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気分次第のバカボンド 現実とファンタジの間をたゆとう日々

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  • 一目惚れして百年で醒める恋

    日常日記です。何にも起こりません。

  • もしも明日があるとしたら

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電話が鳴った。 「オレオレ、どうしよう、オレどうしたらいいんだろ、さっき道で」 早口でまくし立てる声に、スローなAIオペレータの声が重なった。 「この度迷惑電話対応サービスにご契約いただき、誠にありがとうございます。 この会話は録音されております。 通話元のヒガシノハママルヤ様はこの一週間で235回通話されております。内訳は大阪市中町25回、北町15回、南12回などとなっております。 このまま通話を続ける場合は1を、 迷惑電話として通報する場合は2を 迷惑電話として通報する場

    • 現代国語のテストの話

      問3 (1) 今まで読んだ本の中で面白くなかった、これは嫌い、読めないと思った本を一冊あげてください  1-a 題名 1-b 著者 1-c 出版社    (記憶にある限り記述してください。書き間違いは減点の対象外です) (2) 本を手に取った時、どんな話だと思っていましたか。    (解答欄が足りない場合は別紙に続きを書いてください)  (3) その本のあらすじを200字程度で書いてください。     (ネタばれしてもかまいません) (4) どうして(1)のように思いま

      • お稲荷さん

        コロナ期の伏見大社が好きだった。そんなことを考えながらお稲荷さんと神社の話をあげてみる。あげてみるだけ。 なんでそんなことを言い出したかと言うと、桂歌丸師匠の自伝を読んだから。 東京の生家に祠があって、稲荷祭りを盛大にやっていた。 戦争で祠は焼けてしまったが置物のお狐様が出てきたので祖母が丁寧に祀り直した。代が替わって師匠が祀っていたけれど、どうしてもお守りしきれなくなって愛知県豊川市まで奉納することにした。話が決まったすぐ後に豊川市役所から講演の依頼が来た、そんなの話。(

        • 本:実話怪談 予言怪談 の感想の前書き 

          noteの話ではない。noteの話ではないけれど、ここに書いて消化させて。 よそのサイトに予言怪談の感想を書いた。予知と予言の混ざった、不意打ち怪談だということを500文字ちょい一生懸命書いた。 送信ボタンをクリックすると画面が変わり、 「セッションエラーが発生しました。ログインをお願いします」 こんな時に限ってコピペを取っていない。戻るボタンはホームサイトに戻っていく。 500文字消滅。 わたしに予知能力はない。

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        • 一目惚れして百年で醒める恋
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          本:実話怪談 工藤美代子!

          実話怪談の怖い話の本って紙では買わない。 だって、本棚から勝手に落っこちてきたら怖いじゃん。 思っていたけれど工藤美代子氏のライトエッセイがあった。 ライトに書く怖い話。 凡人の怪談。(「不思議がひょんと現れて」改題) ドキュメンタリー作家で皇室関係の本を出している人なのだけれど、まさか軽く怖い話が出てくるとは思わかなった本だ。 怖い話しかない。 さすが人の話をいっぱい書いている人。憑き物が持つ思いすらもそのまま受け入れる。 視える人なので体験は多い。けれど体験者が怖が

          本:実話怪談 工藤美代子!

          本:実話怪談 郷内心瞳著 鯉、鯉、鯉いいいい 

            伏見稲荷の本を探している時にたまたま「逆さ稲荷」が目に入った。文庫。ジャンルはホラー。 本当はもっと宗教的な本を探しているんだけれどと思いながら興味本位に手を取った。神社系ではなく、まさかの食べる方のお稲荷さんだった。 それはそれで出会いなのか、読み終わるころにはすっかりその文体にはまっていた。  一篇終わって一息つく。なんだか薄暗い神社の裏山にいるような雰囲気の話だった、無事自分のアパートに戻って来れたよ。そんな風にインスタントコーヒーを淹れてさあ続きをと本に戻ると

          本:実話怪談 郷内心瞳著 鯉、鯉、鯉いいいい 

          海外ごはん

          梅干し、納豆、白玉餅、なければ作ればいいのよの海外生活、フランスからゲルマン系の地に移住して食の選択肢はより狭くなった。スーパーに足を踏みこむたびにエンゲル係数爆上がりするフランスから、肉肉肉の世界に突入した。パテ、フォアグラも探せばあるが、もっと庶民的な食材が欲しい。 クネル。 クネルはフランスでちくわぶの軽いバージョンとして重宝していた。 ない。 ごくたまに見かけていたが、誰も使わないのか、近所のスーパーにはない。 ちなみに近所のスーパーにはキッコーマンもヒガシマルもヤ

          海外ごはん

          今日の日記 一目惚れして百年で醒める恋

          毎日日記を書いている  2019年1月9日  あれ? 昨日1月9日じゃなかったっけ? 手元の電波時計を確認すると1月9日。コンピュータもスマホも1月9日。日記を見直してみたら昨日1月9日と書いていた。間違えた。家で仕事をしているとなんだか日付の感覚がなくなる。思いつつ1月9日の納品はもう済ませていたのでとにかく10日のタスクを片付ける。  翌日、1月9日  翌々日 1月9日 あれ?  その次の日から何食わぬ顔をして1月10日がはじまった。  5年前のこと。  2024年2月4

