10月17日(日)朝5時半。四十九日までの過ごし方。

14日のお葬式から、あっという間に時間がたった。

お葬式は、家族だけでひっそりと自宅で、という希望だったんだけど、亡くなる前に、自分自身で最後のお別れの電話を何件もかけていたので、かつての仕事関係の仲間や、卓球の仲間、ご近所さん、私の義理の両親、徳島からかけつけてくれた親戚、と、たくさんの方に見守っていただくなかで葬儀を行うことができた。

賑やかなのが好きだったので、たくさんの方が来てくださったことに感激していたのではないかな、と、思う。

火葬場で、最後のお別れの時には、孫達に号泣してもらったし。

初七日まで終えて、その夜は、兄は仕事で帰ったので、母と妹と兄の連れ合いと私の4人で、たくさん昔話をした。

次の日、仏壇や位牌の相談をしに仏壇屋さんに行き、昨日は、駐車場などでお世話になった近所の方にお礼をしに行き、介護ベッドを引き取ってもらった。

と、まぁ、することは、結構あった。

初七日から四十九日まで、どうやって過ごしたらいいのか分からなかったので、ネットで検索したり、仏壇屋さんで教えてもらったりした。

四十九日までは、ご住職の弟子となってあの世とこの世を行き来しながら修行をしていると、ご住職に教えてもらったので、朝、昼、晩、ご飯の用意をし、朝晩お経を上げている。

父が、あの世で、「さぁ今日もがんばるぞー。」と、張り切っている姿が思い浮かんで笑える。

ご住職から、すぐに極楽浄土には行けないと教えていただいた時に、父に思わず、「まだ行けへんねてぇ。がんばってねぇ。」と呟いてしまった。

朝昼晩ご飯を用意したり、父を応援するためにお経を唱えたりすることは大変だけれど、そうすることで朝昼晩自分達もちゃんと食べるし、声も出すし、で、日常を取り戻していくんだろうな、と、思った。

四十九日までの日々を故人を忍びながら生活を取り戻していくための時間と思うと、昔からの習わしというものはよくできているなぁと感心する。

妹が、明日帰るので、今日の夕食は、ココスの包み焼きハンバーグ。

葬儀の日に、がんばった孫達へのごほうびとして、ココスに行った。その時にうちの息子達がチョイスした包み焼きハンバーグが母の目にとても美味しそうに映ったらしい。

母に食欲が出てきたのはいい傾向だ。

まだ、朝の4時半頃に目が覚めるけれど、ずいぶんしっかり眠れるようになった。

今日は、日曜日なので、できることが少なくて楽だ。

母のペースを大切にしながらひとつずつすべきことを終えていかねば、と、思う。

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