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#.2 カメラのセンサーサイズについて自分なりに思う事。〜永遠のテーマ〜


朝起きると髪の毛がチリチリになってる。。

髪の毛のクセでその日の湿度が分かります。

どーも夏の風物詩、クセ毛マンです 笑


さてさて、突然ですが僕は夏が嫌いです。

なぜなら髪の毛がチリチリになるから。

僕は夏が嫌いです。

なぜなら暑いから。

寒さは着込めば凌げるけど、暑さは裸になっても暑くてね、、

冬はロマンチックなイベントも多いし、髪の毛サラサラ✨

とまぁ、こんな夏好き冬好き論争ってありますよね。

人間の感情って人それぞれだし。

こんな正解がなくて答えもない、そんな論争がカメラ界隈にもあったような、、。

そう、センサーサイズ論争です。


XF35mm  F1.4



僕は今までマイクロフォーサーズから始まり、APS-Cを経由して、今ではフルサイズセンサーのカメラを2台所有しています。

とはいえ貧乏人ですから、フラッグシップとかいう大それたカメラは使った事がありませんけど💦

マイクロフォーサーズはOLYMPUS E-M5 m2からE-M1markⅡを2年ぐらい愛用して、途中からFUJIFILM のXシリーズを併用し5年ぐらい継続して使っていました。

OLYMPUSもFUJIFILMも本当に良いカメラで、今でも大好きなカメラメーカーです。
※OLYMPUSはなくなっちゃったけど泣

特にFUJIFILM Xに関しては、ある程度カメラ知識が備わってから選んだという事もあり思い入れもひと塩です。

FUJIFILMのカメラは写りといいますか、コンセプトといいますか、、、なにかカメラ作りに対しての考え方みたいなのも含め大好きでしたので、このままずっと使い続けていくものだと思っていたのですが、、結局今ではフルサイズカメラへと完全移行してしまいました。


XF 16-55mm F2.8 R WR


今まで愛用していたカメラにはそれぞれ思い入れがあり、今でも自分が使っていたカメラやその後継機には特別な感情があります。 

高い評価を受けていれば嬉しい気持ちになるし、逆に悪い評価を受けていたり、そもそも話題にさえあがっていないと、、それはそれでとても悲しい気持ちになったりして。。

どのカメラにも愛情を持ち全力で向き合ってきたつもりでしたので、各センサーをそれなりに使い込んできた自負はあります。

そんな事を加味した上で僕なりに、センサーに対して思う事、感じてる事を書いていきますので最後まで読んでいただけると幸いです。


M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 Pro


まず軽く僕のカメラ歴史から。

僕がカメラを始めた2016年の春頃は一眼レフ vs ミラーレスみたいな抗争真っ盛りで、なんとなくミラーレスカメラは新参者で一眼レフ界隈からは毛嫌いされていたような気がします。

あの頃の一眼レフといえばCANON 1DX m2 やEOS 5Dm4 ・ NIKON D5 D850 がカメラ界の頂点に君臨し時代を引っ張っていた印象です。

もちろんその他にもう少しリーズナブルなフルサイズ一眼はありましたが、当時の僕にフルサイズカメラはおろか、そもそも一眼レフ自体がとても敷居の高いカメラだと思い込んでいました。

てか、はじめてカメラを購入した頃はそもそもセンサーサイズの違いすら知らなくて、たまたまお店で気に入ったカメラがミラーレスカメラで、たまたまセンサーサイズがマイクロフォーサーズだったってだけの話です 笑


M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 Pro


当時スマホのカメラは今ほど進化もしていなくて、"カメラ" との写りの差は歴然でした。

特に夜の撮影ともなればスマホなど出す気にもなれませんでしたからね。

そのぐらいカメラとは偉大な存在でしたよ。


XF 35mm F2.0 R WR



僕がはじめて買ったカメラはというと、レンズキットで16万円ぐらいして、当時ハマるかどうか分からない趣味に16万円の先行投資は本当にドキドキでした。

購入してすぐに自宅へと戻り開封したあの瞬間は今でも忘れません。

カメラを持った喜び。

大好きなカメラ。

何も知らず見た目だけで選んだカメラでしたので、本当に本当に嬉しかったです。

カメラの所有感に満たされていますから当然写欲も爆上がりです。

仕事が終わると疲れも忘れ、夜な夜な外へ出て撮影に行く日々が今では懐かしい。


XF 35mm F2.0 R WR


はじめはオートで撮影してたのに、そのうち自分の意思で設定してみたい欲が湧いてくる。

色んな記事のHOWTOを読み漁りカメラの操作方法を学ぶ。

寝ても覚めてもカメラの事で頭がいっぱいでした。

お、Aというモードはレンズの絞りを調整するのもなんだな。

お、Sはシャッタースピードを自分で選べるのか。

シャッタースピードを長くすると人が消えたり光の光跡が写るんだ!?

