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インドネシア移住、ビザ申請

海外で働く上で、避けて通れないのは「ビザ申請」。

インドネシアでのビザ申請は、非常にややこしく、個人ですべてを申請するのは不可能ではないかと思います。提出書類は基本的にインドネシア語だし、役所手続きの大半は「待つこと」になります。

非常にインドネシア語が堪能であるとか、配偶者がインドネシア人という方が、個人申請をしたという話は聞いたことがありますが、少なくとも新規赴任される方は専門のエージェント、コンサル会社に依頼するのがいいでしょう。

インドネシアという国、「代行ビジネス」というのがあります。
このビザ申請もそうですが、その他諸々の役所手続きは、専門の代行業者が請け負ってくれます。
依頼者は必要書類の準備だけで、めんどくさい手続きを代わりにやってもらえます。

日本や他の国にも、この手のサービスはあるはずですが、インドネシアの場合は、役所とエージェントが裏で示し合わせて、代行手数料を中抜きして役所にキックバックしてるんじゃないかと疑いたくなってしまいます。
(これは私見です。関係者の方が見ていたら申し訳ないけど、そう感じてしまうほど、役所と代行業者のシステムがうまくできていると思います。)

自分で手続きをしようと、書類を準備し役所に提出しても、なかなか受理されず、何度も何度も担当者に連絡を入れて、やっと手続きが進みます。
同じ手続きをエージェントを通しておこなうと、すぐに受理されてしまうのです。

これはインドネシアのお役所では、担当者の裁量が大きいからではないかと思われます。
専門のエージェントは、専門に商売しているだけあって、その役所に”顔が利く人”がいるようです。ちょっとした口添えがあれば「この書類は優先的に処理しましょう」となり、コネのない個人申請はどんどん後回しになってしまします。
また、少しの”袖の下”も手続きを円滑に進めるのに有効です。この辺りの塩梅がエージェントは上手なのです。

エージェントに手続きを依頼すると「追加料金を支払えば、手続きが短縮されます」という、テーマパークのファストパスのようなオプションを提案されることもあるので、そういうことなのでしょう。


ということで、インドネシアのビザ申請は、専門の会社に相談するのがいちばんです。なんだかんだ言って、手続きを丸投げできるのはラクではあります。

さて、ここからは、具体的なインドネシアでのビザ申請の流れについてです。

インドネシアでは、ITASと呼ばれる一時滞在許可が、いわゆる「ビザ」となります。ただし、これは滞在許可であって就労許可ではありません。就労許可は別で取らないといけません。その他、警察認可やら居住カードやら、それぞれの役所に申請が必要です。

おそらくエージェントに手続きをお願いすると「ITAS申請」の中に諸々の必要手続きが含まれているはずです。

インドネシアのビザ申請

ここから説明をするビザ申請は、私自身の経験によるものであり、私はビザ手続きの専門家ではありません。あくまでも一例として参考程度にとどめるようにしてください。
ビザの要件や必要書類は、所属会社やその人の学歴・職歴などによって異なります。エージェントに依頼した場合の、手数料などの記載もありますが、私は日系のエージェントに依頼をしています。これも依頼する会社によって異なるものです。

ビザ手続きは、間違うと入国拒否や違法就労となることがあります。必ず専門家にご相談ください。

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