村松 健

“なつかしゃ唄の島” 奄美大島在住の音楽家(ピアニスト/作曲家/三絃奏者)、村松健が自…

村松 健

“なつかしゃ唄の島” 奄美大島在住の音楽家(ピアニスト/作曲家/三絃奏者)、村松健が自作の1曲をタイトルにして綴るフォトエッセイです。村松健のプロフィールはこちらからどうぞ→ http://www.ops.dti.ne.jp/~ken-scs/profile.html

最近の記事

夕べみた夢

皆さんは“夢” ご覧になっていますか。最近見てないなぁって方でも、実はひと晩に大体3本立てくらいで見ていて、それを覚えていないだけらしい。今回は、この寝ている時にみる“夢”について。

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    • New Days

      僕の考えでは、人は毎日生まれ変われる。 ところがどうも昨日の続きをやっている方が多い。 けれど、きっとどなたの記憶の中に New Days そんなふうに呼びたくなる季節、思い当たるんじゃないかな。 生まれ変わるための鍵はそこにある、そんなお話を…

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      • 素敵な人生

        素敵な人生は、人の数だけある けれど、“ああ、こんな人生は何て素敵なんだろう” そう思わせてくれる人に出会うことがありますよね。直接お目にかかることもあるけれど、メディアを通して知り得る存在だったり。僕にとって素敵な人生ってどんなものだろう、はてと思いを巡らしてみた。

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        • 祭りのあとで

          彼方から風に乗って、テンッ〜テテンッ〜と太鼓の音が微かに聞こえてくる。少し行くと今度は篠笛の抜けの良いハイトーンが時折り、辺りにこだまする。収穫の終わった田圃に加わる音の風景。この国に生まれた運命をこんなにも嬉しく感じたことはない、無性にそんな想いが湧いてくるのだ。

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        夕べみた夢

          なつかしい南風と

          今年の夏、皆さんはどんなふうに感じていますか? 最高気温だけ見ていると、数年ぶりのともかく暑い!ばかり。 でもこんなダイナミックなこの季節は久しぶり、そんな気もするのです。

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          なつかしい南風と

          カウントダウンエッセイ “うとぅ〜しゃへの道2023”

          奄美野外公演"うとぅぬうしゃぎむん(うとぅ〜しゃ)"=おとのささげもの いにしえからある島の聖なる地を束の間お借りして、 村松健の音楽が醸し出す『時空』を共にするひととき。 それはまるで大いなる"聖地"への感謝をこめた捧げものなのです。 島の人々に支えられ、2023年に19回目を迎えます。 “うとぅ〜しゃ”まであと10日 僕らの奄美大島は、8月上旬にすでに12日間も船が止まり、しぶり(冬瓜)と乾物と冷凍もの以外なぁんにも食べ物がなくなったんだ。でもあの彷徨台風がまだナン

          カウントダウンエッセイ “うとぅ〜しゃへの道2023”

          永久の渚

          海から離れて暮らしてた時は、 ここに来るのがただ、嬉しかった。

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          そぼ降る夕べ

          皆さんは雨をお好きですか? 生きとし生けるものに不可欠で、命をつなぐ恵みを分け隔てなく与えてくれる雨。 雨降りの日には、人が作り上げた街の眺めさえ少しだけ自然の中に還してくれる。 野外公演もあるから大きな声では言えませんが、やっぱり雨が好きだな。 梅雨空の下、窓の向こうに木々の、梢から伝わる雫に樹皮が艶めくのを眺めながら、 今年もそう思う。

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          そぼ降る夕べ

          グリーンシャワー

          皆さんはこの地球で最も繁栄している生き物は何だと思われていますか? ミクロの世界を除けば、その命の数はもちろん、種類つまり多様性においても圧倒的なのは、植物と昆虫たちです。 BIGBANGや恐竜を絶滅に追いやった隕石の衝突によってもたらされた大きな環境の変化、氷河期もそうですが、そうした時この星には滞らない水の存在がありました。そしてその最初の利用者であった植物たちが息づくことで、この世界は繰り返し蘇ってきました。僕たち人間もまた植物たちの営みの傍らでずっと長らえてきました

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          グリーンシャワー

          花神

          サクラの花が嫌いな方はあまりいらっしゃらないと思いますが、春の到来を告げる、あるのが当たり前の存在、という方も多いのではないでしょうか。この国でこの花が愛され続ける発端が、実は僕らの主食と深い縁を持っていることをご存知ですか?

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          ひかりの春

          季節の到来の待ち遠しいのは、やっぱり凍える季節をくぐり抜けて訪れるこの季節ですよね。まず北風が息をつく束の間に感じる土の香り、そして南向きに変わって春一番が頰を叩く。三寒四温に半信半疑だった春の到来をそうしてだんだん信じられるようになる。時間をかけて訪れるから、毎年ありがたいんだね。今年もまた野辺に出かけていく。

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          水の即興

          立春の頃には、今年の肌合いというか時間の進み具合というか、そんなことをなんとなくつかめてくるような感覚、ありますよね。ちょうど僕のファーストパフォーマンスを分かち合って頂ける時でもあるので、今回は僕の中からの音楽の生まれ方について書いてみようと思う。

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          除夜

          生録~なまろく~という言葉をご存知ですか?世の中のあらゆる音を記録、つまり録音してそれを試聴して楽しむ行為のことなんだけど、ちょうど僕がティーンエイジャーになりかけた頃、それまではマニアだけのものだったのが、カセットテープの進化や携帯用カセットデッキの出現によって誰もが楽しめるホビーのひとつになった。今にして思えば、自作のサウンドを誰もが楽しむというとっても創造的な趣味でした。

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          赤いお月様

          黄昏時、立ち並ぶビルの間にぞくっとするほど大きな赤い月を見つけたとき。あるはずのない場所に明かりが灯っているような気がして、振り返るとそこに妖しげに満月があったとき。大気を通り抜けることを許された赤色の太陽光だけに染めあげられた、低いところにあるお月様。ふいに現れては、実はここが宇宙に浮かぶ星の上であることを僕らに気付かせてくれる。

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          夕なぎの記憶

          足かせが取れたこの夏、暫くぶりに満喫された方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。ところで皆さんにとって夏と結びつくロケーションはどんなところですか?

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          夕なぎの記憶

          おいしいお茶の入れ方(淹れ方)

          八十八夜は少し前だったけれど、今回は八・八にかこつけてしばらくぶりに僕の愛するお茶のことを書いてみたい。

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