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№6067:総合型フィットネスクラブは人口減少に耐えられないビジネスモデルである

こんにちは。FBL大学学長&スモールジム会長の遠藤です。

2013年から「少人数型会員制オンラインビジネススクール(FBL大学)」を運営し、2020年から約20坪タイプの「スモールジム」を全国に展開中です(2024年度内に全国50店舗体制見込み)。

さて、私は新コロ戦禍になった2020年5月に「今後、総合型フィットネスクラブは衰退する」という動画をYouTube上にあげました。

そこでは「ビジネスモデルが崩壊している」ということを指摘しましたが、それ以外にもいくつも理由があります。

大きなものを2つ挙げます。

1つは「大きさに価値がなくなっていること」です。

世の中を見れば「あれもあります。これもあります」ということに価値がないのは明らかです。

「あれもこれもなくていいから、自分にぴったりのもの」があればいいのです。

この「ぴったり」とか「自分に合っている」ということに価値があるのです。

エニイタイムフィットネスさん、カーブスさん、チョコザップさん・・お風呂もなければ、プールもありません。

何故、人気があるかと言えば「自分に合っているから」です。

にもかかわらず、いまだに「大きさ」で勝負しようとしている経営判断が私には理解できません。

このようなクラブで働くスタッフのやることは数字管理と施設管理のみ。

面白くもなんともないし、疲弊していくだけです。

2つは「日本の人口が減っていく」ということです。

「大きいクラブ」は多くの会員数がいなければやっていけません。

このことは「人口が増えていかないと発展できない」ということを意味しています。

が、現実は人口が減り続けている。

ということは「人口が減ってもやっていけるモデル」が必要です。

逆から言えば、人口が増え続けることがわかっていて、総合型フィットネスクラブがない場所ならうまくいきます。

国内の出店余地はここにしかありません。

さらに言えば、海外には人口が増える国があります。

ここに成長チャンスがあるのに、それもやる気配がない。

万が一、進出しても現状の社員は「内向き人間ばかり」だからうまくいかないでしょう。

このように日本の総合型フィットネスクラブに未来はありません。

こう言うと「フィットネス業界に批判的だ」とか言われるのですが、私は「フィットネスに未来がない」とは言っていません。

今のままでは未来はない、旧来のフィットネスという考え方では未来がないと言っているのです。

現状のフィットネス業界というのは、現在60歳オーバーの経営者たちがつくったものです。

その方々に感謝はしても同調する必要はありません。

アラフォー世代のリーダーには「大欲」をもって新しい世界を創ってもらいたいと思います。

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