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クライストチャーチまで一気に進んだ日のこと【ニュージーランド旅13】

ブレナムに滞在して4日目が経ち、今後の旅のルートやその他諸々含めて調べ物ばかりしていた。天気予報も随時チェックしたり、雨が連日続くかどうかなども頻繁に見ていた。それだけにニュージーランドは一日の間で天気がしょっちゅう変わる。


だからこそ旅は予想外なことが多く、面白いことの連続でもある。


当初予定していたルートがあったとしても、一人ならいくらでも方向転換というか修正ができる。

ブレナムの街並み。
平坦でめっちゃ良かった。


これがもし2人以上だとそうはいかない。相手によっては「何が何でもここがいい」と言い出して次第に言い争いが起きてしまいかねない。


言い争いは過去に起きたことはなかったけど方向性というか趣味嗜好の不一致による影響で後半あまり楽しいと感じなかったことがあった。
確か2019年のGW頃だった、その時期しか休みが取れないという友人がいてその人に合わせた結果、イマイチ楽しめなかった。その日を境にボクは一人で旅をすることを選ぶようになった。集団行動が苦手なのもこれらの理由が大きく影響している。


歩くこと30分





ここでヒッチハイクをすることにした。


街の郊外へと歩き、一通りも少なく車が停めやすそうな場所に来たのでここで待つことにした。



当初はカイコウラという経由地を目指し、そこからクライストチャーチへ向かうつもりだった。


ホワイトボードにKaikouraと書いて待つこと30~40分


1台の車が止まってくれた!


しかも車の後ろにキャンピングトレーラーを引いてたので、当初は無理だろうなと思ってたけどその直後男性がボクの近くに止まり「Hey! どこへ行くんだ」ていう感じで話しかけてくれた。


Kaikouraのあとにクライストチャーチへ行くことを伝えた直後、

「おれもクライストチャーチへ向かってるところだ!」
「ホンマに!ボクも一緒に行っていいすか!?」
「もちろんさ!乗ってけよ!」

こうして3時間のドライブをともにすることになった!


終始めっちゃ楽しかった!



オットセイが多く集まる海岸沿い。

ここで車を停め、オットセイの集まりを目にした。





最高に気さくなおっちゃん!
めっちゃ楽しかった!
ありがとうございます!



バーボン・ウィスキーをいただきました!
天気も良く、久々のお酒ということもあり、喉にしみる!

美味い!


カイコウラに着く。

そのまま通り過ぎる。

人々は穏やかで、皆それぞれ憩いのひと時を味わう。

サーフィンをする人もいれば釣りをする人、カフェで店員さんと和気あいあいとした会話を楽しむ人もいれば、ボクみたいにカメラを持って写真と動画を撮る人もいる。皆違って皆良い。



このまま街を通り過ぎる。

ここからクライストチャーチへは更に1時間かかる。



ニュージーランドは羊や牛・馬などのファームが多く、

寧ろ人よりも羊の方が圧倒的に多いとされている。


日本とは真逆だ。土地の面積も日本とほぼ変わらないが、日本は逆に人口が多すぎる。逆視点から日本を見るとよく思うことがある。「この島国でこんだけ人がいたら部屋が狭くなるのは至極当たり前」だと。

ニュージーランドは温暖で降水量が豊富な国で、永年、牧草に恵まれます。国土面積に占める農地の割合は42.1%で、さらに農地面積のうち91.8%が牧場・牧草地である。


こうしてニュージーランドへ来て感じたのは、皆テクノロジーや流行りのものに対しそこまで感心はなく、寧ろ必要最低限のものを長く使う傾向にある。もちろん人によるが、これまで出会った人々は皆今ある暮らし・家族や友人との繋がりを大切にするといった感じだった。モノが溢れかえったところで幸福度が上がるわけでもなく、寧ろ上がる一方だ。

日本の場合、これだけサービスやモノが充実してるにも関わらず国民一人ひとりの幸福度は先進国の中でもワースト3に入ってる。隣の韓国も大変な状況だという情報をたまに耳にするが、過剰に流行りものや物欲を煽るような行いを繰り返したところで、最終的には不要なモノで溢れかえって身動きが取れなくなり、次第には人生に対する展望すら狭めてしまいかねない。


これまでにもNZ人以外にヨーロッパから来た人々とも会ったが、皆モノを過剰に持ちたがらない傾向で且つモノよりも経験を重視するといった姿勢で人生を楽しむ人が多かった。Less than more, 少ないモノで豊かに暮らす・生きるといった思想に惹かれる。ボク自身も5年前からミニマリスト的なライフスタイルに切り替えた。極力身の回りに不要なモノを置かない・買わないといった姿勢は今も継続している。それこそ今回のようなバックパッカー旅をするとなれば尚更モノは少ない方がいい。洋服も必要最小限、シンプルで且つ機能性に優れてるものが望ましい。



走り続けて1時間、


クライストチャーチへ到着。

といってもクライストチャーチに用事はなく、一目見てから移動しようと思ってたが、おじさんが特別に市内を案内してくれた。

宿代も他の街と比べて高く、今晩は空港で寝泊まりするつもりだった。
この日は雨が降る予報でテント泊は難しいと判断したからだ。
※案の定、大雨が降った。改めて空港へ避難してよかった。



何となく街並みの一部がヨーロッパに少し似てる気がした。
過去に訪れたドイツとスロバキアを思い出す。


ピアノの上に牛が乗っかってるやつを見かけたので記念撮影。
※ピアノは一切弾けません……


クライストチャーチは平坦で、ここもまた住みやすそうだと感じた。


公園はとにかく広い。日本とは大違いだ。


ヒッチハイクする場所兼今日の寝床を確保するべく、なんと空港まで送ってくれた。空港近くにはスーパーやマックもあったので、いざという時は食料も調達できる。

おっちゃんありがとー!!!!


おっちゃんからもう一本もらいました!

外で飲むウィスキーは美味い!


しばらくしてからスーパーへ行って値下がった惣菜を買い、そのまま空港へ向かう。


時刻は8時を回った。


めっちゃ大雨!



この日の晩飯。
外食は高いので、手軽に食べれるハムや果物・惣菜を買って食べた。
値下げ品は頻繁にチェックしてる。


こうしてボクは一晩だけクライストチャーチ空港で寝泊まりすることにした。避難がてらこの場所を選んだわけだが、24時間営業で且つ空港内は安全だった。

ネット上では早朝便や深夜便を利用する人達の間では非常に過ごしづらい・空港泊しにくいと評判は良くなったが、実際に過ごしてみたら意外と快適だった。過去にクライストチャーチ空港で一晩過ごした若い男性の動画を見たことはあったが、その方曰く「一度も質問されず、追い出されるようなこともなかった」とのこと。数年前と今ではガラリと変わってるのかもしれない。というわけでサバイバルも兼ねてこの場所で寝ることにした。
※結果的には何事もなく朝を迎えることができた。

というわけで今回はこの辺で終わりにします。


ありがとうございました。

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