毎日が発見でした。


LUMIX S 24-105mm F4.0



ある程度写真のノウハウを知った頃、当然センサーサイズとはなんぞや?という謎に行き着きます。

サンタさんの存在に疑問を抱いたあの頃のような。

子供ってどうやって出来るのか、、なんとなく理解し始めたあの頃のような、、🙈

カメラってセンサーサイズに違いがあるのか。。

え? それによってなにか違いはあるの??

こんな疑問、疑念、迷走、困惑、色んな感情が駆け巡ります。

そりゃそうですよね、OLYMPUSのマイクロフォーサーズ以外使った事がないんですから、違うセンサーや他のカメラがどんな写りをするとか、性能がどうとか知り得ないんです。

ただ分かっている事実は、自分が今愛してやまないカメラはマイクロフォーサーズという規格であり、レンズ交換式カメラの中では比較的小さいなセンサーを搭載したカメラであるということ。

何不自由なく使えるカメラだったのに、、もっと大きなセンサーがあると知ってしまった以上、使ってみたいと思うのが人間の"性"じゃないですか。

買えない金額なら諦めもつきます。

ただ少し背伸びしちゃえば、届く。

決して高嶺の花じゃない。

手が届いてしまうプライス。。

悩む。

毎日

悩む。


XF 16-55mm F2.8 R WR



その頃からたくさんYouTubeやブログを観るようになった。

ネットにはたくさんの情報で溢れていたのです。

『フルサイズは凄い!いや、フルサイズなんか使わなくていい!いやいや素人ならAPS-Cで十分でしょ!』

溢れ返る大量の情報は、僕の脳には刺激が強すぎて、今思えばあの頃、一番大切な写真を撮るという行為よりも、どんなカメラを選べば幸せになれるのか?ということばかりに執着し始めた気がします。


XF 16-55mm F2.8 R WR



僕がはじめてカメラを買ったお店は、近所の小さな家電量販店。

みなさんもご存知だと思いますが、小さな家電量販店のカメラコーナーってめちゃショボイじゃないですか 笑

これからカメラをはじめようかな?ぐらいのお客さんが腰を抜かしたら大変ですからね、それこそ10万円以内でダブルズームキットが買えるような、そんなお店です。

ここじゃダメだ、ヨドバシへ行こう!

意を決して本丸へ乗り込みます。

ドキドキした。

前日から眠れないほど脳内はヨドバシカメラ。

店内に入りカメラコーナーを覗いた。

僕は衝撃を受けたのだ😳

所狭しと並ぶカメラたち。

各メーカー毎にブースが設けられており、ゾロっと並ぶカッコいいカメラやレンズ群。

三脚も雲台もカメラバックも何でもかんでもがあるんです。

ネットでしか見れなかった機材の数々が今目の前に、僕の手の届くところに

"並んでいる"

