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裏社長大河の悪魔版就職斡旋社 第27話 対外国資本編11

はじめに

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 この小説には暴力的表現、性的な表現が含まれています。
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裏社長大河の悪魔版就職斡旋社 第27話

 「¥*「」#@4:」
 「何言ってるのか全然分かんないわ。きゃっ!!」
 私はマハルたちから武装した軍団に引き渡された。明らかにエミレートファイナンスの暗部。ここで私を始末する気だろうか。もっともボスの夫人という立場が守ってくれそうな気もするけど、死ぬ前に大河とめちゃくちゃ甘々なラブラブ子作りしたかったなぁ、大河の子ども絶対かわいいのに。
 私が放り込まれたのは窓もない薄暗い部屋。地面は土とかではないんだけど、明らかに人の出入りが滅多にない無機質な部屋。そして隠す気のない血痕や武器が転がってる。ここで間違いなく人は死んでる、私もその仲間入りかもしれない。足音も人の気配もほとんどしない。特殊な加工でもしてあるのか、『こういう場所』としてエミレートファイナンスが使っているのかはわからないけれど、居心地は最悪ね。クソ両親と過ごした家以来の不快感だわ。
 私が部屋に押し込まれてからすぐに武装した兵隊が3人、私のいる部屋に入って待機している。部屋自体は6畳くらいかしら。薄暗くて電灯もないし、3人も武装兵がいたら暑苦しいったら仕方がない。それに部屋の外に見張りが2名。武装済みね。丸腰の25の小娘が暴れたところで結果は見えてる。ここは何もせずに時が過ぎるのを待つのが吉ね。
 絶対に大河は助けに来てくれる。
 その時まで生きてなきゃいけない。どんな暴行や辱めを受けても大河が来るまで貞操と命は私は守る。顔が変形しても、火傷の跡が残っても。いつかは治るし落ち着く。でも、死ぬことと大河以外に犯されるのも死ぬことと同義。
 数時間もすると武装兵たちも警備して居ても暇だからちょっかいを出し始めてきた。ここであればボスの夫人という建前も見えないから通用しない。おっぱい触ってきたり、尻を撫で回したり。きっと表でやったらさっきのように脳天撃ち抜かれるんでしょうけど、ここならバレないって踏んでる。
 「やめなさいよ!」
 怒鳴ってみても通じないから相手が手を止めることもない。そんなことはわかっている。だけど、脅しておかないとコイツらはきっと好き勝手やってくる。ボスの夫人だって言う奴らにとっての足枷も頭のどこかに飛んでいってしまう。それは間違いない、だって男だもん。何も変わらないだろうけどしっかり怒鳴って居たほうがマシって感覚ね。
 流石に服は脱がしたりはしてこない。まだね。汚したのがバレたら自分が死ぬんだから余程の度胸がないと無理なはず、それか死を恐れない猛者かとんでもない馬鹿か。無機質な部屋だからこそ取り繕いようがないってことなのよね。事故で死にました、輩に襲われて汚されてしまいましたって言い訳が通じない。ま、あっても聞いてくれなさそうだけどね、あのボスって男は。
 私はそんな事に頭を巡らせていたけど、一旦冷静になって辺りをしっかり確認する事にした。大河に限らず、私たちの工場にいたメンバーはみんな優秀。私のわがままや勢いに圧倒されて居た感じを出して居たけど、梅野も中山も畠山もみんな私より圧倒的に優秀なの。中山は1番何でもこなせるし、実際にどこかの軍隊にいたそうだから何でも90点で仕事が出来るタイプ、畠山は完全に現場型の武闘派、梅野は現場だとちょっと頼りない部分もあるけどインテリジェンスと諜報なら右に出るものはない。
 そして大河、大河は私よりだいぶ年上だし軍隊とかに居た経験もない。武器も格闘技も夜の世界で生きるためのスキルとしては持っているけど、何よりあの人は精神力。心が強いの。心次第で穏やかにも鬼にもなれる。お金払えない人には残酷極まりない道に御案内するけれど、それ以外の人には不器用だけど普通に接せられる。それに、これは私の思い違いだと恥ずかしいけどね。
 あの人は私を愛してくれてる。
