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B Dash Camp 2019 Fall in Fukuoka Pitch Arenaでcookpyがファイナリストになった話

こんにちは。cookpy CEOの安井です。

実は僕たちのプロダクト『cookpy(ククピー)』は、2019/10/28〜30に行われたB Dash Camp 2019 Fall in FukuokaのPitch Arena(スタートアップのプレゼンバトル。書類選考と経てファーストラウンドに登壇した全16社から6社がファイナリストに選ばれるルール)でファイナルラウンドに残りました。

最終的に入賞は逃してしまいましたが、

“プロダクト構想から3ヶ月・リリースから3週間・トラクションほぼ0”

という無謀な状態の中で、なぜ“日本最大規模のスタートアップ・カンファレンスで”B Dash Campに参加したのか、その経緯と結果までを今回は振り返ってみたいと思います。


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※本当に良いサービスばかりで、他所のピッチを聞いているだけで本当に勉強になりました。あと、起業家同士で横のつながりが出来たのが嬉しかった!

■cookpyティザーサイト公開

cookpyは2019年8月から開発を始めました。そして、ペライチのティザーサイトを作り、2019年9月2日にプレスリリースをうちました。

おかげさまで、PRTimesは3,000 UU超え(500 UU超えると成功とされていると聞いたことがあります)、リリース当日にTBSラジオへの出演、その後40社以上のメディアに取り上げて頂きました。

ここでひとつ強調しておきたいのですが、このタイミングでサービスの実態はありません。

正直とてもこわかったのを覚えています(自業自得)

■ベンチャーキャピタルへのアプローチ

リリース後、プレスリリースの実績/ペライチサイト/ツギハギのピッチ資料を持ち、資金調達のためVCへのアプローチをスタートしました。

資金調達活動の細かい話は割愛しますが、その中の1社としてB Dash Venturesを訪問しました。

これが9月10日です。

■B Dash Venturesからお誘いを受ける

一通りピッチした後、担当の方からお誘いを受けました。

「B Dash Campのピッチアリーナに出てみない?」

正直震えました、はい。

もう一度いいますが、このタイミングでcookpyはペライチのティザーサイトがあるだけでまだサービスの実態は何もない状況です。

僕は二つ返事で

「もちろんです!是非お願いします。(なんとかなるだろう…)」

そう答え、参加が決まりました。(本来はHPから応募し書類選考、さらに面談を重ねてピッチアリーナへの参加企業を決定するようです。念の為)

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※10月4日のB Dash Campスピーカー・キックオフイベントの写真。この時に始めて自分たち以外の登壇企業を知りました。どれも聞いたり使ったことのあるイケてるサービスばかり…

■不安な日々を過ごす

しかし、時間が経つにつれ、これ今の状態のままで参加することが本当にいいのかどうか、サービスの為になるのかどうか、かなり迷い始めました。

ちろん参加するからには優勝を目指したいわけで、でも過去の優勝企業や出場企業と比べてまだまだ全然小さ過ぎて(というかステージが違いすぎてお話にならない)正直恥をかくだけだろうなと思いました。

迷いながらもどんどん日は過ぎていきました。

■プロダクトリリース

そして10月7日。cookpyの創業メンバー達のおかげで、無事プロダクトをリリースすることができスタートアップとして本当のスタートを切りました。

ただ、B Dash Camp ピッチアリーナに関していうと僕自身の不安はまったく消えていませんでした。大きな理由は前述の通りで、cookpyのステージが他の参加起業と比べあまりにも小さすぎるということです。

そんなことを思いながらも、日々のタスクをこなすことに必死になりながら走り続け、B Dash Camp前日の10月28日にユーザー向けのリリースイベントを実施しました。

※リリースイベントの様子はこちら!

無事イベントを大盛況で終えることができ、この日はぐっすり眠ることができました。さあ、明日から福岡だ!

■Go to FUKUOKA! B Dash Camp 2019 Fall 

ダイジェスト写真でお送りします。基本ホテルに引き籠っていたのでキラキラ系写真はありません。

▼会場はヒルトン福岡シーホーク。ヤフオクドーム改めペイペイドームのお隣です。

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▼ピッチの準備もあり期間中はほとんどホテルに籠もってました。けど、唯一こちらのセッションだけは参加。元サイバーの西條さんがえらいいじられててさすがに笑いました。

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▼ピッチアリーナファーストラウンド。これはリハーサル。

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▼ファイナリスト結果発表。夕食時の発表でしたが懇親会が苦手すぎてギリギリまでホテルにいたので結果発表に遅れそうになりましたが、この時はアガりました!

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▼ファイナル結果(なぜか僕が泣きそうに見えるけど違って本当に照明がめちゃめちゃ眩しかったw)

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優勝したAnyFlowは本当にめちゃくちゃいいサービスです!!https://anyflow.co.jp/

■ファイナルラウンド総括

最終的に悔しい結果ではありましたが、構想から3ヶ月でここまでこれたことはcookpyチームにとってひとつ大きな自信になったと思います。

cookpyのサービスに関していうと、メインがC向けサービスなので市場感が不透明、数値的/論理的な説明ができず説得力に欠ける、様々な面でリスクが大きい、などとにかくツッコミどころが満載です。だからこそ分かりやすく説明することと、なぜこのタイミングなのかを伝えることが重要だと思いますが、ファイナルラウンドでこの点をうまく伝えられなかったのは単純に僕の力不足だったなと感じています。不甲斐ない。

B Dash Campのような国内最大級の大きな舞台では確かに刺さりづらいプロダクトだし、投資家目線の評論家には酷評されることも織り込み済みなのですが、(でもまあ知らないところで好き勝手言われるのはムカつきますけどw)反面、今すぐ使いたいと言ってくれた人もたくさんいたし、そして、何より実際のユーザーと信じてくれている仲間やパートナーがいることだけで僕がこのcookpyをやるには十分すぎる理由です。
(でも出来ればみんなにお土産を持って帰りたかったです)

■さいごに

最後になぜ僕たちがcookpyをやるのかでこの記事を締めくくりたいと思います。もう少しだけお付き合い頂けると嬉しいです。

僕は「料理の得意な個人がもっと気軽に自分のレストランを開き、もっとたくさんの人に届けることができる」ようになればいいなと思っています。

レシピサービスが生活に定着していることもあり日本の家庭内の平均的な調理レベルは諸外国と比べ格段に高いです。そのような、社会全体で培われてきた料理スキルが家庭などの閉じた環境から開放されて多くの人に届き、美味しいと喜ばれて、そして正しく対価をもらえるような新たな体験を作り出したい。

食という普遍的でパイの大きなドメインで個をエンパワーメントしたい。 その先で「クックでハッピーを増やす」が自然に実現されていけば良いなと思っています。

gumi國光さんもおっしゃっていたけど、世界の時価総額上位企業は殆どC向けだし、B2B SaaSのような易きに流れる傾向を変えて大きなリスクを取って挑んでいくことも重要なのでは?という問いかけを真に受け、理想の実現に向けてサービスにしっかり向き合っていきます!

BDash関係の皆様お疲れ様でした。
今回は参加させて頂きありがとうございました!

▼クックでハッピーをふやす『cookpy』はこちら


■さいごに

フードテック、バーチャルレストラン/クラウドキッチンに興味を持っていて何でもいいから何か手伝ってみたい方、B Dash Camp 2019 ピッチアリーナファイナリストのスタートアップ企業インターンしてみたい学生の方、

もしいればぜひ一度お話ししましょう!

『一緒にCookでHappyをふやしていきましょう!』

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