高ぶる鼓動

憧れの芸能人にでも会ったかのようなこの高揚感。

今まさに少年から大人になった、、あの独特な高揚感。



XF 35mm F2.0


よし、もう一台追加しよう。

ここで選んだカメラがFUJIFILM X-T10でした。

僕がはじめて二股を掛けた瞬間です。

当時のFUJIFILMカメラはめちゃくちゃマイナーで店員さんも販売にあまり肯定的ではなかったですね。。

FUJIFILMを推すYouTuberもほぼゼロで謎めいたカメラメーカーでした。

ただデザインのカッコ良さが僕にとっては群を抜いていて、しかもフィルム屋さんが作るカメラってなんか刺客感がカッコいいなって。

情報は少なかったけど、直感でFUJIFILMに惹かれ、さらにはAPS-C機しか取り扱っていなかった(当時GFシリーズは登場していない)のが選んだ最大の理由です。

これで僕は一つ上のセンサーサイズへとステップアップしていったのです。

もちろんまだマイクロフォーサーズも持ちながら。


NIKKOR Z 20mm F1.8


今思えばこの時、マイクロフォーサーズセンサーとAPS-Cセンサーを併用していても、特に画質とか高感度耐性への差を感じるという事はなかったような気がします。

これにはもちろん理由があるんで、後ほどお話しますね。

OLYMPUSとFUJIFILMを携えて僕は本当に満たされていました。

どちらのカメラにも魅力があり、どちらのカメラにも良さがあって

このままずっとこのスタイルでいくんだ!そんな思いはありました。

ただ一つ大きな問題があったのです。

それが

維持の大変さです。

僕はMr.貧乏人。

二つのマウントを揃えていくのは容易ではありません。


NIKKOR Z 24-70mm F4.0



FUJIFILMの見た目が好きで、FUJIFILMの写りにも満足していた事もあり少しずつ使用頻度に差が出てきました。

OLYMPUSはお留守番、FUJIFILMを持ってお出かけ。

となるとOLYMPUSでカバーしていた焦点距離と同じ焦点距離をFUJIFILMでカバーする必要があったのです。

悩む。

財布に目をやる。

悩む。

妻に目を向ける。。

逸らされた。

悩む。

マップカメラのサイトを覗く。

悩む。

悩む。

悩みながら、、

「ワンプライス買取」を眺め電卓を叩く日々。

はぁ、、一体どうしたら良いのか、、、。

と答えはすぐに出てしまいます。

いでよ〜

FUJIFILM〜


内容と画像はリンクしておりませんので笑


とまぁこの画像は完全移行した時の写真ではありませんが、このようにFUJIFILMへと完全移行してしまうのです。


長らく愛用していたマイクロフォーサーズを手放していよいよAPS-Cセンサーの本場へとやって参りました。

ただ正直マイクロフォーサーズの写りに不満があったとか、力不足を感じたって事は全然なくて、単純にFUJIFILMのカメラが好きになって、たまたまAPS-Cセンサーを搭載していたってのが真意です。

FUJIFILMのカメラってカッコよくないですか?

僕は今でもFUJIFILMのカメラが一番ビジュアルがいいメーカーだと思っています。


内蔵フラッシュが良き



当時FUJIFILMはボディ内手ぶれ補正を頑なに搭載してくれなくて、、画質優先とか訳分からん言い訳しやがってイライラしていた記憶がありますが、X-H1ではじめてボディ内手ぶれ補正機能を搭載してくれて発売当日にマップカメラに並んで購入した想い出があります 笑


XF 35mm F2.0



ここでマイクロフォーサーズからAPS-Cセンサーへ移行してもあまり違和感を感じなかった理由を考察します。

まず大前提はPCのスペックである。

当時の僕が撮った写真を管理していたPCは13インチぐらいの低性能ノートPCでした。

解像度FHD、画面は小さい、ダイナミックレンジも低い、解像度も低かったのがセンサーサイズの違いに気付かなかった大きな要因ではなかろうか。

それと当時の僕はISOを上げて撮影する事を頑なに拒んでいたので比較的に綺麗な画質が得られていたのだと思う。

長時間露光の撮影も嫌いじゃなかったし、夜は可能な限り三脚に据えて撮影していましたので酷いノイズは乗りませんでしたね。


XF 16-55mm F2.8 R WR


※ちなみにアップしてる写真にはなにも意味はないし、全然時系列に沿ってないので気にしないで下さいね💦


その後RAWで撮影して後々PCで現像するって作業がとても楽しくなりいよいよPCのバージョンアップに取り掛かるのです。

そこで買ったのがMacBook Pro13インチでした。

これによりデータ処理速度は格段に上がりましたが相変わらず画面は小さいので、やはりこの頃も画質の良し悪しとかはあまり気付かなかったかなぁ、、おぉ!画面めっちゃ綺麗✨とは思ったけど。

ある意味幸せな奴でした 笑


XF 16-55mm R WR



それでも僕が使ってきた印象としては、マイクロフォーサーズとAPS-Cセンサーとの間には、画質とか高感度耐性とかの大きな差ってないように感じましたね🤔

てか物理的にない訳ないのですが、ほとんど見分けがつかないミクロの世界な気がします。

神は細部に宿るとも言いますので、そのミクロが勝負の分かれ目なのは百も承知ですが、おそらく30インチ以上ある5K以上のモニターとかで鑑賞しないと目利きは出来ないんじゃないかと思われます。

