ラスボスが高人さんで困ってます!34
翌日、俺が朝食を作っていると、高人さんがヨタヨタと居間にやってきた。
「てんめぇ……むちゃくちゃしやがって。」
「あ!高人さん!おはようございます。もう少し寝てて良かったのに!」
グツグツと芋を煮る隣で、味噌汁の味見をする。
「寝てんのも痛いんだよ!加減を覚えろ。加減を!」
ご立腹の高人さんにお茶を持っていきながら俺は困ったようよ笑った。
「すみません。高人さんが魅力的すぎて我慢できませんでした。」
食卓にお茶を置き。座布団を準備してやると、当然のように高人さんは座ってくれて