習うより慣れろーnote実践のススメー

私は現在大学院生なのですが論文を書く前に思うことはですね、
もっと勉強してもっと優良な文を書きたい!
ってことですよ。

noteを書いている人も何を書いたらいいかわからない、
各テーマは決まっているがいざ書こうと思っても事前の勉強がなってないから書くに値しないような分ができるんじゃないか。
などと無駄な皮算用をする人が多いのではないでしょうか。
そんなことはないのです。

書くこと自体にコストはかからないのでとにかく書きましょう!

というのが今回のテーマです。

では書くにはどういう精神構造を持っていればいいのか。
まずは私の実体験からお話ししましょう。

論文を書いているのですが、勉強することは無限にあり、勉強すればするほど知らないことが増えていく底なし沼なので、そんなことをしていたら一生論文なんか書けないんです。ではどうすればいいかといえば

書けばいいんです。
思ったことから順にひたすら書く。途中で分からないところも出てくるのですがひたすら書くのです。その後に推敲して不明な点は調査すればいい。

書いていけばわかってくることなんですが書きながら考えているので実際は勉強しているよりも、ある意味効率がいい。

すでに持っている知識を導入して思考し続けているので自分でも整理がついていなかったことが書いていくうちに整理がつき知識が一つにまとまるのです。するとそれを描いた後も何となくその知識の塊が固まっていてくれるので、口頭で話をする際も一瞬で口から出てきてくれる。
お笑い芸人が言う「ひきだし」ができている感覚ではないでしょうか。

同じことはよくスポーツでも言えますね。
地上で泳法を学んでも水に入らなければわからないし、
いくらボクシングの知識を身につけてもシャドーをしないと自分の体がどう動くかもわからない。実際にサンドバッグを殴らなければ殴る感触がわからない。実際に人間を相手にしなければ人間がどう動き、自分の動きにどう反応するかがわからない。…といった具合に実践しなければわからないんです。

では座学は不要かといえばもちろんそんなこともなくて、しっかり順序を追って基礎知識から身につけていかなければスポーツの場合はケガをしたり最悪は命まで危うくなります。
ですからある一定のところまで行ってみたら実際にそれをやってみる。
文章であれば実際に書いてみる。推敲なんてしながら書いたら時間がかかりますから頭に浮かんだことからひたすら書いてみる。するといろいろなことが見えてきます。
何を書こうか大雑把なテーマだけ決めてさっさと書いてみるんです。

書いていくと知らず知らず文章のひな型ができてきて方向性が見えてきます。知らない間に方向が見えてきて書き進めていくと途中で横道にそれることがありますが気にせずに書く。
途中で言葉が出てこなくてもつたない言葉でいいからとにかく書く。
参考文献などがわからなくてもとにかく書く。
後でいろいろ整理していけばいいんです。
書いていけばなんとなくの結論めいたものが見えてくるのでそこで結論を書けば一応は終わりでいい。
もっと書く必要があれば横道にそれていくと、それまでも間が持ちます。

横道に逸れてもいいの?

って思う人もいるでしょうが、書きながら考えていて、横道に逸れるということはそのテーマに全く関連していないということはほぼないはずです。関連しているからこそ逸れるので逸れたらそのまま書いていけば知らぬ間に本道に戻ってきたりするのです。あるテーマについて書いているので本道に戻ってくるのは必然ともいえるでしょう。

最悪横道に逸れすぎて迷子になった場合でもとにかく書く。後になって気づいたときはそれは別のテーマとして再利用できるのでコピペして取っておけばいいのです。「書く」という実践が何よりも大事で、時間を割くべきことなのでむしろ次回の材料が稼げてラッキーだと思うべきです。

パソコンで文字を打つ場合は変換ミスが途中で出てきたりすることがありますが、気にせず書いてください。それで止まってしまうと書けるものも書けなくなってしまいます。変換ミスも後で見ればすぐにわかりますし、わからない場合はそれまでです。わからない程度のことだったと思ってあきらめましょう。何よりも大事なことは「実践」(書くこと)なのです。宮崎駿がドキュメンタリで

「会議をして仕事をした気になったやつがいるが会議は虚業であって実際に仕事をしなければ意味がない」

というような趣旨のことを話していました。まさにその通り。
アニメーターであればなおさらでしょう。とにかく絵の枚数を描かなければならないアニメーター宮崎駿は、作品制作に時期になるといつも仕事に追われています。あの分量を描くのには朝から晩まで働かなければなりません。描かなければ作品が出来上がらないのです。だからこそとにかく描く。

やっていけば道が見えていくものです。あとで道を整理していけばいいんです。

ありがとうございました。

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