ぱすたサンの小部屋

BL二次創作小説を書いてる者です。イラストも描いてます。BL漫画“抱かれたい男1位に脅…

ぱすたサンの小部屋

BL二次創作小説を書いてる者です。イラストも描いてます。BL漫画“抱かれたい男1位に脅されています。”が大好きな主の自給自足の妄想小説を書き殴ります。ぜひ!ぜひ原作読んでください!最高なんで!!ドッキドキです! オリジナルのBL小説は申し訳程度に🙄

マガジン

  • ラスボスが高人さんで困ってます!

    たがいちちゅんたかの異世界ファンタジー!勇者ジュンタと魔王高人の長編ラブストーリー!二次創作ですが、初めての方でもわかるものを目指します!

  • 売れない調香師が帝王と呼ばれた理由が俺だった件。

    華束幸助は恋愛に向いてない。何度目かも分からない失恋を経験した幸助は、歩きスマホでうっかりマンホールに落ちてしまう。 気付けば19世紀のヨーロッパ。途方に暮れていた所に調香師コティと出会い。調香の手伝いをしてくれたら恋愛について教えてあげると交換条件を出されて?!。

  • 遊郭で高人さんを見つけました。

  • 短編集

    あとで読む記事をマガジンに保存しておくことができます。不要であれば、マガジンの削除も可能です。

  • 高人さんが猫になる話。

    呪いで猫にされた西條さん。行方不明になってしまうも事務所は公表全部ず内密に捜査を開始。東谷自らも探し回るが見つからず…そんな時、東谷は1匹の猫と出会う。

最近の記事

ラスボスが高人さんで困ってます!41

ここフィノスは、ミストル王国に三つある商港の内で最も王都に近い港だ。陸路の最短という事もあり、その規模は大きく沢山の商船がこの港に入って来た。 食事を終えて、高人さんの要望に応えて海に程近い露店街に入り、あれこれと甘いデザートを食べ歩いた。 南や北の地の菓子やこの国発祥の菓子なと少しずつ買っては味見をしてまわり、一番気に入った洋菓子を袋いっぱいに買い旅のお供にする事にした。 「あー美味しかった!ありがとうな!チュン太!」 すっかり機嫌も直った彼の後を、俺は付いて歩く。 「

    • ラスボスが高人さんで困ってます!40

      ちゃぷん……。  気付けは身体を綺麗に洗われ、今は湯船で髪を洗われていた。 チュン太は浴槽の俺の頭側の床に桶を置きそこに流した湯が入るようにして髪を湯で濡らし、頭皮から髪まで念入りに洗ってくれている。 身体を洗われてる間も悪戯のイの字も無かった。ただただ丁寧に隅々まで磨かれてしまった。俺が物足りなく感じてしまう程に、本当に何も無い。 期待していた自分にも驚きだが、欲情しないチュン太も訳が分からない。……悟りでも開いたか? 俺は拍子抜けしながら髪を洗うチュン太を見上げた

      • わぁぁぁぁ!!!

        らすぼす何も書いてない😇

        • ラスボスが高人さんで困ってます!39

          「宿屋の主人に頼んで、浴槽のある部屋にしてもらったんです。」 連れて行かれた隣の部屋には浴槽と視界を遮る衝立が置かれていた。水捌けなんて気にしてない普通の部屋に置かれた西洋風の物だ。湯で満たされた浴槽の中には束ねたハーブが浮いており、爽やかで良い香りを放っていた。 「宿屋に浴室なんてあるんだな。初めて見た。」 「お値段によりますね。ここは中級の上って感じです。」 ミストルは瑞穂国ほど風呂に入る習慣が無い。 水捌けが悪く、浴槽に湯を入れるのも出すのも大変で、庶民はもっぱら身

        ラスボスが高人さんで困ってます!41

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        • ラスボスが高人さんで困ってます!
          39本
        • 売れない調香師が帝王と呼ばれた理由が俺だった件。
          3本
        • 遊郭で高人さんを見つけました。
          34本
        • 短編集
          4本
        • 高人さんが猫になる話。
          19本

