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もの書きのkazumaです。文学ブログ『もの書き暮らし』運営者。在宅ライター。中短編と詩がnoteで読めます。ポメラ日記、はじめました。

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  • ポメラ日記

    ポメラDM250で日記を投稿しています。もの書きの日常を綴ります。

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    kazumaの詩を書く試み。試作、思索、詩作。

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    kazumaの中編・短編小説集です。

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はじめまして、の話をしよう(自己紹介)

・自己紹介の前に思い出した文章 自己紹介、というと、どうしても思い出す文章がある。 だから、ほんとうは小説を書くひとは、書いた小説で自己紹介をするべきなのかもしれない。 でも、僕は作家じゃなくて、ただのそこら辺にいるもの書きで、職業は野良のライターなので、ホールデン・コールフィールドには申し訳ないけれど、少しばかりトムソン・ヒルの天辺へ行ってもらって、フットボールの試合を見ながら好きなだけ文句を言ってもらおう。 この書き出しで、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』に

    • 葉ばかりの藤棚の下に座って、月を見上げた。人のいない公園は時間が停まっていて腕時計の針はちっとも進まなかった。早く朝にならないかな。月ってあんなに大きかったっけな。夜空の月よりも詩の中の月を思い浮かべる方が容易いと言ったのはボルヘスだけれど、彼自身の目が見えないことは後で知った。

      • 昨日の夜はわけあって公園で一晩を過ごした。こんなことばかりだなと思う。深夜の三時に黒猫が一匹迷い込んで、ベンチに座る僕の方を向いてふたことみこと鳴いた。猫が何を言っているかは分からないが、あの小さな瞳は、真夜中でもちゃんと人が見えてるんだなと思う。通行人は顔を背けるだけなのに。

        • 今朝はポメラでコメダをしに行ったのだけどお客さんがまったりした雰囲気だったので、モーニングだけいただいて帰りました。まる。

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        はじめまして、の話をしよう(自己紹介)

        • 葉ばかりの藤棚の下に座って、月を見上げた。人のいない公園は時間が停まっていて腕時計の針はちっとも進まなかった。早く朝にならないかな。月ってあんなに大きかったっけな。夜空の月よりも詩の中の月を思い浮かべる方が容易いと言ったのはボルヘスだけれど、彼自身の目が見えないことは後で知った。

        • 昨日の夜はわけあって公園で一晩を過ごした。こんなことばかりだなと思う。深夜の三時に黒猫が一匹迷い込んで、ベンチに座る僕の方を向いてふたことみこと鳴いた。猫が何を言っているかは分からないが、あの小さな瞳は、真夜中でもちゃんと人が見えてるんだなと思う。通行人は顔を背けるだけなのに。

        • 今朝はポメラでコメダをしに行ったのだけどお客さんがまったりした雰囲気だったので、モーニングだけいただいて帰りました。まる。

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        記事

          引っ越し先、エアコンは故障しているし、物音を少しでも立てると怒られるし、謎にキレている住人がいるので、もうそろそろこの夜は越せないかもしれないな、と思いつつ、ベッドに横たわっている。

          引っ越し先、エアコンは故障しているし、物音を少しでも立てると怒られるし、謎にキレている住人がいるので、もうそろそろこの夜は越せないかもしれないな、と思いつつ、ベッドに横たわっている。

          引越し先は何もない部屋だけれど、唯一、ポメラを置いてあることが、自分が自分であることを思い出させてくれる。

          引越し先は何もない部屋だけれど、唯一、ポメラを置いてあることが、自分が自分であることを思い出させてくれる。

          ポメラ日記72日目 知らない街でものを書くこと

           お久しぶりです、kazumaです。はじめまして、の方もいらっしゃるかもしれませんね。今日は新しい街に引っ越した話です。  とりあえず、グループホームのアパートへのお引っ越しが終わりました。  ここ二週間くらいは引っ越しの手続きや新生活の買い出しでばたばたしており、ようやく今日で落ち着いた(?)感じです。  新しい部屋に来るとエアコンが故障していたり、隣人の方に引っ越しの物音で注意されるなど、けっこうなトラブル続きでした。  そもそも引っ越しで何事もない方が珍しいので

          ポメラ日記72日目 知らない街でものを書くこと

          円周率が割り切れない話を聞くと、文系なので、神様は割り切れないところに秘密を置いたのかもしれないと思う。

          円周率が割り切れない話を聞くと、文系なので、神様は割り切れないところに秘密を置いたのかもしれないと思う。

          ポメラ日記71日目 もの書きのお引っ越し

           今日、引っ越し先の部屋を見てきた。来月には新しい街にいる。一度も降りたことのない駅で。  これからこの街で暮らすのだと思うとヘンな感じがする。昨日までの僕はここにいなかったのに。  僕が暮らすのは、グループホームのアパートで、職場の人の紹介で入ることになった。なので、僕は自分で部屋を選んでいない。気が付いたら知らない街角に立っていた。  駅前で担当のひとと待ち合わせて、少し早く着きすぎたので、本を読んで待っていた。三十分くらい。  いま読んでいるのは井戸川射子さんの

          ポメラ日記71日目 もの書きのお引っ越し

          ポメラ日記70日目 朝に書くか、夜に書くか?

