中央公園 ♪ごもくやさん 生き物通信♪ 第29回(再)
こんにちは。ごもくやさん生き物撮影係の中田です。
久しぶりに天気の良い日が続いています。第29回は10月第2週後半から第3週に出会った中央公園のなかまたちをご紹介します。
小鳥たちが小さな群れを作り始めました。エナガ、シジュウカラ、コゲラ、メジロ。違う種類の鳥なのに、一緒に群れている場面をよく見かけます。写真の鳥はエナガ。体重8グラム。日本で二番目に小さい小鳥です。
先日まで木になっていたコナラのドングリ(写真左)が、バラバラと音を立てて地面に落ちる季節になりました(写真右)。公園の職員さんが道に散らばるドングリをせっせと片付けても、次から次へと落ちてきて、いたちごっこです。
年がら年中、キノコは生えていますが、秋は特に目立つ気がします。中央公園の森でも様々なキノコが生えています。写真は、ヌメリツバタケ(上)、ウラベニホテイシメジ?(左中)、ニガクリタケ(左下)、チシオタケ(下右)です。
通勤時に管理棟の壁や窓ガラスに止まっている生き物をチェックしています。季節により顔ぶれが変わっていくのが面白いところ。最近出会った美麗なガを2種ご紹介します。写真上はウスキツバメエダシャク。このガを見ていると、チョウとガの境界なんて実は無いのだなと思います。写真下はオビガ。思わず撫でてみたくなるような毛並み(?)です。
秋が深まるにつれ、虫たちの季節は終わりに近づいています。虫たちは次代にバトンを渡す営みに余念がありません。連結して産卵しているのはリスアカネ(写真上)。よく見ると雌(左)が産み落とした卵が写っています。コバネイナゴ(写真下左)やオンブバッタ(写真下右)もせっせと繁殖行動に励んでいます。
(2022年10月16日公開)
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