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化粧品開発でココロ掛けていること

当たり前のことですが、使用者さんがどう感じるかを、さまざまなパターンで試しながら、製品化いたします。

使用者さんの立場を考えながら、いろいろなパターンで試すことで、見えない課題が見えてきます。

自分流の化粧水開発の一例です↓

ラボで混ぜ混ぜして、サンプル容器に詰めて、先ずは手や腕で試します。

いい感じだと思ったら、次にお顔で試します。

もっと使ってみたいと思ったら、実際に充填する容器に入れて、一カ月以上、毎朝毎晩使ってみます。

実際の容器に入れることで、キャップの開け閉めのし易さ、使い始めの出し易さや、重さのバランス、液ダレしないかななど、確認できます。

さらに使い続けると、肌の状態の変化や、中身液の安定性、中身が少なくなってきた時の転倒のしにくさなどなど、いろいろと氣づくことができます。

それと並行して行うのは、容器と中身液の安定性や相性を、温めたり冷やしたり、それを繰り返したり、直射日光に当ててみたり、過酷な状態に晒して安定性・安全性を見ていきます。

ココまではごく普通の流れかもですが、自分ならではの判断の仕方があります。

それは、ニオイをクンクンすることと、ぺろっと舐めちゃうことです 笑笑

犬並み以上の鼻の持ち主である自分は、一般の方では感じ取りにくい香りの変化を感じ取ります。

また、女性が好む味と苦手な味がありますので、それをぺろっとして判断します。

どんな味か氣になりますよね???

最大のノウハウなのですが…

甘い味は好まれて、苦い味は嫌がられます。

サラッと聞くと当たり前じゃんって思うかもですが、コレがとっても大切なのです。

あと、自分は元々アトピーだったので、肌が敏感ということもあり、開発にもってこいの物差しです。

お客さまの氣持ちに寄り添い、これからもクンクンペロペロを繰り返しながら、製品開発を楽しんでまいります。

ちなみに、写真に写っているのは、開発依頼をいただきました、ハンドクリームです。

自分のズボンのポッケに入れて、体温で溶け出さないか、ニオイや硬さの変化はないかなど、確認しています。

いろいろなシチュエーションで試すことで、製品は鍛えられるのです!