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宿命の航路ルーンテラオープンスタンダード振り返り

こんにちは、こんばんは、keihです。「宿命の航路」シーズンのルーンテラオープンが開催されましたね。初日を9勝0敗で抜けられたのと、プレイオフで大きく持ち替えて1勝でき、最終戦績はTop32となりました。

正直なところ、今季はいつもよりもルーンテラで遊ぶ時間が取れず、初日は抜けられないかなと思っていたのですが、チームメンバーのお陰で上記の成績を残せました。

今回は時間がないなりにどう取り組んだかをまとめていきたいと思います。いつもよりサラッとしたまとめになりますがご容赦ください。


オープンDay1までの環境考察

環境初日、新カードで追加されたジャンナとその仲間たちが非常に強く感じました。最初にサミーラジャンナで回してみたところ、これまでの常識を覆すようなドローでデッキが回り、攻め寄りのデッキのはずなのに全然手札が減らない強すぎるデッキと判断しました。


その後にニーラジャンナが出てきたのですが、サミーラジャンナよりも3ドローを達成しやすく、老練の操舵手でのリソース回復が強く、メタ対象にされても貫通できるパワーを感じました。

スタンダードBO3ランブルやルースレスランブルでなんとかしてニーラジャンナを倒そうとしていたのですが、確実に勝てるような構成は思いつかなかったです。


ただ、5分から微有利くらいの感覚が得られたデッキがいくつかありました。それが諸部族の守り手を軸にしたデマーシアデッキ(デマ諸部族)、ヴェインエイトロックス(ヴェイトロ)、イラオイジャーヴァンIV(イラオイJ4)、ガレンジェイス(デマジェイス)辺りのデマーシアデッキです。

これらのデマーシアデッキは以下の観点からニーラジャンナに構造上有利です。

  1. ストライクスペルで4点を出しやすく、ジャンナを倒しやすい

  2. 2ラウンド目のニーラに対してペトリサイトの大翼で相打ちかつチャレンジャーが強い

  3. 離反したレンジャー騎士のスカウト等で盤面の有利を形成しやすい

つまり、ジャンナ置きに対して2,3マナでリスクをつけられることで有利に立ち回れます。このような構造上の有利があっても、ジャンナ側が強力な盤面を2,3ラウンド目に形成してくると対処しきれず、後半で盤面を抑えてもミスティックショット等のスペルでネクサスに直接ダメージを与えられて負けてしまいます。

総じて、ニーラジャンナやサミーラジャンナは非常に強く、ターゲットにするのはキツめ、横に出てくるであろうデッキにも勝てる必要があるという考えになりました。


上記のデマーシアデッキ達は、デマ諸部族やジャックスオーンにはきついものの、うまく行けば勝てる程度の不利具合です。さらに、ニーラジャンナがトップメタを張っているおかげで、破滅や懲罰の光といった全体除去を搭載したデッキ群がほとんどおらず、立ち位置が良さそうだと思いました。


トップメタとしてニーラジャンナが君臨、しかもメタ対象とするのは無理
1段下にいるデマ諸部族は立ち位置良さげ、全体除去がニーラジャンナのお陰で少なそう
ラダーではあまりいないが、デマーシア系のデッキは総じてニーラジャンナに微有利程度取りやすく、デマ所部族さえバンすれば行けそう

オープンDay1までの考察まとめ


オープンDay1

上述のような考えのもとでスタンダードBO3ランブルやルースレスランブルを回していたのですが、今季は本当に勝てなかったです。とくにルースレスランブルの時期は、まだ考えがまとまっていなかったこともあって最大3勝しかできませんでした。

デマーシア構成を持ち始めてからは多少ましになったものの、ニーラジャンナに貫通されまくった結果、ニーラジャンナは持ったほうが良さそうという気持ちに。

結果としてDay1の持ち込みは、ニーラジャンナ、デマ諸部族、ヴェイトロにしました。


ニーラジャンナはデマ諸部族やジャックスオーン、ヴェイトロ辺りを意識してヘヴィメタルを入れてみました。

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デマ諸部族は一般的にはジャーヴァンIVが入っていますが、あまり強さを感じずout、イルーシブに強く出る意味で立ちはだかるアナグマは3枚です。また、離反するレンジャー騎士+ダーキンの槍でデッキトップのユニットを+2/+2する動きが強力なので、ここも3枚ずつにしました。

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ヴェイトロもデマ諸部族と同じ思想で立ちふさがるアナグマ、離反するレンジャー騎士は3枚ずつです。今季のヴェイトロが強い要因の7割位は離反するレンジャー騎士+ダーキンの槍orダーキンの竪琴での連続アタックから、パニッシュメントで盤面を壊滅させる事にあったと思います。

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ニーラジャンナはDay1前日に回し始めて強すぎると感じて持ち込み、デマ諸部族とヴェイトロはここちいさんにもらいました。今季は自分で検討したデッキで本当に勝てなかったので、チームメンバーがいなかったら確実にDay1で敗退していました。チームメンバーに感謝です!

