上総。

三重県松阪市を中心に近場をのんびり散歩してます。 熊野古道伊勢路を歩き切ることを目指し…

上総。

三重県松阪市を中心に近場をのんびり散歩してます。 熊野古道伊勢路を歩き切ることを目指して頑張ってます!

最近の記事

  • 固定された記事

熊野古道伊勢路を歩くday1#1

松阪駅からJRに乗って伊勢市駅まで行く。松阪から伊勢までは、近鉄とJRの列車が同じ駅同志で繋がっているが、多気駅を経由する参宮線の方が、なんとなく熊野古道を歩くには向いているのでは。と言った理由でJRを選択した。 この辺りのJR線は架線がない。いわゆる電車ではない。だからだろうか。南勢地区の知人は電車と呼ばす汽車と呼ぶ人が多い。 平日の昼間。乗客の少ない汽車に揺られての久しぶりの鉄道旅だ。 松阪から紀勢本線に乗り、10分足らずで多気に着く。ここから参宮線に乗り換え20分少々

    • 熊野古道伊勢路を歩くday5#5

      江戸道も明治道も結局のところ同じルートに戻る。迂回して遠回りするかまっすぐ降るかの違いのようだ。 元々は、荷坂峠を登るつもりで体力を温存していたので、試しに江戸道を通ることにした。 江戸道を通って気が付いたが、確かにこれはキツい。 僕の場合降りだから良かったが、反対方向から登った場合、この傾斜はかなりきつそうだ。 シダ植物の葉を避けながら、不自然に抉られた道を進んで行った。 程なく川のせせらぎが聞こえてきた。 せせらぎに癒されながら、長島側の荷坂峠登り口に着いた。 こ

      • 熊野古道伊勢路を歩くday5#4

        荷坂峠は降りるところから始まった。 僕は知らず知らずのうちに荷坂峠がある山を登っていたようだ。 熊野を目指す道中で、ツヅラト峠よりも荷坂峠の方が楽だと言われる所以であろう。 とは言うものの、少しばかりの緊張感を胸に、気を引き締めたつもりでストックを握りしめた。 先日歩いた三瀬坂峠の登り口に置いてあった杖を見て、ネットで色々調べたところ、トレッキングストックを持って歩くだけでも随分と楽ができるとの事。体力もなく普段から運動をしていないにも関わらず、無駄な自信だけはあったの

        • 熊野古道伊勢路を歩くday5#3

          熊野古道のパンフレットを見ると、ちょうど紀伊長島の手前で二つのルートに分かれている。 その一つが荷坂峠だ。 荷坂峠の沖見平からは紀伊長島の海が一望できると書いてあった。 折角のいい天気なのだ。荷坂峠から観る海を楽しみたい。 これが、荷坂峠を選んだその理由だった。 梅ヶ谷の交差点を荷坂峠方面に足を進めるが、直ぐに峠道に入る訳ではなく、まだしばらく歩く。 田植えの終わった水田に山が写る。 雲の白さが青空に映える。 途中、檜の木工所がある。檜のいい香りに元気をもらいながら歩く

        • 固定された記事

        熊野古道伊勢路を歩くday1#1

          熊野古道伊勢路を歩くday5#2

          大内山の一里塚を越える山道は木々の木漏れ日の中を歩ける。森林浴を楽しみながら近くの川からはマイナスイオンが溢れ出し最高の山道だ。 山道の終わりは、小さな木製の橋を越えたあたりにあるのだろう。 ここからは少し川から離れて進んでいく。 道は舗装され次第に太い道へと合流していく。 道幅が広めの道に出ると、意外にも車の往来がある。 往来というか、一方へ進むファミリーカーが立て続けにやってくる。 それもそのはず。僕の進行方向と逆には、大内山動物園があるのだ。 大内山動物園。 個

