学問をススメすぎない福沢諭吉「学問に凝る勿(なか)れ」から考える
こんにちは
今回も小川原正道慶大教授編『独立のすすめ 福沢諭吉演説集』から福沢の演説を紹介します。明治23(1890)年の慶應義塾大学部始業式の時の演説である「学問に凝る勿れ」を紹介します。大学部発足部までの経緯のところは省略して、彼が学問との付き合い方を論じた部分をメインに紹介します。
現代語要約私(福沢)は非常に学問が好きで生涯の快楽は学問にのみあるが、これを好むと同時に学問に対して重きを置かず、人生の中の一芸でしかないと考えている。学問を学んで俗世間の事を知らないのは