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大人のための「国語」の学び直し

わたしの仕事は、いわゆる「国語の先生」です。

この10年ほどは子どもを対象に教えてきましたが、1年半ほど前から大人の方を対象にしたレッスンも行っています。


きっかけは、とある知り合いの方から「大人向けに国語のレッスンをしてもらえませんか?」と問い合わせをいただいたことでした。

詳しくお話を聞いてみると、「英語の学習をしているのだけど、ディスカッションがどうにも上手くいかない。どうやって文章を組み立てたら良いのか分からず、ライティングにも困っている」とのこと。

英語の授業を重ねてもなかなか上達しないのは、そもそも国語力(母語力)に問題があるからなのでは……?と考えて、連絡をしてくださったようです。


実は、上記と似たような相談、結構多いんです。
意外と需要が多いことに気づき、わたし自身も少し驚きました。


わたしの仕事は「国語の先生」なので、英語などの外国語を教えることはもちろんメインではありません(中高生に教科英語の指導をすることはありますが)。

では、どんなレッスンを提供しているのかというと……

土台となる「国語」を鍛えるためのトレーニングのお手伝いです。分かりやすい文章を組み立てるための「型」や正確に情報を読み取るためのコツなどをお伝えしています。

外国語学習に限った話ではなく、こうした「国語力」はとても汎用性の高いスキルです。こうしたスキルの必要性を感じて、大人向けの国語レッスンに参加してくださる方もいらっしゃいます。


この「国語力」というものは、スポーツや楽器と少し似ていて、継続的に練習を重ねていかないと上達しません。解説書や参考書を読んで基本を理解することも大切ですが、実践が何よりも不可欠。

短期間で爆発的に伸びるものでもないので、コツコツ練習していく必要があります。「国語」と聞くと、小中高の授業が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、大人になってからも大切な「学び」だと思っています。


「昔から自分には国語のセンスがなかったから……」と苦手意識をお持ちの方も少なくありませんが、基礎から学んでいけば技術はきちんと身につきます。


何歳からだって学び直しは可能です。

以前、70代の方が「コミュニケーション力を鍛えたい」と仰ってオンライン講座に参加してくださいました。年齢を重ねても、新しい学びを吸収していこうとするアクティブな姿勢が本当に素晴らしいなと感銘を受けました。


「ちょっと気になるかも」と関心を持ったときがチャンスです!

近年「リスキリング」という言葉が話題になりましたが、「国語」の学び直しは結構オススメです。先ほど述べた通り、汎用性の高いスキルなので、「何か学びたいけど、具体的に思いつかないなぁ」という方は、試しに始めてみても良いかもしれませんね。



わたし自身も、「国語」に限らず、これからも新しい学びに積極的にチャレンジしていきたいなと思っています。「先生」と呼ばれる立場の人間も、日々少しずつアップデートしていかなければいけません。

今のところ頑張りたいのは、クメール語(カンボジア語)の勉強ですね。デザインの勉強もまたどこかで再開したいなと思っています。



皆さんはどんな「学び直し」に興味がありますか?
よかったらぜひ「国語」も候補の1つに加えてみてくださいね!





「ストアカ」というサイトにて、オンライン講座を開講しています! 興味のある方は、ぜひリンク先をご覧ください。


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