Nothing Compares...
自己紹介:妻の転勤の機に福祉施設の施設長を退職し、持ち家も処分。当時13歳の娘と家族3人で2023年夏にオーストラリアに移住の48歳。現在子育てと家事全般を行う完全専業主夫。ワーホリのタグ付けをしているが、ワーホリではなく働く予定も特になし。一応、社会福祉士だが外国ではなんの意味もない。吉本芸人チャド・マレーンがオーストラリアを「ラリア」と呼ぶことに感銘を受け、そのまま使用する。
なんとなく観ていたグラミー賞。
この映像が流れた時、奥さん43歳も、娘14歳も、もちろん俺も全員で「おおお!」って声を上げ、そのあと一言も発せずじっと観ていた。カッケーなー!って。
アニー・レノックスが歌う〈Nothing Compares 2 U〉。
バックのスクリーンにシェインやアンディや坂本龍一が映し出された時には涙が出そうになった。歌うA・レノックスの表情はS・オコナーを想ってか、悲痛を通り越して鬼気迫る。
3分足らずの歌唱が終わる時。彼女の涙の意味がわかった。
もう一度見たくてネットを捜しても、ないよ。どこにもない。Youtubeでは静止画だけ。まさかと思ったけど。
意図的にネットから削除されているとしか思えない。
グラミー公式でもJ・ミッチェルやS・ワンダーの動画はあるのにA・レノックスだけ静止画。そして「今年のグラミーはA・レノックスにハイジャックされた」と解説するニュースサイトも。
どんなに探してもネットでは動画が見つからない。
テレビのRewindで見直して。
曲の最後の最後に彼女が語りかけた時、不自然にB・バカラックの映像にスイッチされる。なんの余韻もなしに。いや、もしかしたら歌も途中だったかも。
・・・まだ放送から1日だからわかんないけどさ。
涙を流しながら歌い、拳を突き上げて〈Ceasefire!〉とガザ停戦を訴えたA・レノックスの姿を放送・配信禁止にするなら、グラミー、本当に「クソ野郎」だと思う。
最後汚い言葉でごめんなさい。でもこの歌を、このパフォーマンスを封じてしまうようなことがあってはいけない。
A・レノックス。すごい。
唯一見つかったフル動画はこれのみ。
もしかしたら、この動画もすぐに消されるかも。冗談じゃなく。
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