 だから、あの人を信じられる。仲間とあの人が集まれば寄せ集めの部隊なんて対応できない相手じゃないの。生きなきゃいけない、だからこそ。そのためには考えるの。いついかなる時に事態が動いても良いように。
 部屋の入り口はひとつだけ。そこも兵隊が守ってる。とすると、上か横か。何処かに彼らは道を見つけて来るはず。
 そうしてたら遂に兵隊たちが股間に付けている肉鉄砲が我慢できなくなってきたんでしょうね。私のおっぱいを触る方法やお尻を触る方法が本格的になってきた。醜いサルのサインってなんて分かりやすいのかしらね。言っておくけど、私はヤらせるつもりはもちろん、しゃぶる気もシゴく気もない。さっきも言ったけど、私のは大河専用なの。でも、殺されそうになったらシゴくだけはやってあげる。手は洗えるから。
 「オイ、コノオンナヤッチマワネーカ」
 「バカイエ、ボスノオンナニテヲダシタラコロサレルゾ」
 きっとそんな会話をしてるんでしょうね、あってるかどうか分かんないし、何言ってるか聞き取るのも出来ないけど、雰囲気ではそんな感じがするわ。たまらなくなったある兵隊が私の服を脱がしに掛かってきた。私は全力で抵抗する。
 「やめなさいよ!ボスに言うわよ!」
 その姿を見た部屋の中の兵隊にドタバタと音がするのを聞きつけた部屋の入り口を守る衛兵も部屋に入ってきた。総勢5人。私は1人。通じないお互いの言語。この5人が口を合わせる・・・いや、話さえしなければ、ここで私を犯したとしても証拠がない。随分と男たちに都合のいい局面ができてしまった。
 ビリリ!
 1人の兵士が私の着ていた上着のブラウスを裂く、そして他の兵士が履いていたストッキングの類やパンツスーツもどきの服もどんどんと裂いていく。見立て甘かったかなぁ。コイツら私を犯す気だ。犯されたら死のう。生きてる価値がない。
 でも、必死で私は抵抗する。私だって裏の世界で生きてきた女、こうなってきた相手を見たことも自分がピンチに陥ったことも沢山ある。こう言う時に大切なのは1秒でも良いから時間を稼ぐこと。それはわかってる。
 もう、おっぱいや足やお尻はめちゃくちゃ触られてる。ブラジャーも壊れた、下着のパンツもズレかけてる。あいつらはズボンから臭いのきつい肉棒を露出させて近寄って来る。顔の前に持ってこられて『何をするか分かってるだろ』って顔で立ちすくんでる。そうね、こういう時に何をすればいいか。私はよく知ってるわ。
 バン!クチャ。
 下から玉を突き上げるアッパーカット。これがもっとも効果的だわ。
 「アアアァァァァァ!」
 初めて相手が言っている言葉が分かったわ。1発じゃダメ、連打する。これで相手の債務者を陥落させたこともある必殺技よ。
 怒った別の兵隊が私の脇腹に強烈な蹴りを入れてきた。バキッって音がして体が捩れた。肋骨が折れたか、肋間筋が裂けたか。いずれにしても強烈な痛みが私の脇腹を襲ってきた。そして、もう1人が倒れた私の頭を踏みつけてまた別の1人が私の腕を後ろに回してきた。プロレスのキーロックみたいな形にされて1秒後のこと。
 グググ・・・バキッ!!バキバキ!
 折られた。私の左の上腕骨が曲がってはいけない方向に一気にへし曲げられた。一気に襲って来る尋常じゃない痛み。折っただけじゃなくて折れてからも曲げ続けたから骨片で腕の中の組織が痛めつけられてる。
 そして、そこで始まる踏み付けの連打。私の意識は少しずつ遠くなり始めていた。でも、痛くても耐えないと、殺されるかもしれないし犯されるかもしれない。私はその一心で意識を現世に保っていた。
 数分もすると気が済んだのか暴力の嵐は止まった。上裸に肋骨部には赤青アザ、左手の動きはなく、痛みが脳に響いて来る。かろうじて下着だけは履いてるようだけど、ズレてるかもしれない。
 そしたら、もう1人の兵士が近付いて、今回の件で大河との子作りが止まってたから少し伸びかかってた陰毛を一気に。
 ブチブチブチブチィ!
 抜かれたのかちぎられたのか・・・。どっちでもいいや。こうなったら、私じゃなくて皆に仇を取ってもらおう。
 ジョロロロロロ。
 あったかい水が掛けられてる、匂いもする。白い液体も掛けられてる。汚れちゃったなぁ。外側なら洗える。あとはみんなが来るまで待つことにしよう。

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