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檜皮葺の曲線美

檜皮葺が好きです。

神社仏閣に限らず、御所など屋根が檜皮葺であればついつい目が奪われます。その優美な曲線美、造形美。

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元々瓦が葺かれた屋根も多いですが、かつては檜皮葺だったと思われるのに銅板葺きに変わっていると思しき屋根も多いように思われます。瓦屋根屋根がぼてっと重い印象なのに比べると、まだ銅板葺きの方が形状が檜皮葺と同様なので繊細で優美であるように思いますけれど。

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どうしても檜皮葺は防火の観点からは最悪で、松ぼっくりより着火剤に向いていそうです。また、数年に一度葺き直さねばならず、コスト面や材料の確保の面でも大変だと思います。

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まだ関東よりも京都や奈良、和歌山周辺に多く維持されているように思いますが、是非ともこのような美しい造形美は大切に後世に残していって欲しいものです。

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