        記事

          ラスボスが高人さんで困ってます!38

          俺は唖然とベッドから外の景色を見ていた。 「な、なんで港町に居るんだ??」 さっきまで、森にいた筈なんだが? 開いだ窓から秋の日差しとともに潮風が香り、窓辺のベッドから見える景色は、赤や青の屋根に石造の家や商店が立ち並ぶ街、その向こうは海だ。遠くから細波の音に海鳥の鳴く声が聞こえてくる。 空はまだ明るいが、だいぶ日が陰ってきていた。部屋にはベッドが二台あり、それ以外は小さなテーブルがあるだけだ。見たところ宿屋のようだが。チュン太の姿は見えず、この部屋に居る気配もなかった。

          ラスボスが高人さんで困ってます!38

          申し訳ない!

          ちょっと忙しくて更新できないかもしれない😭

          ラスボスが高人さんで困ってます!37

          「アッ……あ゛ぁッあっ!」 「高人さん凄い。……いい匂い。気持ちいいですか?」 ゴプッゴチュッと淫らな水音を辺りに響かせて俺は彼を汚し続ける。何度彼の中を俺の欲望で穢しただろうか。溢れる白濁を見つめ収まらない欲求に眉を顰める。 「アッぁっんん」 動く度にビクビクと身体を痙攣させ、涙と涎を垂らして虚ろに空を見上げて快楽だけに浸っている。 「……もう聞こえてないか。」 高人さんが気持ち良さそうならそれでいい。蕩ける彼をうっとりと見つめる。 こんな山の中で、後先考えずに盛って……

          ラスボスが高人さんで困ってます!37

          ラスボスが高人さんで困ってます!36

          小鳥の囀る声が聞こえる。風が木々を揺らし、その葉の朝露を振り落とすと、俺の頬をピシャリと濡らした。 「ん……。」 その冷たかに目を覚ました俺は、チュン太に擦り寄ろうとする。 しかし隣にチュン太の気配はなく、眠い目を擦りなら辺りを見回した。 「あれ……ちゅんた?」  目の前には湖があり、紅葉した木々が美しく湖面を彩る。瑞穂国とはまた違う植生に、やはり遠い国なのだと、少しだけ心細くなった。 俺は、ていた毛布を畳み立ち上がると、辺りにチュン太の気配を探す。けれど、近くに彼の気

          ラスボスが高人さんで困ってます!36

          ラスボスが高人さんで困ってます!35

          風を切る音だけが耳に響く。 どれくらいの時間を飛び続けているだろうか。太陽はすっかり沈み、辺りは夜の闇に包まれて星の位置を頼りに飛んでいた。 前方の水平線に夕陽が沈み始めた頃など、チュン太のエメラルド色の瞳に夕陽が映り込みキラキラと輝いていた。ほんの少しの間、彼と目が合うとその美しい瞳が愛しげに細められて、擽ったくも堪らなく愛おしく感じた。 本当に一瞬、言葉も交わしていない一瞬の事だったが、俺はきっとこの美しい恋人の姿を忘れないだろう。 西に近づくにつれ地上は天気が悪い

          ラスボスが高人さんで困ってます!35

          ラスボスが高人さんで困ってます!34

          翌日、俺が朝食を作っていると、高人さんがヨタヨタと居間にやってきた。 「てんめぇ……むちゃくちゃしやがって。」 「あ!高人さん!おはようございます。もう少し寝てて良かったのに!」 グツグツと芋を煮る隣で、味噌汁の味見をする。 「寝てんのも痛いんだよ!加減を覚えろ。加減を!」 ご立腹の高人さんにお茶を持っていきながら俺は困ったようよ笑った。 「すみません。高人さんが魅力的すぎて我慢できませんでした。」 食卓にお茶を置き。座布団を準備してやると、当然のように高人さんは座ってくれて

