第77回目「ASKA Terminal Melody」(7月24日放送分)【ゲスト:ASKA】

今週から夏休みに入った。
これから僕は少しずつ忙しくなっていくかな

さて、今回は月一出演でタミ長のASKA本人の登場だ。

先週、ゲストだった平原綾香氏が人によって「ASKAさん⤴」、「ASKAさん⤵」とイントネーションが異なることに疑問を持っていた。
その答えは…フォッサマグナあたりで変わるとのこと
ASKAの地元である九州など南日本・西日本では「ASKAさん⤴」、東日本・北日本では「ASKAさん⤵」と呼ぶ傾向があるそうだ。

…なんじゃそりゃっ!!!

そして、今年、富山県のオーバード・ホールコンサートでASKAは平原氏と共演したが、そこでのASKAの調子は良くなかったという。
しかし、気力で乗り越えた。というのも、ASKAは調子が悪い中でライブを乗り切ろうとする時、よく「気力」という言葉を口にするが、今回は自分がトリを務める前に出演した平原氏のおかげで気力を出せたという。
ASKAも当時19歳の平原氏が歌った『jupiter』を聴いて、その凄まじい歌唱力に衝撃を受けたが、生のハイトーンを聴いて助けられたという。
おそらくASKAは他のアーティストと共演する時は、対立を起こさず、そのアーティストが自分の支えにもなるということを常に意識しているのではないか。

また、今月6日、7日に福岡のキャナルシティで行われるはずだったコンサートが中止となり、9月に延期となったが、元々当日だった6日にASKAは神対応をみせた。
ライブ関係者の中で陽性者が出たことから急遽中止になったのだが、ASKAは病院で陰性だと診断されたあと、すぐに会場に向かった。そして、会場まで足を運んだファンに向けて『FUKUOKA』を披露したのだ。
僕も生で聴いてみたかった。。。

リスナーからのメールは2通着ていた。
1通目はASKAの衣装に関する質問であったが、光沢のある煌びやかな衣装を好んでるそうだ。今回延期となったキャナルシティでも、光沢の衣装がお披露目になるはずだったが、それはレンタル衣装であと2ヶ月間借りっぱなしになるという(ちなみに普段のライブでは衣装は自分で誂えているそうだ)。
収録日当日にレンタルしたままだと気づいたのだが、果たして連絡は無事に済んだのだろうか。。。
また、ハワイのアロハシャツも好んで着ることがあると話しており意外に感じた。

2通目は、リスナーの方が当時大好きだった提供曲についてメッセージが届いていた。その曲は、1987年の森川美穂のシングル『おんなになあれ』だ。僕は飛鳥涼の提供曲は、中山美穂の『MIDNIGHT TAXI』や南野陽子の『フィルムの向こう側』などを知っているが、この曲ははじめて知った。
ASKAは森川氏を高校時代から認知しており、制服姿の氏を見て可愛いと思っていたそうだ。また、森川氏はヤマハ(チャゲアスが最初に所属していた事務所でもある)のボーカルスクールに通っていて、1983年のボーカルオーディションではグランプリを獲ったという。そんな森川氏にASKAが曲提供をしたのが87年であったが、最初に「ララララ~」と本気で歌ったのをデモテープに吹き込んだ後に、歌詞を詰め込んで曲を作ったそうだ。

放送日当日は「SAY YES」発売日であったが、それで流すのはベタだと考え、今回は違う曲が放送された。

Loneliness/ASKA

2017年のアルバム『Black & White』の3曲目に収録されている。
この頃のASKAの曲は、歌詞の主人公がASKA本人で、自身の人生・実体験に基づいたものが多く、ここまでついてきたファンに対し感謝の気持ちを表してる曲が多いように感じる。ドラマ主題歌として作られたSAY YESも当然ながら名曲なのだが、決してヒット向けではなく、自分自身と本格的に向き合って作られた曲にもとても魅力を感じる。Lonelinessもそのうちの1曲だ。

Lonelinessは日本語で「孤独、寂しさ」を表す。歌詞では、主人公が引っ越して1人で新たな生活を始めようとするも、過去にふとしたことで縁が切れ、そのまま別れてしまったた友人や恋人を思い出し、悩みにふける。その中で、南向きの窓から差し込んでくる光に希望を見いだそうとする。
自分がなかなか他人の気持ちを理解することができないのと同じように、他人もなかなか自分の気持ちを理解してくれないとしばしば感じる。結局「自分のことは自分しか分からない」と思う。だけど、やはり誰かに理解されたい。そのような葛藤がこの曲で描かれている。

この曲は普段あまり聴かなかったが、人付き合いが苦手で、トラブルを起こした後に「言わなきゃよかった」と後悔してしまいがちな僕にとってとても共感を覚えた。僕自身は小学生時代から、よく人間関係でトラブルを起こし、一時期は誰にも心を開かない「孤独」の時期を過ごした。生き方がかなり不器用なんじゃないかともつくづく思う。最近でもファン同士でトラブルが何回もあったが、やはり音楽がそばにいて、音楽ファンは絶対やめられない。

来月に続く。




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