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【ふと思うこと】シュパーゲル

今日のドイツ

少しずつ温かくなったらと思ったら
「いやいやまだでっせ」と言わんばかりに冷たーい雨
実に不快ですね。出社時の服装が追い付きません。
今日はドイツ名物の奴について思ったことを
ややお下品に感じる方もいるかもしれませんが、そこはご勘弁を。。。


ニオイとワタシ

人間にとって、、、、いや動物にとって匂いって大事な感覚です。
日本語でも文字で”匂い””臭い””ニオイ””にほひ”てな感じで表現しません?
「イイにおぉーい!」と子供が妻の料理を見ているのは何とも言えない光景です。
「パパ臭ーい」とベランダでタバコを吸った後言われ始めたばこの吸い方を考えたのも。。。ニオイ起因です。
私は以前水産系で勉強していたと記述しましたが、研究の内容は嗅覚に関するものでした。
なんて前置きはいいのですが、やはり”におい”ってめちゃくちゃ生活に密接している分、記憶とリンクしていることが多いよなと思っています。
皆さんは記憶とリンクしている”におい”って何ですか?

ちなみに私は”春のにおい”ですかね。なんか入学とか入社とか転勤とか色々思い出してくすぐったくなります。

ドイツでの春

ドイツで春を感じるものは?といわれると・・・・・
特にないなぁーーーというのが正直なところ。
普通に桜とかですかね。。。。
でもドイツには”ヤツ”がいる!
と、、、ある日スーパーを歩いていると異常なほど”シュパーゲル=白アスパラ”が陳列されていました。
日本でも北海道とか有名ですが、あまり日本で食す機会は多くありませんでした。値も張るし、缶詰の奴も”これはうまい”と思ったことがないのが正直なところ・・・。
去年はドイツにいたにもかかわらず、目にも留まらないずスルーしていたのでした。
また、昨年会社の会食でレストラン行った際、私はドイツ語が分からず”soep(スープ)”という言葉に飛びつき前菜にジャガイモの冷製スープを注文。いざ前菜が来たら20人くらいの同僚たちはみん-なホワイトアスパラを注文していた・・・・。
「みんなこれが大好物なんだ!これを食わないなんて損してるよ。旬は短いしね。。。」と同僚から言われました。
それだけホワイトアスパラはドイツの人々(ヨーロッパ?)にとって大事な食材なんだなと感じました。

この時はひねくれていたので、「もっとうまいもんあるやろw」と思っていました笑

二度目の春 奴がいる・・・

そしてこの春前述の通り、スーパーでシュパーゲルちゃんを発見。
まぁいい機会だし買ってみるかと購入。。。
でも1束500gって・・・そんな食えねーよ笑
どうしたもんか・・・・
結局は伝統のオランデ―ズなソースで食したり、天ぷらやソテー、スープにして食べました。
やはり茹でたてすぐのシュパちゃんは”うまい”
あまりこっちにきて舌に合う料理は多くはないですが、”これはうまし!しろし!”
すっかりハマりました。

おらんでぇーず
ねればねるほどwww

君どこかであった?

シュパちゃんをゆでるときには、ご存じの方も多いと思いますが
塩やレモン(人によっては酢?)そして下ごしらえで出るシュパちゃんの皮や根元の部分を一緒に茹でます。←うまみがでるんやてぇ
そしてそのゆで汁もおいしいので捨てるな!と書いてあります。
いざ!茹で上がり。ザルに濾してスープを取り出したところ・・・
「なんか。嗅いだことある”におい”だな?」
と脳裏に思い浮かんだものの
「早く食べたい!」とオランデ―くんに取り掛かり
そのまま食事へ。。。。
その後悲劇の再会?が起きました。。。

ドイツではシュパーゲルゆでる専用の鍋があるんやてww

おおおお・・・・お前は。。。

食事後軽い筋トレをして、厠に行った時の事でした。。。
ありえないほどの臭いが便器から立ち込めてきたのです。
「いやだぁーなんだこの臭い?くっさーい」
40手前のおっさんとして恥ずかしいのですが、おねぇ口調。
こんなん初めてやで、ついに内臓いかれたか?と心配しました。
いやまてよ。このニオイ定期的に嗅いでるぞ?
そう・・・思い出すとデパートや駅、レストランやホテル時々嗅いだことのあるニオイなんです。
出会うたびに「あーぁー年取ると尿ってこんなニオイになるんやな。いやだいやだ。」なんて思っていました。
その匂いを自分が発しているかと思うと本当にげんなりしました。

でも。。。。待てよ。。。このニオイ。。。さっき。。。
「もしや!あいつか?」
そうシュパちゃんのゆで汁に少し感じたニオイに近かったのです。
このニオイって”アスパラガス”からなのか?
マジ?と思って調べてみました。

最初は、ショックすぎて、妻にLINEしましたw

アスパラガス ・・・・

とググっていたところ予測ワードで”尿 臭い”って出てくるじゃなぁーい
各サイトのデータの正確性が分からないのですが
要約すると

  • アスパラガスを消化している最中に人が臭いと感じるニオイ成分が発生

  • そのニオイ成分は作れない人と作れる人がいると信じられてきた

  • しかし、本当はそのニオイを感じるか感じないかの差である

  • 感じるか感じないかは持っている遺伝子に左右される(正確には受容体)

  • 欧米では昔から議論が盛んであった(臭いか臭くないか)

知らなかった

こんな議論が欧米でされていたとは知らなかった
ってかアスパラで尿が臭いと感じる現象があることも知らなかった
まだまだ世の中には知らないこともあるもんだと
感心いたしました(ちゃんちゃん!)

私は今まで今回の似たようなエピソードを周りから聞いたことがありませんでした。なぜ?

感想戦

ニンニクとかビールとか(ブレスケアの宣伝でゆーてる対象物)はデートの際に一緒に食べれば怖くないですが。。。。。
アスパラガスは、一緒に食べて、自分は感じなくても、相手が感じてしまう可能性があります。
というか消化中にニオイ成分が生成されるとなると、体臭でも感じる可能性があるという事・・・か?
デートの際には注意が必要そうではありますね。
恐ろしいことに摂食後15分後にはニオイ成分が生成されるようです。
しかし、私自身このニオイと記憶はあまりいい関連性を持っていないw
自分を知るという点では、1度自分で実験してみてはいかがでしょうか
なお普通のアスパラでもホワイトアスパラでも変わらんそうですw


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