          今日の日記 一目惚れして百年で醒める恋

          一目惚れして百年で醒める恋

          今の車に乗りだしてから、警察の人に止められることが増えた。「助手席の人、シートベルトしてませんね」 停められる場所はたいがい七曲り。ひとりなんですけど? 助手席、誰も座ってませんけれど。 あまりにもひんぱんなので、まずは警察に尋ねることにした。 ノルマ、大丈夫ですか? ちゃんと休めてます?  そういうことにしておきたい。

          一目惚れして百年で醒める恋

          結婚理由を記したアンケート用紙を目の前で破られた話

          どうして結婚したの? 結婚を決めた理由はなんですか? 出会いはどこにありましたか? 社会人10年目くらいの女性からアンケート用紙をいただいた。 こういうアンケートはきっと、ふわふわでキラキラを求めているんだろうな、思いながら正直に書いた。 ― 人生の分岐点で次に何をしようと考えていたところだったから ― 医者とか弁護士とかと結婚すれば親も親族もご満足だろと思い、医者とお付き合いをしてみたけれど、どうしても面と向かって一緒にご飯が食べられなかった。そんな中たまたまお話を頂い

          結婚理由を記したアンケート用紙を目の前で破られた話

          弁護士マンガ 読んでいて現実っぽいなと思ったものみっつ

          そこをなんとか 麻生みこと著: もとキャバ嬢、キャバをきっかけに就職を決めた新人女性弁護士の奮闘記。 一番現実的ですいすい読める。ちゃんとストーリーマンガとして読み続けられ、事件もあるあるな流れだった。 出てくる人が基本善い人すぎるかなと思わないでもなかったけれど、法律ネタに振り回されず、まずはストーリーありきでささいな日常を大事に描いてくれるマンガだった。 主人公のシェアハウス暮らしも楽しそう。恋バナもありはするが、それより自分を大事にする主人公に共感。 私もこれを読んで

          弁護士マンガ 読んでいて現実っぽいなと思ったものみっつ

          モラハラ氏、お山の大将と結婚してしまった10数人の経験記3冊

          ①癖:田口ゆう著(人怖2 村田らむ著 竹書房に掲載)小説 ②モラニゲ モラハラ夫から逃げた妻たち 榎本まみ著 飛鳥新社 マンガ ③モラハラと食洗器 堀井亜生/ゆむい著 小学館 マンガ&エッセイ ①癖:田口ゆう著 (人怖2 村田らむ著 竹書房に掲載)  実話怪談短編集なのだけれど、ハラスメント案件あり。夫の城は豪華だけれど狂気だった。    結婚を機に仕事をやめた女性は彼のマンションで暮らし始める。夫から渡される生活費は一日千円に限られていた。それも使い切らないと次を渡しても

          モラハラ氏、お山の大将と結婚してしまった10数人の経験記3冊

          忍法、対ハラスメントの術

          お説教が長い人、同じ小言を延々と繰り返し、論点をずらしてずっと話し続ける相手に効きます。 良質の説教は、短く、要点がまとまっているものです。改善策の落としどころをさがし、論点ずらしはしないものです。 問題があれば論議して、お互い相手の話を聞き、解決策を探す。そしてラストは笑顔で締めくくれれば最高です。 注意事項が長く、罵詈雑言、人格否定にまで及んでくる人、相手が疲れてぼーっとするまで説教をし続ける人はメッセージもネガティブです。全部聞く必要はありません。 相手の発言をこっ

          忍法、対ハラスメントの術

          久しぶりのお出かけ

          「うちのダンナ、外面はいいから」 何気なく言った一言にツッコミが入った。 「それって、DVなんじゃない?」 いや、DVってことじゃなく、単に外面がいい、ということなんだけれど。 家で愚痴しか言えない内弁慶なんだけれど。 そう言おうとしたが、相手には心配をしてもらった。 「外出止められたりしない? 金銭大丈夫? 家で好きなことできる?」 いや、大丈夫です。こちらの気が強くて、こっちが相手を尻に敷かないか気をつけなければいけないくらいで。 釈明したけれど、なかなか信じてもら

          久しぶりのお出かけ

          ヤマ高だより

           屋上にあがると美穂ちゃんがいた。  ― 三講目、さぼったやろ  ― 龍が上がってたから 町の真ん中に御所の森が見える

          ヤマ高だより

          古典落語の文庫、電子本の中身一覧

          あれ、あの話どこにある? 探すのも大変なので、リストアップしました。 打ち間違い、誤字脱字はご指摘ください。 責任は持てません。にんげんだもん。 圓生古典落語 集英社文庫 1居残り佐平太 佐々木政談 山崎屋 千両幟 死神 仙台高尾 包丁 雁風呂 跡取り万歳 浮世床 三軒茶屋 夢金 2 品川心中 質屋庫 唐茄子屋 百川 鰍(かじか)沢 淀五郎 小間物屋政談 猫忠 一人酒盛 能狂言 子別れ(上中下) 3 百年目 大山詣り 御神酒徳利 文遣い 一文惜しみ お藤松五郎 鼠穴 

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