この持ち込みで結果として9勝0敗で抜けられました。他に持ち込みを検討していたデッキは、イラオイJ4とガレンジェイスの2つになります。


イラオイJ4は触手が育ってイラオイが1アタックでレベルアップすると、決戦場でそのまま勝てるパワーは感じたのですが、ほぼほぼイラオイを引く必要があり、育った触手が倒されると再度育てるのが辛く、安定はしないけど、通せば勝てるデッキと感じました。私はイラオイを毎回引く自信はなかったので、持ち込みをやめました。


ガレンジェイスはジェイスハイマーのデマーシア版というイメージのデッキで、未来への工房を置いてから大規模メカスクラップか前衛隊の底力で、4ラウンド目に6/6や7/7のでかいユニットを生み出しながら果たし合いや紳士の決闘を構えるという動きが強力でした。

とくに、大規模メカスクラップの場合はブラッシュ持ちのため、3回ストライクを通してミスティックショットで勝ちのような展開も作れます。ジャンナデッキは体力3以上がそれほど多くはないので、大規模メカスクラップから勝てるのですが、デマ諸部族他、諸部族デッキに対する弱さを感じ、持ち込みをやめました。


結果として、ニーラジャンナが圧倒的な強さで勝つか、バンされるかだったので、一つの正解ではあったかなと思います。


プレイオフ

Day1終了後、いつもは誰が抜けているか大体ランキング100位くらいまで見に行っているのですが、今回はできなかったので雰囲気でメタ読みをし直しました。

Day1を抜けていそうなデッキとして多い印象があったのは、やはりデマ諸部族でした。ニーラジャンナには五分から微有利程度と考えていましたが、実際に抜けたようです。あとはジャックスオーンがちょこちょこ抜けている印象がありました。


この2デッキは、盤面の維持のしやすさとストライクでのユニット処理が強力で、持ち込む人は多そうだと思いました。そして、この2つを並べられると、Day1での持ち込みをそのままプレイオフに持っていくのはまずいです。

とくに、ヴェイトロはデマ諸部族とジャックスオーンの両方に厳しめですし、デマ諸部族も私と同じようにこの2デッキが増えると考える人がターゲットにするリスクが高いと感じました。


ニーラジャンナも、デマ諸部族、ジャックスオーンに対して微不利ですが、デッキパワーの高さから捲れると判断し続投。ニーラジャンナと近い構造で、デマ諸部族、ジャックスオーンに有利が取れそうなデッキがないか考えたところ、エコージンクスが良さそうでした。

エコージンクスは、ルーンテラオープンで優勝したときも持ち込んでおり、個人的には得意デッキのひとつなので持ち込もうと思っていたのですが、もう1デッキがちょっと見つからず。


なんかないかなとチームメンバーに相談したところ、サミーラジャンナが良いんじゃないと言われ、ジャンナはニーラで使ってるしサミーラジンクスにすることに。エコージンクスはエコーニダリーにすることにしました。

というわけでプレイオフの持ち込みは、ニーラジャンナ、エコーニダリー、サミーラジンクスの3デッキです。

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エコーニダリーはあまり言うことなしですが、ニーラジャンナは大幅なアップデートとして、マライの長老が入りました。このカードはプレイオフ前日にnyahoさんから教えてもらい、ちょっと回したところ面白すぎるということで入れました。

プレイオフでも、天の衝撃でニャルマゲドンを倒したり、天空の三座から超新星でゾラーニを倒したりとかなりずるいことをしてしまい、対戦相手には申し訳なかったです。でも面白いし強いのでニーラジャンナをこれから回す人がいたらこのリストを試してみてほしいですね。


サミーラジンクスはアグロデッキの1つとして作ってみたところ、水庭の聖堂でジンクスがレベルアップするし、野火もたくさん引けて強いと感じました。8ラウンド目くらいには勝てる事が多く、諸部族の守り手が出てくる前にゲームが決められるということで持ち込み。Top64、Top32の両方ともバンされたので、刺さってるデッキではあったかもしれません。


結果として、上記の持ち込みでTop32で負けてしまいました。ニーラジャンナがデマ諸部族とアクシャンパンテオンに抜かれてしまって負けたのですが、エコージンクスの刺さりはよく、サミーラジンクスも2回ともバンされたので持ち込み変更は間違っていなかったと思います。

また、ニーラジャンナにマライの長老を入れたのも大当たりでした。無理状況を捲れるので、水庭の聖堂との相性は抜群です。


終わりに

最初も少し述べた通り、今回はかなり時間が取れないかつランブルで負けまくった上に、実はまだランクもダイヤモンドで、勝てる自信が全くありませんでした。

それでもDay1を抜けられたのはチームで調整していたおかげだと思います。次回はWorlds予選オープンですし、今季あまり貢献できなかった分、来季はもう少し貢献できるように頑張りたいです。


最後に、今季の優勝者は日本人のsoromonさんでした。おめでとうございます!決勝戦はかなり白熱していましたが、とくにアニーゼド vs ジャックスオーンでの最終ラウンドは両者の命運を分けましたね。Iwatoさんが配信してくれていたので、まだ見ていない方は決勝だけでも見るのをおすすめします。


今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!



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