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スーパーボウルが終わっちまったって日記

テイラー・スウィフトとスーパーボウル

 例年、アメリカのアメリカンフットボール最高峰NFLのチャンピオン決定戦がこの時期にありますが、今年はスーパーボウルに出場するカンザスシティ・チーフスにおける不動のタイトエンドのトラヴィス・ケルシーの彼女がテイラー・スウィフトということでいつもより日本でのスーパーボウル露出が多くて宣伝になったのではないでしょうか笑
 前日まで東京ドーム4デイズのライブをやってその日のうちにアメリカに蜻蛉返りしてロサンゼルスから今年のスーパーボウルの会場ラスベガスに向かうという、こちら葛飾区亀有公園前派出所の中川も真っ青なスケジュールで移動してたテイラー・スウィフトは凄い。

 僕も1989のツアーの時にテイラー・スウィフトのライブ見に行きました、当時は神奈川(もしかしたら千葉に異動してすぐかもやけど)に住んでたので東京ドームは行きやすかったですからね。
 アメリカでは大谷翔平のやっているメジャーリーグベースボールよりも3段階くらい上の人気があるNFLでスター選手と歌姫ならパパラッチやゴシップ好きじゃなくても興味を持つそんなレベルなんでしょう。時代が時代なら中田英寿と浜崎あゆみ的な感じなんでしょうね(歳がバレる)。

ネタバレしてるけど歴史的なスーパーボウルの試合

 既に記事で分かる通り、カンザスシティ・チーフスがサンフランシスコ・49ersを劇的な延長戦残り3秒で逆転して勝利を収めました。
 今やカンザスシティ・チーフスは過去5年のうち4回スーパーボウルに来るという歴史的にも最強クラスのチームになっています。僕は20年以上、ドリュー・ブレッドソーとトム・ブレイディの年からニューイングランド・ペイトリオッツのファンですが、今の所、歴史上最高のチームとQBのニューイングランド・ペイトリオッツとトム・ブレイディの時代に追いつけそうなのはカンザスシティ・チーフスとエースQBパトリック・マホームズしかいない気がしますね。今年は戦力的には決して豊富なメンバーを揃えられず、マホームズを持ってしても苦戦していましたが、なんとかチームを勝たせ、プレーオフに連れてくるあたりがマホームズの凄さですね。
 その一方で、今年チーフスと戦うことになったのはサンフランシスコ・49ers。49ersは伝統的な強豪チーム。今年は戦力が揃い、QBは下位ドラフトからレギュラーを奪いシンデレラストーリーのど真ん中にいるブロック・パーディ。下馬評では最強チームのチーフスよりサンフランシスコの方が今年は高く、シンデレラストーリーが完成するという評判がもっぱらでした。
 蓋を開けるとお互いをしっかりと分析し合っていた均衡の取れた歴史的試合となりました。

試合内容

 お互いが素晴らしい準備をしていて攻撃を封じ素晴らしいディフェンスが繰り広げられる前半戦でした。得点力のあるチーム同士が対戦すると花火の打ち合いを期待しがちなのですが、お互いがしっかり読みができて準備が出来るとどの競技もトッププロ同士では中々得点が難しい。特にアメリカンフットボールは緻密で運動能力だけではなく、非常に高い知的能力も求められるため、相手の読みを外す方法も頭を悩ませる必要があります。
 ちなみに僕もアメフト部に大学の時に研修実習が本格化する前の2年前期途中までは居ましたが、薄めの電話帳や全国版の時刻表くらいある作戦ノートを暗記するのが前提でした。作戦は数字や色を使って暗記することが多かったですね。ブルー14!と言われて動き方が皆が分かるようになっていないとアメフトはダメですから。
 話が逸れましたが、両チームが素晴らしく前半だけでも歴史的なスーパーボウルになりそうな気配がプンプンしていました。
 後半に入ると前半リードを許していたチーフスが徐々に追いつき始めますが、お互いに決定的なチャンスまでには至らず、ジリジリとした「ミスした方が負けるよ」という展開になりました。ここで先にミスが出たのが49ersでした。ミスというよりはチーフスの大ファインプレーなのですが、アメフトではタッチダウンの後にボーナスポイントでキックなら1点、もう1回2ヤード地点から相手陣地に入ると2点というポイントアフタータッチダウンというものがあります。キックが割合ほとんどで成功率も90%台なのですが、ここでチーフスのディフェンスがこのキックをブロックして防ぎます。コレが後々大きな影響をもたらしました。
 最終の第4クォーター、残り1分53秒で49ersは19-16でリードを奪います。チーフスはフィールドゴールキックの3点取れば延長へ、タッチダウンなら逆転という最終盤に挑みます。この時にさっきのキックミスが効いてきます。あのキックが決まっていたら20-16でチーフスにはフィールドゴールキックの権利はありませんでした。フィールドゴールキックは3点だから。
 そして試合時間残り3秒でチーフスはフィールドゴールキック成功で同点とします。ここで延長戦に入り、再びフィールドゴールで49ersが勝ち越しますが、最後に残された攻撃でチーフスは逆転のタッチダウンを奪い連覇を達成するのです。アメフトでは軽視されがちなたかが1点がされど1点になった瞬間でした。そして、この攻防は玄人のみならず初めてアメフトを見たという層も虜にするものでした。

テイラースウィフトに負けない内容そして銃撃したクソ野郎

 おそらくワンサイドゲームになっていたらテイラースウィフトばっかりに注目が集まる試合だったでしょう、テイラー以外にも有名人は数多きていましたが、カメラが追うのはテイラースウィフトばっかり。
 そんな試合にならずに両チームが主力を尽くした試合はなんと尊かったか。両チームのファンではない自分でも試合後はジーンとしていました。事故った翌日だからかもしれませんが⇦

 幸せなこの記事を書いている時に飛び込んで来た凶報。本当に腹立たしいし許し難い。子どもが狙われているのも親として虫唾が走る。犯人には極めて重大な罪で最大限の判決を出してほしいと願うばかりです。親になると子どもが被害に遭うのは見るだけで辛いね。
 悲しい事件も起きてしまいましたが、アメリカンフットボールの素晴らしさが完璧に詰まった試合でした。是非とも来シーズンは9月からですが、この記事を見た人が1人でもNFLにハマってくれることを願っています。

 ヤーーーーハーーーー(©️アイシールド21)

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