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【データ予想】オークス 2024

東京競馬場(芝)2400mで行われる、3歳牝馬クラシック第二戦。
桜花賞から距離が一気に800m延長されるため、スピードよりも道中で折り合うことのできる操縦性の高さと瞬発力が求められる。

昨年はリバティアイランドが6馬身差の圧勝で無敗の二冠馬に輝いた。

過去には荒れるG1といわれていたが、近年は実力馬が期待に応えるケースが多く1番人気は6勝2着2回で信頼度は高い。
1番人気で馬券外に沈んだ2頭は21@ソダシと22@サークルオブライフで、前者は距離が敗因で後者はレース直前にアクシデント(放馬)があった。
勝ち馬の10頭が1~3人気で、2番人気も複勝率は70%と高い。
2・3着は人気に関係なく分散しており、データからは頭は上位人気から選んで紐に人気薄を入れるのが良い。

三連単の平均配当は10万円で、これは次週のダービー(平均30万)に比べてかなり低い。

人気上位(想定)・・・ステレンボッシュ、ライトバック、チェルヴィニア、スウィープフィート

桜花賞組が7勝と別路線を圧倒。3回が桜花賞組の1・2着で決まっている。
集計では別になっているが忘れな草賞組が2勝(19@ラヴズオンリユー・15@ミッキークイーン)。両馬とも忘れな草賞を1番人気で勝利していた。
トライアルレースのフローラSから勝利したのは21@ユーバーレーベンのみ。同レースは2・3着が多い。
上記3レース以外は大幅な減点となる。

桜花賞・・・ステレンボッシュ、ライトバック、スウィープフィート、クイーンズウォーク、チェルヴィニア、ショウナンマヌエラ

その他(減点)・・・サフィラ、ミアネーロ、エセルフリーダ、コガネノソラ、ホーエリート、ヴィントシュティレ、ランスオブクイーン

桜花賞1着から連勝した4頭は、22@スターズオンアース・20@デアリングタクト・18@アーモンドアイ・23@リバティアイランド。3頭が三冠牝馬に輝いた。
ここ10年にかぎると、桜花賞3着以内、悪くても4着に入っている必要がある。

桜花賞5着以下・・・クイーンズウォーク、チェルヴィニア、ショウナンマヌエラ

22@スターズオンアースがルメール騎手に乗り替わって勝利したが、それ以外は勝てていない。
繊細な3歳牝馬だけに大一番での乗り替わりは割引が必要。
1番人気が想定されるステレンボッシュにとっては嫌なデータ。

乗り替わり・・・ステレンボッシュ、チェルヴィニア、タガノエルピーダ、パレハ、ヴィントシュティレ、ランスオブクイーン

ノーザンファーム生産馬が5勝と活躍。同牧場の馬はわかりやすく、人気上位の馬であればあるほど信頼度が高く、人気薄だと馬券になっていない。目安としては6人気以内。

該当馬・・・ステレンボッシュ、チェルヴィニア、クイーンズウォーク、サフィラ、アドマイヤベル、ミアネーロ、ヴィントシュティレ

昔はスタミナタイプの小柄な馬が活躍していたが、馬場の高速化にともない直線まで超スローで流れてヨーイドンの瞬発力勝負になるケースが多く、460キロ以上の馬が6勝とそれなり馬格のある馬が活躍するようになった。

460キロ以上(前走時)・・・ステレンボッシュ、チェルヴィニア、ライトバック、クイーンズウォーク、アドマイヤベル、スウィープフィート、他

オークスは距離未経験の馬がほとんどで例年超スローに流れて直線での瞬発力勝負になりやすいのだが、なぜか逃げ馬はまったく通用していない。
馬券の軸は瞬発力のある差し・追い込みタイプになっている。

次週のダービーほどではないが、それでも内枠有利の傾向が出ている。理想は1~10番ぐらい。
外枠も普通に馬券になっているので減点する必要はない。

まとめ

桜花賞馬のステレンボッシュは乗り替わりが減点。1番人気の連対率が80%と高いので推奨馬となるが、取りこぼす可能性は十分ある。
逆転があるとすれば、桜花賞3・4着のライトバックとスウィープフィート。この2頭はエルフィンSの1・2着馬でもあり、実力差はほぼない。あとは輸送に対応できるかどうかだが、ライトバックはアルテミスSで折り合いを盛大に欠いていたこともあり、スウィープフィートを次点にしたい。
穴はノーザンファーム生産馬の中から、桜花賞出走組でクイーンC勝ち馬のクイーンズウォークをあげる。内枠に入ったのも良さそう。

推奨:ステレンボッシュ
次点:スウィープフィート
穴:クイーンズウォーク

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