大切な記憶を残すには・・

「生涯忘れたくない思い出」
 あなたはありますか?

人生を生きていると、たくさんの嬉しい、楽しい、幸せな出来事を経験します。

そんな幸せな出来事を時々思い出し、当時の感情が蘇る。
そういったことを皆さんしていると思います。

私もたくさん忘れたくない思い出があります。
中でも絶対に忘れたくないのが、「家族のこと」

少し最近のお話をします。

実は今年始めに、私の父が病気で亡くなりました。
77歳。人生100年時代と言われる現代では、若い年齢。
正直、もっと一緒に過ごして思い出を作りたかった。

亡くなる前後は、父と過ごした幼少期からの思い出が色々蘇りました。

数知れず一緒にご飯を食べに行ったこと。
美味しいお店にたくさん連れていってくれたこと。
悩んだ時、相談に乗ってくれたこと。
時々電話をかけてきては、様子を気にかけてくれたこと。
家族旅行のこと。

数々の思い出は私の生涯の宝物です。

数多くの幸せな記憶。でも、全ての幸せを思い出せるかといったら、そうではありません。

思い出せる以外の出来事もたくさんあるはずなのに、思い出せない。写真などもあまり一緒に撮っていないので、思い出せる材料もありません。
そういったことが、少しさみしく、悲しくもあります。

父の死を経験して思ったこと、それは、「家族と過ごす時間をたくさん作り、その体験を生涯忘れたくない」と。
私にとって、家族と過ごすことは幸福感がとても高い、かけがえのない時間です。

その都度過ごした時間を100%忘れたくない。
そんな想いがある一方、どうしたら記憶に残せるのか?
わかりませんでした。

しかしその答えを知ることができました。
それが、精神科医で作家でもある樺沢紫苑さんの新刊「記憶脳」

数々の記憶術が書かれている本書。
その中の一つに注目しました。

「永久に記憶に残す方法。それは、自分の「体験」「気づき」「考え」を、頭の中ではない、自分の外側に記録する。
自分の中にある考えやアイデアを、文章、言葉、図やイラストなどを通して、外部に表現する。いわゆる「外化」することで、記憶に残る」と。

この外化する場所、それが「SNS」

SNSに投稿すると、その記事に「いいね」や「コメント」がついて、自分の投稿を何回も見たり思い出すことになる。
複数回自分の投稿に触れるので、自然に記憶が強化される。

また、人に見られる緊張感がさらに記憶力を高めてくれる。
写真、絵、イラストなどの視覚的イメージも使うと、圧倒的に記憶に残りやすくなる。

自分の体験、そこから得た気づきをSNSに投稿するだけ。

これを知り、忘れたくない体験、その気づきをできるだけ、写真も入れながらSNSに投稿していこう!と思いました。

家族との体験ではないですが、実際ある体験の感想を写真付きでSNSに投稿したところ、そこに「いいね」やコメントがつき、何回も自分の記事に触れることで、その体験が細かく記憶に残っています。

いくつになっても忘れない思い出。
いくつになっても思い出せる思い出。

本のおかげでその術を知ることができました。

すばらしい本を世に出してくれた著者の樺沢紫苑さん、出版社や編集者の方、その他出版に関わった方々に心から感謝いたします。

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