          熊野古道伊勢路を歩くday5#2

          熊野古道伊勢路を歩くday5#1

          ゴールデンウィーク初日の5月3日。 約2ヶ月ぶりに伊勢柏崎駅にようやく降り立つことができた。 仕事柄、年度末の3月や新人研修が続く4月5月は多忙極まりなく、休日に出勤することが多く、たまに休めたとしても生憎の天気だったり家族サービスだったりでなかなか熊野古道に向き合う時間が作れなかったのだ。 言い訳はさておき、今日は存分に楽しもうと思う。 さて、列車には多くの人が乗っていたが、伊勢柏崎で降りるのは僕1人だった。 伊勢柏崎駅から左手。尾鷲方面に向かって進むのが今回のルート

          熊野古道伊勢路を歩くday5#1

          へたっぴゴルファーの成長記#2

          前回のプレーから週1で打ちっぱなしへ練習に行ってます。 なかなか上達はしませんが、変な部位の筋肉痛が少なくなってきました。 さて、今回はエクセレントゴルフクラブ一志温泉コースへと行ってきました! 前日の雨が残り、フェアウェイもグジュグジュの環境でしたが、楽しくプレーすることが出ました。 名物の直角左ドッグレックのコースやフェアウェイの美しいラインが魅力のコースです。 雨上がりのせいでバンカーはカチカチでしたが、おかげさまでバンカーに落とすことなく回れました。 お昼ご

          へたっぴゴルファーの成長記#2

          ベルファームから竹林街道を歩く

          熊野古道を踏破しようと頑張ってますが、仕事やら家族サービスやらが重なって、なかなかコースに戻れない日々が続いています。 休日日課のウォーキングは続けてますが、せっかくなので地元、松阪市を歩いてみましょう。 今日のコースは、ベルファームから竹林街道を抜け美濃田大仏までのコース。 往復歩いたとしても3km弱のお手軽コースです。 それでは行ってみましょう! 松阪インター降りてすぐの所に、松阪農業公園ベルファームがあります。 四季折々の木々や草花が広がる園内の看板が今回のスタ

          ベルファームから竹林街道を歩く

          熊野古道伊勢路を歩くday4#5

          岩船橋を越えた先にある休憩スポットでトイレを借り、今日のゴールに向けて歩き始めた。 疲れを感じながら少し張った腰を労わりながら柏野の町中を進んでいく。 津島神社の横を抜け、柏野大橋を渡ると垣内後庚申塚がある。 脇には大きな桜の木が立っていて、桜の開花が楽しみな景色だった。 ここからしばらくは気持ちのいい農道みたいなこと道を歩いていく。空気が澄んで本当に気持ちがいい。 大内山川の流れの脇を紀勢本線の列車が走る。 少し歩けば伊勢柏崎駅がある。 春が近づいたとは言え朝晩は

          熊野古道伊勢路を歩くday4#5

          熊野古道伊勢路を歩くday4#4

          歩道橋を降りるとすぐ脇には大内山川が流れている。少し先には大滝峡キャンプ場への歩行者専用の近道がある。 この近道は景観がとても良く是非とも歩いてみたかったが、僕が歩く熊野古道から大きく外れるからやめておいた。 少し進むと名もなき神様が祀られている。 御神体は石のようだが、大切に祀られていることから、地域に根付いた神様だとうかがえる。 ここからしばらくは淡々と整備された道を進む。 途中、大宮小学校、中学校を越えた場所に立派な公園があった。 大木を利用したツリーデッキが

          熊野古道伊勢路を歩くday4#4

          熊野古道伊勢路を歩くday4#3

          2時間弱の峠越えでやり切った感が出てきてしまったが、今日のゴールはまだまだ先だ。 国道42号線から少し脇にそれ、細い道に沿った熊野古道を歩き進める。 少し行くと滝原宮がある。 今回、伊勢神宮を出発して寄りたい神社の一つだった。 三瀬坂峠出口から滝原宮までは徒歩で15分ほどで着く。途中、足神さんと呼ばれる道祖神がある。 ドクロの形をした物騒な岩が御神体で、御神体を撫でて自分の足や腰を撫でるとご利益があるそうだ。 同然のように僕も、腰から下を撫で繰り返した。 道祖神とは、道

