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日本沢山旅して来ました LOCAL JAPANESE FOLKLORIST 2023/11/05 START "日本の道" 毎週日曜23:32〜ON AIR全50回 pursuit of Happiness and being an expression of joy

最近の記事

悪は存在しない/関心領域

悪は存在するのかしないのか 悪は陳腐なのか 今回この二つの映画を見て揺さぶられてほしい 今期最も揺さぶる内容だった 面白い 偶然の何かをきっかけに悪は忍び寄るのかもしれない 正しいと思っていることを正当化する 疑心に怯え目を伏せているのかもしれない 俯瞰し客観し何かに気付くのかもしれない 悪とはなんなんだろう 悪のないだろうか 二つの映画には愛は語られている その愛の対象はなんなんだろうか 今回これを機にハンナアーレント著作や夜と霧 フロムの自由からの逃走を再読し

    • 対立構造/関係

      構造とは 全体を形づくっている種々の材料による各部分の組み合わせ。 作りや仕組み 関係とは 1 二つ以上の物事が互いにかかわり合うこと。また、そのかかわり合い。「前後の—から判断する」「事件に—する」 2 あるものが他に対して影響力をもっていること。また、その影響。 形や物事とは、それぞれが持つ個々の作りや個々の仕組みを関わり合わせながら成り立たせている 社会と個(人) 自然と人工 人とモノ 都市と地方 過去と現在 理想と現実 大人と子供 上流と下流 それぞれの対象

      • 遺言葉

        刻々と変化する体 うっすら死期の気配に遺言を少しずつ書いていく 自宅のノートに綴っていく もう少し行きたい、という気持ち モノも想いも履歴を消してゴミを残さずに去ろう思う これまで心通じた人と 今この時期に直近で連絡を取っている人達に送る言葉を綴る  酷くだるいがこの命使い切って燃え尽きるまで メメントモリ 死の活用 宿命に生き 運命に戯れ 使命に生きる 荒川修作のように常に生きていれば死ぬ事なく 春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 冷しかりけり あと何回 

        • 観察は謙虚に仕事は楽しく

          不思議には自身の目で脅威しなければならない 寺田寅彦の門下として、不思議に目を傾ける魅力を学び、物理だけでなく、絵画、映像、音楽、文学に触れた宇吉郎の言葉や写真、映像の記録は美しい 世界で初めて人口雪の結晶を作り、記録し、 世界を旅した宇吉郎 自然界の結晶の多くが不完全な形をしている 綺麗な六角構造のものは稀である 事実羅列の面白さの中に美を求めるものと不規則な形に愛着と価値を見出し、自然に謙虚に向き合った "科学的である、とはいったいどのようなあり方をいうのだろう

        悪は存在しない/関心領域

          奈留島へ/瞳を閉じて

          4月、五島列島福江島から奈留島へ 穀雨訪れ雨はGWの中頃まで続く 五島の時間も半分は雨だった 天候でフェリーへ出ず中々奈留島へ向かう事が出来なかったが、風がない日に行く事が出来た 小さな港が3分くらいすると見えてきた 小雨の中徒歩で奈留島まで向かった 島は日曜日の雨 乗客も人の気配も少なかった 数台すれ違う車があるくらい通りを見渡しながら歩く 途中世界遺産センターでスタッフの方とお話しする 潜伏キリシタン関連の集落天主堂は2018年に世界遺産に登録された 一際人

          奈留島へ/瞳を閉じて

          親しく愛しいモノが滅びなくなっても悲しむ筋合いは少しもないだろう

          素朴で力強い空の碧 つぎはぎだらけの花村安治の一銭五厘の旗 素晴らしい装丁と手に持った重さに惹かれた 美しい暮しを人は必要としている 国に貸しに貸しまくったその後は何もなかった戦争を経験した花村安治 暮しの手帖の初代編集長で半生全てを編集に行きた花村安治 戦後3年で暮しの手帖を創刊させ 日本の暮しに美しさとはを訴えていく 1文字1文1ページ、1枚の写真、装丁も全て力一杯の想いを込める なのでそれを犯す広告は一切載せない いいものはいい だめなものはだめ わるいものはわ

          親しく愛しいモノが滅びなくなっても悲しむ筋合いは少しもないだろう

          夜が明ける

          豪徳寺に向かう小田急の車内の事 下北から女性が多く乗って来た 目の前に乗って来た女性に視線を向けると本を開いた 今僕が手に取って立ち読みしている本、同じ西加奈子の本を向き合って開いた 二人共、豪徳寺を降りる 女性の歩く背中を見ながら本の感想を想像していた 数日後、 読み終わった後 夜の渋谷を散歩した いつもどおりなるべく人がいない道を選んだ 泣き言言っても誰も助けてはくれない 昔、友人の父が僕にそう言った その時僕はフィリピンの離島でその言葉を聞き海を見ながらどう生きる

          夜が明ける

          さびしさについて

          季節のおわりはじまり 出会い別れ 賑やかな場所静かな場所 無くしたり捨ててしまったり 拾ったり掴んだり 晴れやかな生きるかなしみ 見落としていた人生のおもろみ そんな山田太一を思い出すタイトルで手に取った 知らない物書き二人の往復書簡 かなしみの本意はわびしさやはかなさ 慈しみや愛するゆえの想いがある 琴線に触れる瞬き 冬山の静けさ寂れた寺の庭 人の営みから自然へと還る大きな流れの敬意にも似る そんな心象を生む 消えて無くなる手放し失う 死の観念は一概の喪失にはなら