あ、検証などしていないのであくまでも主観ですがね🤭


NIKKOR Z 70-200 F2.8


そしてこの頃、僕の諸事情により引越しを余儀なくされ首都圏から地方へと移り住むことになって、、僕の環境は大きく変わっていったのです。

もともと田舎の出身だった僕は首都圏の煌びやかな世界を見ているのが好きでしたし写真を撮るのも楽しかった。

オシャレな被写体は街中に溢れていてモチベーションが下がることはありません。

外を歩けば、そこにはテレビで見ていた憧れの光景があるのです。


M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8

※基本OLYMPUSで撮られた写真はカメラやり始めてすぐの写真ですのでめっちゃ下手です😢
今も下手だけど🙈💦



ただカメラを向けてシャッターを押すだけで素晴らしい写真が撮れました。


ところが引越し先には何もない。

大自然でもなければ観光名所でもない、近場でシャッターを切れば素敵な写真が撮れる場所なんて皆無。

愕然としました。

外へ出ても何も素敵な写真が撮れない。

いや、撮るセンスやスキルが僕にはなかった。

ただ被写体に甘えていただけなんだなと痛感しました。

今まで世界的に有名な建造物を撮って写真が上手くなっていたような気がしていた。


XF35mm F2.0



なかなか現実を受け入れられずカメラへの興味もどんどんと薄れていくのが分かりました。

興味のある被写体がない。

朝早起きして、とか、仕事終わりに夜な夜な撮影に行く、そんなモチベーションはどこにもなくて、、。

もうやめようかな、とも思っていました。

その時期に僕が愛用していたカメラはFUJIFILM X-T4 X-T30 X100V

全くやる気もないのに自宅には3台のカメラとそれなりのレンズ群が控えていて、、、

なにか流れを変えたいな。

んん、、安いフルサイズカメラでも導入してみるか。。

そんな風に思うようになったのです。

思い立ったら即行動ですので、サブ機要員で追加で購入したカメラは

僕初となるフルサイズミラーレスカメラ。

Nikon Z6 レンズキットでした。


Nikon Z6



はじめてのNikon。

はじめてのフルサイズ。

どーれ

君の実力はどんなもんなのよ。

はじめてお迎えした憧れのフルサイズセンサーカメラを携えてその頃よく撮影していた海へと向かいました。


NIKKOR Z 24-70mm F4.0



この一枚で全てを察した。

センサーサイズの差なのか、はたまたメーカーの差なのかは分からないけど、とにかくFUJIFILMのカメラで撮った写真とNikonZ6で撮った写真は別物でした。

同じ場所、同じ構図、同じ時間帯で撮ったはずなのにNikonZ6の描写力は、予想を大きく上回るほど全く異次元な写りだったのです。

ものすごい解像力で、木々の一本一本がえげつなく鮮明に写されている事実に軽く放心状態になった事を今でも鮮明に覚えています。

Nikon Z6は高画素モデルではなくオールラウンドモデル。

ごく普通のフルサイズセンサー、なはず。。

な、な、なのにこの写りかよ。。。

マジか。。。


NIKKOR Z 70-200 F2.8



撮るもの全てが違う。

全く違う。

ちょっと違う、とかの次元じゃないの。

圧倒的な違いです。

この頃は現像するモニターも27インチの4Kモデルを使っていたので、はっきりとした差を見せつけられたんです。



NIKKOR Z20mm F1.8



写真を撮るスキルやセンスみたいなものはなかなか上がらないのに、僕は代わりにもの凄い武器を手に入れてしまったような気がしました。

とにかくフルサイズ?Nikon?どっちか分かんないけど恐るべし🥶


フルサイズに関しての話をするとまだまだ長くなるので今回はこの辺にして、、。


まとめのお話。


NIKKOR Z 24-70mm F2.8



カメラには様々なセンサーサイズが存在して、やはり物理的に大きい方が有利に働くんだなって事は長い経験を経て学びました。

特にAPS-Cからフルサイズへの変化には驚きを超えてドン引きするぐらい違う世界がありました。

よくセンサーサイズの違いを表現する時にボケを語る方が多いと思うのですが、僕はボケなんかよりも解像感、透明感、立体感、鮮明度、これらが変態なぐらい優れていると感じました。

曇ったメガネを綺麗に洗浄した時のあのクリアさ。

あ、とはいえスマホだとそこまでの差は感じないと思うので、スマホでしか鑑賞しないよって方には全然問題ない話だと思いますよ笑


カメラって贅沢でコスパの悪い趣味ですよね 🫠



#NikonZ6 #LUMIX #カメラ好き #フルサイズセンサー#FUJIFILM #Xマウント  

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