          ラスボスが高人さんで困ってます!34

          ラスボスが高人さんで困ってます!33

          「ちょ、ちゅんたッ……まってッアッあぁ!!」 「まだです、まだ……もっとッ」 気付けば障子の外は薄暗くなっている。もう秋も深まり日の入りも早い。暗くなった部屋で、俺は今にも高人さんを喰い尽くしてしまいそうな程に欲情し、抱き続けていた。 着物はとうに全てを剥ぎ取り、二人一糸纏わぬ姿で肌を重ねている。 四つ這いで上半身をぐったりと布団に沈ませて、ふらつく腰を俺が支えてやる。溢れ出る白濁を中に戻すように、グリグリと彼の奥に俺自身を捩じ込んだ。 「あっ……ァッぐっくるし……っ」

          ラスボスが高人さんで困ってます!33

          ラスボスが高人さんで困ってます!32

          眼下には紅葉が秋の山々を彩り賑やかす。 この地に生きる命達が、冬に向けてその身を肥やす時期だ。秋の恵みを持ってその冬を乗り切る。それは亜人も変わらずの事だ。 風を切る音が耳を掠めていく。 俺は翼を水平に保ったまま気流に乗って目的の村、つむぎ村を目指していた。 昼間といえど、空の上は空気が冷たく掠めていく風は身体を心地よく冷やした。しかし、これは龍の身体だからであって、人間だときっともっと寒いのではないだろうか。俺の周りは風が緩やかになるようになっているので、風が直接当たる事

          ラスボスが高人さんで困ってます!32

          ラスボスが高人さんで困ってます!31

          次の日、高人さんには部屋で休んでもらい、俺は港に仕事に行く。高人さんの学舎も今日はお休みにした。 例によって恨めしそうに俺を見ていたが、俺としてはあのまま家に居てもらった方がありがたい。せっかくたくさん注いだのだから。 俺は幸せにユラユラと尻尾を揺らしながら港へと歩く。 「おはようございます。」 商会の暖簾を潜ると明るい栗色の髪をした犬の獣人の青年がにこにこと俺を見た。 「あ!准太さん!おはようございます!」 「おはよう涼くん。積荷の書き出しするよ。今日の分はある?」 「

          ラスボスが高人さんで困ってます!31

          ラスボスが高人さんで困ってます!30

          とりあえず、2人で朝食を食べる事にし、勇者が目の前に居る事を不思議に思いながら、茶碗と箸を持つ。 「勇者ねぇ……勇者が魔王の朝飯作って一緒に食べてるんだよなぁ……。」 目の前には亜麻色の髪にエメラルド色の瞳の端正な顔立ちの男。 そいつはお行儀よく正座して味噌汁を啜っている。 「……勇者ねぇ。」 白米をパクリと食べてまたしみじみと呟いた。 あの国宝級の装備も、勇者の持ち物だというなら、納得もいく。 いままでの勇者は魔力の使い方なんて知らなかったはずなんだけど。そうすると

          ラスボスが高人さんで困ってます!30

          ラスボスが高人さんで困ってます!29

          翌日、朝起きるとチュン太の姿は無く、俺は慌てて飛び起きた。 「いた……っつ……アイツほんと手加減覚えろよ……」 昨晩は、抱き潰されるかと思う程激しく抱かれてしまった。 腰を抑えて摩りながから自分の着物を見ると、脱がされていた着物はきちんと着せられており、下半身の気持ち悪さも無かった。 チュン太が綺麗にしてくれたのだと直ぐに分かる。こういう丁寧さが、愛されているなと分かってしまい毎度顔が熱くなるのだ。 着物の隙間から、彼につけられた赤い跡が見える。それを見ると、欲情し射抜く

          ラスボスが高人さんで困ってます!29

          売れない調香師が帝王と呼ばれた理由が俺だった件4

          しばらく歩いていると、後ろの方からガラガラと音がする。 それは映画なんかで聞いたことのある馬車の音だ。俺はハッとして立ち止まり振り向いた。 遠くだった馬車は俺の隣に止まり、「どいどう!」という男の声が聞こえた。 人だ!人が居た! 俺は馬車を見てうるうると泣きそうになる。 御者は、俺の方を向くと泣きそうな俺にビックリしていた。 「え、あ、あの…大丈夫ですか?…顔色悪そうですが…。良ければ街まで乗っていきます?」 心配そうに見つめてくる若い男は、赤銅色の髪を後ろで束

          売れない調香師が帝王と呼ばれた理由が俺だった件4