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交錯するレアル・マドリーとバルセロナ。明暗分かれたクラシコが示した皮肉な現実

こんにちは。

国内外の最先端のサッカーを扱う専門誌『footballista』に、先日ホームのサンティアゴ・ベルナベウで行われたラ・リーガ第9節伝統の一戦エル・クラシコのレビューおよび考察記事を寄稿しました。


以前から、昨シーズン終盤に続いたCL劇的勝利のあたりから、レアル・マドリーは大きな進化を遂げたと思います。その進化の方向の先に、かつて世界を席巻したペップ・グアルディオラのバルセロナの存在を薄らと感じていました。

そして今シーズンに入り、おそらくここまでのベストゲームの1つであるCLグループステージ第3節のシャフタール戦、怒涛のハイプレスと強烈なカウンタープレスや相手を見ながら前線の選手たちが目まぐるしく入れ替わり華麗なパスワークで守備組織を破壊する崩しを見て、その感覚が強まるとともに現チームの組織としての完成度の高さを改めて言語化したいと思いました。

ペップ・バルサが(再)発見した配置の重要性、そして体系化されていったポジショナルプレーは、敢えてキーワード化すれば「静的配置」「動的構造」「個人戦術」の3つが合わさって初めて完成に近づいていくとすると、それらの観点からレアル・マドリーの進化、一方クラシコで浮き彫りになったバルセロナの課題もすっきりと説明できると考えました。単なる「個の力」との対比も交えつつ。

最も異なるのは守備の考え方だと思います。レアル・マドリーは起用する選手を変えれば前に出ていくこともできますが、基本的には「持たれても良い」。逆にこの圧倒的余裕が、前線の選手たちのボールロストに対する恐れを取っ払い、あのように相手ゴール前でリスクを負うことができるのだと考えます。この崩しの部分のペップ・バルサとの共通項や考察を、記事の終盤で述べています。

バルセロナはアンス・ファティが鍵ですね。

賛否両論、様々な意見あるかと思いますが、ぜひご一読ください。


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