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移転先に拠点づくり!(2022年7月の記録)

前回、下京いきいき市民活動センター(以下、いきセン)のセンター長と一緒に、京都市立芸術大学の移転先で地域の人にものづくりLABOを作りたいという話をしてからすぐのこと。センター長からいきセンのサロンを使って何かできたらなあという話を持ち掛けられました。

後々そこは今もB-LABOの活動やイベントで使っていく場所へとリノベーションされていくのですが、最初に話を聞いた時は移転先に拠点。。と聞いてもあまりピンときませんでした。

移転先ふれあいサロン、その背後に工事中の新キャンパス

いきセンのふれあいサロンはかつて芸大移転の工事が始まる前は地域の人が集まるサロンスペースとして使われていました。
施設の中には大きな和室、洋間、庭などのスペースがあり、小さなイベントをするにも使えそうな大きさ。

数年前まで近くに崇仁第二浴場と呼ばれた地域の人が入れる銭湯もあり、その帰りにサロンでゆったりする、、みたいな地域の文化があったとも聞いたことがあります。(崇仁第二浴場は今年の3月31日に閉鎖。。)

しかし、この「ふれあいサロン」は崇仁の高齢化や過疎化、またコロナ禍による外出自粛や芸大移転による街の変化などの影響で1年前に初めて訪れたときから定期的な利用者さんは1団体のみ(この1団体の方々は後々のB-LABOに大きく関わってくるのですが、、)

そんなサロンを使ったものづくりLABOを作ろうということで、まずは施設のリノベーションから!と思い、昨年の7月から8月にかけて大改造を行いました!

拠点作り① サロンの模型を作る

センター長の吉田さんに図面を頂き、実際のサロンの寸法を測りながら、まずはサロン自体の1/20模型を作成しました。

寸法を測る
サロンの平面図から作成した模型

拠点作り② 家具集め

リノベーションに必要なのは家具だ!と思った代表鳥井は、当時からお世話になっている専攻の教授から芸大移転に際して廃棄する予定の家具や備品をチェック。
リノベーションに使えそうな物品を確保して、寸法を測定。模型に当てはめてどんな使い方ができるのかを探りながら持っていく物品を選定しました。

プロダクトデザイン専攻から出る家具
集めた家具には旧音楽高校のものも
ソファやテーブルなどなどたくさん。。

拠点作り③ 家具の運び出し

京都市立芸術大学の沓掛キャンパスから、集めていた家具を運び出します。
たくさんの人に手伝ってもらった中には、センター長の友達だったり、僕の友達だったり。
無事運び込めたら、レイアウトを考えながらリノベーションをしていきました。

軽トラはパンパン
炎天下の中、運び込む。

こうして芸大から運ばれた家具たち。
いずれ移転が近づくと捨てられてしまう家具を、必要な地域施設やコミュニティへと循環させたB-LABOは、かかった費用はほぼ0円でふれあいサロンのリノベーションを行うことができました。

いまなお、沓掛から運ばれた家具は地元の人が使ったり、ぼくらの活動での荷物置きになったりと、ありがたい存在です。

玄関の角にぴったりはまる家具
旧音高から持ってきたソファセット
同じく、棚。テレビ台にぴったり。

拠点が完成したB-LABO。どんな活動をしていくか、この時点では、まだほぼ白紙。
夏休みにかけてたくさんのリサーチを行いました。

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