豊島ティーハウス #4
2024年3月24日に第4回 豊島ティーハウスをカフェデリエ様をお借りして開催しました。この記事では1部、2部で提供したお茶についてまとめます。
イベント概要
ダージリン中心の飲み比べ茶会です。コース制で順番に店主がセレクトしたお茶をおいれいたしました。1部、2部はメニュー共通でダージリン3シーズンの飲み比べがメインのメニュー構成としました。3部はメニューは当日の半のを見つつフリーで提供しました。
開催日:2024/03/24
場所:カフェデリエ様 (間借り)
時間:1部 11:00~12:30、2部 13:00~14:30、3部 15:00~16:30
1部、2部
1部、2部のメニューは事前に決めた構成+αで提供しました。プラスアルファについては手配していた2024年のダージリン1stがイベント開催2日前に入手できたこともあり急遽追加した分です。
2024年 First Flash Rohini (ロヒニ茶園) Spring Blossom RTD-01
2023年 First Flash Castleton (キャッスルトン茶園) China Special DJ-5 (Leafull)
銀座三越オリジナルブレンド (Leafull)
2023年 Second Flash Sanguma (サングマ茶園) China DJ-102 (Cha Tea)
2023年 Autumnal Gielle (ジェル茶園) China DJ-400 (Cha Tea)
2023年 Autumnal Jun Chiyabari (ジュンチヤバリ茶園) HRHT (May Days)
フレーバーティー 桜の紅茶 (Leafull)
1、2番目はダージリンのファーストフラッシュからスタートしました。1番目は新茶をということで、運良く間に合った2024年のファーストフラッシュをお出ししました。お茶自体の味はかなり軽めで、このお茶は春の新茶を早く提供しようとしているイメージが強く、記念的なお茶かな?と思います。しかしせっかくのお茶会ですから2024年の春の味をお届けしました。
2番目のお茶からが本格的なスタートです。春らしい爽やかな香り、ニッシュさ、ほどよい渋みがあり、しかし苦くはなく緑茶のイメージにも通じるため飲みやすいお茶かと思います。発酵度が浅い紅茶から煎茶のイメージに通じることはあると思いますが、味わいはよりクリアですっきりしておりお茶としては全くの別物です。典型的なダージリンファーストをお出ししたくセレクトしました。
3番目からは季節が進んでダージリン セカンドの枠です。この紅茶はブレンドのダージリンですが、購入時に店員さんに確認したところダージリン セカンドのみでブレンドしたお茶ということでダージリン セカンドの枠で提供しました。ダージリン セカンドの特徴とされるます勝てるフレーバーを感じられ、かつ渋みも穏やかで、抽出時に長蒸らししても渋くなりすぎることがないのでいれやすく飲みやすいお茶の紹介という意味も込めています。
4番目もダージリン セカンドの枠ですがこちらはマスカテルフレーバーに焦点を当てたセレクトです。今季飲んだ限られたダージリンとの比較、かつ個人的な解釈になりますが、最もマスカテルフレーバーを感じたのがこのお茶です。価格もダージリンセカンドの中ではお手頃でコストパフォーマンスもよいです。ただし、少しデリケートな茶葉で、長蒸らしすると渋みが強く出がちです。もし渋いなと感じた場合は差し湯で調整することをおすすめします。なおお茶会では5g、350cc、3分抽出でお出ししました。
5番目はダージリンのオータムナル枠です。個人的なオータムナルの解釈としてダージリンセカンドよりも渋みが少なく、ボディも軽めで飲み疲れしないお茶というイメージを持っています。またオータムナルはセカンドと比較しても安価なので普段のみにちょうどよいお茶だと思っています。そんなオータムを感じられるものという観点でお選びしました。
6番目はダージリンではなくネパールのお茶です。ネパールはインドのダージリンに近い立地ですのでダージリンに似た特徴になります。しかしお茶の味は製法で大きく変わりますのでそれぞれの特徴が出ると思います。今回提供したジュンチヤバリは丁寧な製茶で渋みが少なく甘みを感じやすいお茶を作られるイメージがあります。ダージリンとの比較の意味でネパールの紅茶もお出ししました。
7番目のお茶は桜の季節に合わせて桜のフレーバー、かつダージリンをベースにしたものをセレクトしました。ダージリン自体が繊細な味と香りであるためフレーバーにされることは少ないと思いますが、この桜フレーバーはダージリンのファーストフラッシュをベースとして爽やかな味に桜がふんわり香る美しいフレーバーで、ダージリンによく合っていると思います。フレーバーの中のミントも最後に味を締めるよいアクセントになっていると思います。季節限定のおすすめダージリンフレーバーティーです。
入手先
Leafull Darjeeling House
ダージリン紅茶専門店 リーフルダージリンハウスオンライン (leafull.co.jp)
Cha Tea 紅茶教室
紅茶専門店ChaTea (ocnk.net)
May Days
MayDays
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