           お久しぶりです、kazumaです。二週間くらいかな。ここ最近はカンヅメみたいな暮らしを送っています。  仕事の合間にちょこちょこ小説の原稿を進めていました。いまで1万字くらい。  ところで、皆さんが文章を書く時って、朝ですか、昼ですか。それとも夜でしょうか。  僕は断然、夜派です。暗いとこで書くのが好きなんですよね。テーブルランプだけ付けて、ポメラの前でぱちぱちやるのが人生の楽しみ……みたいなところがあります。  ひとによって、「休日の昼下がりにのんびりやるのがいい

          ポメラ日記70日目 朝に書くか、夜に書くか?

          ポメラ日記69日目 喫茶店で小説を書いた話

           このあいだの週末、喫茶店に立ち寄った。珍しく早起きした土曜日の朝で、鞄にポメラとノートブック、読みかけの本を入れて出掛けた。  行き先は、どこにでもあるようなイオンのショッピングセンターで、テナントとしてタリーズが入っているので、僕のお散歩コースになっている。  小説を書くのはいつも自室で書いているのだけれど、どこかへ行くときは鞄のなかにポケットノートを入れておいたりする。  べつに実際に読んだり書いたりするわけではなくても、「自分が書いた物語が鞄の中にある」ことが、

          ポメラ日記69日目 喫茶店で小説を書いた話

          ポメラ日記68日目 本屋に寄り道する話

           このあいだ、梅田のジュンク堂書店の本店へ立ち寄った。  梅田の新刊書店というと、僕の中では「紀伊國屋書店」と「ジュンク堂書店」の二強になっている。  梅田の「紀伊國屋」は、小さな頃から通っていて、学生の頃は部活用のエナメルバッグを肩から提げながら出入りしていた(通路で大抵ぶつかります)。文房具コーナーもあって、ポケットで持ち歩ける小型のノートをずいぶん買った記憶がある。  最近は、洋書のバーゲンセールを見掛けることがあり、フィッツジェラルドや村上(春樹)さんの洋書を手

          ポメラ日記68日目 本屋に寄り道する話

          noteの『春の連続投稿チャレンジ』で貰えるnote限定のペンとメモパッド欲しいな(限定品に弱いやつ)。あれ、机にあるとお洒落なんだよな、いまからでも間に合うかな……。

          noteの『春の連続投稿チャレンジ』で貰えるnote限定のペンとメモパッド欲しいな(限定品に弱いやつ)。あれ、机にあるとお洒落なんだよな、いまからでも間に合うかな……。

          ポメラ日記67日目 お金にならなくても書きたい文章がある

           久々に雑記。日頃のもの書きで思うことがあったのでちょっと書いておこうかなと。  このところ、ブログの更新はお休みしていた。その間、何をやっていたかというと原稿の続きを書いていた。  僕は、普段はライティングの仕事でお金を貰って書いている。といっても、そんな大層なものではなく、何とかぎりぎり一人なら暮らしていけるか、くらいの収入しかない。  僕がほんとうに書きたいのは小説や文学関係のことだけれど、仕事のときは一旦、封印する。  記事を読む人が、役に立つことや欲しいと思

          ポメラ日記67日目 お金にならなくても書きたい文章がある

          今日も河原を走った。誰もいないところをひとりで走るのが好きだ。川の向こうに飛行機が飛んでいくのを見ていた。

          今日も河原を走った。誰もいないところをひとりで走るのが好きだ。川の向こうに飛行機が飛んでいくのを見ていた。

          【ポメラ日記66日目 あとがき】 話を歪めるというよりは、僕が歪んでいるのかもしれない。 でも、歪んだところは誰にでもあって、それを隠したり、取り繕ったりせずに物語が書けるかどうかっていう話なんだと思う。

          【ポメラ日記66日目 あとがき】 話を歪めるというよりは、僕が歪んでいるのかもしれない。 でも、歪んだところは誰にでもあって、それを隠したり、取り繕ったりせずに物語が書けるかどうかっていう話なんだと思う。