          さびしさについて

          ニッポン戦後サブカルチャー史

          NHKで昔やっていた宮沢章夫の日本戦後サブカルチャー史。 サブカルチャー、オタク、マイノリティ 60.70.80.90年代と戦後日本の復興とその社会の中で生まれたムーブメント。触れた人も多いと思う。 宮沢章夫を知ったのは、ファッション、音楽経由。 そこで知った原宿のピテカントロプスエレクトス、という伝説の、クラブ。 いとうせいこうやYMO、プラスティックスなど著名人が集った場所。 そのピテカントロプスエレクトスについて早稲田で講義をしていること知り、伺ったのは最初で最後の

          ニッポン戦後サブカルチャー史

          記憶

          4年に一度の閏年の1日が過ぎ、3月が始まった 2月辺りは少しさびしいことを思い出す 2011/2/22のクライストチャーチの地震 もう13年経つ。時間は止まっていたように思っていたけど、記憶の中で変わる事ないあのころの笑顔のままに33歳になったんだなあと考えるようになった 僕も42になる。東京は10年目 今の仕事も10年 とても節目の年、2/22のコトを一週間経った閏年の2月最後の日に思い出した 年齢だけ重ねて、時間が止まっていたようにも感じていた 「お互い成長

          【二月の読書】エリックホッファーアフォリズム集

          主体性は与えられるものではもないので 自己に向き合って自ら与えていくしかない 道も行き方も行動も自尊心も与えられるモノはない 与えられるモノ、コト、情報、思想、感情 インスピレーションでは、 何をやればいいか、何をやりたいか、は与えてくれない 与えられた空虚な人生に夏目漱石も悩んだ 動機、衝動、本能は自己に向き合って 自らを知り、自らに自尊心を そして思いやりを外にも自己にも与える側へ "人間に関する思想で二百語以内で表現出来ない事はない" というホッファーのアフォリズ

          【二月の読書】エリックホッファーアフォリズム集

          Please save my earth〜僕の地球を守って〜

          ある時、毎晩同じ夢を見る どこかの場所で過ごす途切れ途切れの夢 夢の自分は知らない誰か どこかの場所での悲しい物語 目を醒ますと普通の日常 その日常に同じ夢を見る7人の人間がいる 近くもなく遠くもなくすれ違うこともない その7人は同じ夢を見て夢の中で会っている その夢は過去なのか今なのか未来なのか その夢は一体どこの場所なのか 毎晩見る同じ夢の物語は現実と同じように少しずつ進んでいく

          Please save my earth〜僕の地球を守って〜

          都内某所坂本図書

          見た情報をノートに書く 文字や絵でノートに書く 簡単にシェア出来る時代にそれが出来ない場所 都内某所 来た人だけが場所を知る 自分の言葉で残していく 書き写すだけでなく今までの表現や体験を引き出す 本に向き合う為の時間 ひたむきに静かな時間 定期的に来ている 物音や息遣いを気にする 共有する場で一定の静けさが保たれる スマホは閉じたまま 文字に向き合う 向き合うには暇というか時間が必要で 本の言葉に向き合うとは自分の内面に向き合う同意 没頭し時を忘れるとはいつまでも

          都内某所坂本図書

          自己信頼

          聖書と一緒で外側に価値や真理求めるなら これを読んでもただの自己啓発本 自分の内から湧き出た好奇心、動機、衝動を開放しているか 意思を持って行動しているか 経験し、内省し熟考し、 また好奇心、衝動に動き、動機が湧き出るのを自らに確認し、素直にまた意思を持って行動することの素晴らしさ そういうものがないと目新しいものとか外部への価値関心、引っ張られてる 自分を見失う 大勢の人混みに飲まれて 自分を否定し、または無関心になり 壁を作り、限界を立てて諦める マジョリティと個を

          沸騰時代

          アングラという造語が生まれた 新宿の60.70年代 戦後復興、2つの安保闘争 若かった日本社会とアーティスト 寺山修司、蜷川幸雄、唐十郎などの劇作家 横尾忠則、宇野亜喜良、イラストレーター フォーク、ジャズ、暗黒舞踏など皆血が沸騰していた 石黒健二がかつてそう言った 既成表現を壊そうと前衛で冒険的な演劇、芸術 蠍座、テント、天井桟敷 70.80年代に原宿に移りアングラからサブカルチャーへ 天井桟敷だけは70年手前に並木橋にあった 天井桟敷の創設メンバーや九条今日子の当時の

          在宅から出社を快く決める心得。

          "スマホを閉じ、外へ出よう" "直接人と話そう、人と会おう" "いいね!は直接言おう" "無価値な情報を振り返ろう" "今年も二週間が過ぎた。残された五十週間を人と話そう" "SNSから一方的に情報を得て、たくさんの人生の時間を消費したことを振り返ろう" "気になった事は自分で考えて人と会って話して思考を繰り返そう" 今回はまず自身へのメッセージを冒頭に共有。 新しいSNSの進化を考えるプロジェクトに本業とは別に触れている。 きっかけを与えてくれたアプリ開発者に

          在宅から出社を快く決める心得。