、どんな感情も私からは一切
ジャッジしない。

生まれる気持ち・感情にイイ・悪い、上下、
正しい・謝りは全くナイ。

呼吸や体感など、カラダに起こる変化を
静かに感じながら、動くココロの観察を
していると、自分のココロがどう動くのか
微細な変化を感じられる。

ココロと似た雲の変化

DAVIDの兄の急遽で、目の前のDAVIDが
見せる感情の揺れは、毎日コロコロ変わり、
川の水や空の雲みたいで、あるようでナイ、
移り変わる景色そのものだ。

私はそれをジャッジせずに、DAVIDの今の
「あるがまま」を見つめ、私自身の中の
自我意識を出来るだけクリアにして、
DAVIDの様子を感じる毎日…。

普段は忘れてがちな「死」をハッキリと
意識すると、生きてる間に起こる、無意識の
思考・感情・ココロの変化・カラダの動き
など、繊細な部分をキャッチしやすくなる。

DAVIDの兄が急に亡くなり、悲しみで涙して
感情を感じ切ったので、もう十分!!

DAVIDの兄が遺したこの突然の悲しみは、
今ある命に感謝して、私の内側へ、より
観察を深め、内観を練習するチャンスだ。

歩いて瞑想

「今日を大切に生きろ!」
「明日のコトは分からない!」

本当に大事な命のメッセージを、DAVIDの
兄がピシャッと目の前に、私達に叩きつけて
くれた氣がする。

喪失の悲しみに意識をまた向け続けるより、
いつか死が訪れる時まで
「今日をどう生きるのか?」と自分に再度
問い直し、生き方を変えるきっかけにする。

DAVIDの兄の優しさ、寛大なハート、全て
私達のココロに深く刻み込まれているので
今はもう、寂しさ・悲しみよりもグッと
彼を身近に感じ、心強さを今は感じられる。

2018年DAVIDの兄,DAVID,DAD,父

私のココロの観察を瞑想と共に深め、
DAVIDのココロの回復も静かにそっと
観察し続けて行く。

死ぬまで、いや、死んでも魂はずっと
生き続け、魂の成長や学びは止まらない…。

セドナで思いっきり泣いた後のDAVIDと
私には、穏やかな笑顔が輝き始め、今は
ちゃんと、活かされてる命への感謝が
前よりもかなり深まった。

義兄の命が教えてくれた、命のレッスン。
私達の今日に活かして、前を向いて歩む!^^

セドナの絶景

今年の学びはとても意義深く、DAVIDと
私の2024年の過ごし方にとても重要な
インパクトを与え続けるだろう…。

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