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育児あれこれ~娘が社長で私が専務、夫ヒラ~

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育児のトレンド、問題点、楽しさ、ハックなどの考察をつらつら。 また、ワーママ2年生として2016年7月生まれの娘との日々、夫とのツーオペ育児、夫婦のパートナーシップについて個人的… もっと読む
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2018年11月の記事一覧

この時間は"オモチャ箱"なのかもしれない

この時間は"オモチャ箱"なのかもしれない

noteで記事を書きだして5か月。
この度、ご縁があり、cakesにて育児コラムの連載を持たせていただくことになりました。

去年までは執筆経験ゼロの障害支援畑の人で、SNSのアカウントすら持っていなかった。
そんな情弱ちゃんな私に、この機会をくださった多くの方がいます。

コノビーへの社内異動を示唆した上司や、慣れない業務を支えてくれた人、声をかけてくれたcakesの方、そして、拙い文やツイート

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知られざる新生児育児の"地味ショック"

知られざる新生児育児の"地味ショック"

私はなにをするにも、「見通しのないこと」が苦手だ。

遠足や運動会では、しおりを熟読して、1日のスケジュールをきちんと把握しておきたかったし、家電を買ったら説明書を読みこんでから電源を入れるし、ドラクエでは皮の装備シリーズがすべて揃うまで、はじめの街を出たくない。

なので妊娠してから、出産に関してはもちろんのこと、その後の育児で起こりうる、様々な「想定外エピソード」を収集していた。

新生児のオ

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産後の抜け毛に、夫がひとこと。

産後の抜け毛に、夫がひとこと。

髪の毛というものは、恋人の頭についている時は、こんなにも愛しいのに、床に落ちた途端、おぞましいものに変わるのは、なぜだろう。

大学生の頃、辞書を片手に読んだフランス人作家の小説に、こんな一文があったことを覚えている。

詩的でなめらかな文であったのに、その生活感あふれる描写がとても気に入り、当時愛用していたルーズリーフバインダーの裏表紙に、原文を書き写して持ち歩いた。

私はこの作家の感性に、こ

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「保活」という名の消耗戦

「保活」という名の消耗戦

10月。
秋口、と呼ばれるこの季節は、私にとって、何ら不穏のない時期だった。

かぼちゃ味のスイーツを買ってみるハロウィン
ロンT1枚で出かける休日
読書の秋を言い訳に、ついつい多めに買う書籍
ちょっとだけ奮発する、夫の誕生日

ささやかながらに心地よい温度を守っていた私の10月は、産後、まったく知らなかった暗い顔を、新米母に突き付ける。

旧暦では神無月。
まさに神も仏もない、苦しく長い闘い

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