          熊野古道伊勢路を歩くday4#3

          熊野古道伊勢路を歩くday4#2

          三瀬坂峠に差し掛かった。 熊野古道伊勢路を歩き始めて三つ目の峠だ。呆気なく超えた女鬼峠。知らぬ間に超えた定峠に続く峠道だ。 大紀町三瀬川から滝原へ抜ける峠道だが、大内山川沿いに作られた国道42号から見上げる山を見ると、結構な山道だと想像できる。 しかし、とあるホームページの踏破難易度では、初心者向け。しかも熊野峠の中では指折りの楽な峠道とあった。 難易度なんてものは人によって違うはずと心で呟き、畑横の脇道から山へ登って行った。 杉の木に囲まれた道は少し整備されており、まだ

          熊野古道伊勢路を歩くday4#2

          熊野古道伊勢路を歩くday4#1

          熊野古道を歩き始めて今日で4日目。正直、ここまで歩けるとは思ってもみなかった。 大台町の中心部、三瀬谷駅から今日が始まる。 少し肌寒い気温だが、少し歩けば身体は温まるだろう。なんて思いながら、先日食べた一富士の中華そばを思い出しながらスタートを切った。 今日のルートは、三瀬の渡し跡まで戻り、三瀬坂峠を越えて滝原宮へと向かう。滝原を越え阿曽、柏野、更には紀勢自動車道の大内山IC辺りまで行ければと思っている。 大台町役場の隣にある道の駅に寄るにはまだ早いので、今回はスルーした

          熊野古道伊勢路を歩くday4#1

          熊野古道伊勢路を歩くday3#6

          三瀬の渡しから今日のゴール、JR三瀬谷駅まではおおよそ 3km。おそらくは単調な道が続くのだろう。 お地蔵さんに守られた道標には、左くまのと書かれている。 昔の人は、この道標を頼りに遠く彼の地まで旅をしていたのだろう。 しばらく道なりに進むと、三瀬谷砦跡の案内を見つけた。織田信長に追われた北畠具教がこの地に構えた際の貴重な砦跡らしい。 なんかレアな気がして、少しだけ寄り道をした。 外から見ると、こんもり土が盛られた丘の様に見れる砦だとだが、中に入ると土塁で囲まれた空間にな

          熊野古道伊勢路を歩くday3#6

          熊野古道伊勢路を歩くday3#5

          大台町下三瀬地区で、国道42号線から脇道に逸れて車通りの少ない道へと進む。 車がやっと一台通れるくらいの幅の道をのんびりと歩く。途中紀勢本線の線路の下をくぐり、ここで列車が来たらレアなアングルで撮れるなと思いながら進むと、わずか1分足らずでワイドビュー南紀が通過していった。 あっと思ったが時すでに遅しだ。失った時間は戻ってこない。 足を進めると、何もない所に看板が出てきた。 定峠(さだとうげ)の案内板だ。 女鬼峠の次に迎える2番目の峠らしい。が、峠を越えた感覚がなく、

          熊野古道伊勢路を歩くday3#5

          熊野古道伊勢路を歩くday3#4

          殿様井戸で一息ついて英気を養った僕は、行き倒れの墓方面へ歩き始めた。 少し荒れた山道を登ると整備された旧道へ出た。 もしかしたらお墓を通り過ぎたかもと思ったが、特に気にせず先に進んだ。行き倒れの墓とはあまり気の良いモノでもなさそうだからだ。 が、少し先に竹藪の中へ伸びる道があった。どうやらこの先が行き倒れの墓らしい。 遠く伊勢の地を目指して歩いた人が、志半ばで倒れ命を落としたのがここらしい。 色々な想いが頭をよぎるが、一番最後に敬意を感じたのだった。 ここから先は、しば

          熊野古道伊勢路を歩くday3#4