瀧波 わか

子育てメディア・コノビーの編集者。noteではエッセイや映画レビューなど雑多に書きます…

瀧波 わか

子育てメディア・コノビーの編集者。noteではエッセイや映画レビューなど雑多に書きます。得意ジャンルは育児、夫婦関係、障害支援、教育、子供の気持ち、婚活。ほぼ日の塾5期生。音感がまったくない。

マガジン

  • #育児 記事まとめ

    • 1,172本

    妊娠から出産、子育て、教育についてなど、noteに投稿された育児系の記事をまとめていきます。

  • 私のはなし、わたしの言葉

    幼少期~30代前半の現在まで、印象的だったできごとや、日常に感じたことを徒然にエッセイにしています。 雑談ベースのライトなものから、満たされなかった子ども時代の憧憬まで、思いつくままにかきます。

  • 育児あれこれ~娘が社長で私が専務、夫ヒラ~

    育児のトレンド、問題点、楽しさ、ハックなどの考察をつらつら。 また、ワーママ2年生として2016年7月生まれの娘との日々、夫とのツーオペ育児、夫婦のパートナーシップについて個人的な見解をコラムにします。 毎週更新予定。お気軽にご感想いただけますと喜びます(*´∇`*)

  • レビュー系記事まとめ

    映画やドラマ、本などのレビュー記事をまとめたマガジンです。選出作品は主に娘がハマってきたディズニーアニメとジブリ作品。子育て視点多め。 今後は飲食店レビューやおでかけレポも書くかも。

  • Twitter理解を深める、マーケ戦略と編集スキル

    SNSド素人が「マーケティング理論」と「編集力」でTwitterアカウントを0から作っていくすったもんだの記録。 よくある「フォロワー1000人にする方法」記事よりも、より具体的で実践的なレポートになっていく予定。…予定。 現在開始2か月でフォロワー1500人突破。

記事一覧

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「はじめて」を売る洋菓子店

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そっと置いておきたい言葉たち

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夜を捕らえる

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読書ギライの本屋デート

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大遅刻だよ、サンタさん。

私の実家は「サンタクロースのこない家」だった。 毎年プレゼントは買ってもらえたが、それはオモチャ屋さんやデパートでレジに並んで手に入れたもので、起きたら枕元に…

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トトロに学ぶ、子供を大事にする方法

トトロに学ぶ、子供を大事にする方法

娘が絶賛、「となりのトトロ」大ブームである。

なぜかわからないが、アニメ映画を観たことがなかったはずの段階からずっと、「おうち、トトロ、いた」と両親に報告し、毎晩小さいトトロが我が家に遊びに来て、ダイニングテーブルの下でビールを飲んでいた、という荒唐無稽な話を繰り返している。

おそらく保育園でトトロの存在を知り、まぁ幼児によくある妄想をしていたのだろうが、金曜ロードショーで映画を観てからは、文

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「はじめて」を売る洋菓子店

「はじめて」を売る洋菓子店

昔、実家から歩いてすぐの場所に『ロンパード』という洋菓子店があった。

老夫婦が営む小さなお店は、戸口がせまく陽が入りにくいのか、店内はやや薄暗い。

白を強調する照明とポップな色合いがお決まりの「ケーキ屋さん」ではなく、昔ながらの「洋菓子店」と呼びたい空間だ。

幼少期、一番よく食べたケーキはロンパードの商品だった。

記憶にはないものの、祖母から聞いた話では、私が人生ではじめて食べたケーキはロ

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戦国武将と恋をして、アラサー女が気付いたこと

戦国武将と恋をして、アラサー女が気付いたこと

スマホアプリ『イケメン戦国』をプレイしてみた。

恋愛シミュレーションゲームの一種である本作は、イケメンナイズされた戦国武将たちと甘い恋に酔いしれる、いわゆる「乙女ゲー」である。

はじめたきっかけは仕事だった。
アプリも展開しているウェブメディアで働いているくせに、私はアプリ課金なる行為をしたことがなかったのだ。

そんなことでは面白いアプリは作れないよね、と思ったので、ママ友たちに調べをいれた

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「いのちの重さ」の実感値

「いのちの重さ」の実感値

来月で3歳になる娘は、2歳児としてのラストスパートをかけているのか、思考と言葉が加速度的に成長している。

まだまだ発音自体がつたなかった少し前は、単純な「これなあに?」に付き合っていればよかった。
しかし、モノの名詞限定だった質問バリエーションは、あれよあれよと高度になり、理由や関連性、そのものがもつ意味合いにまで及んでいる。

これは同時に、親に求められる「説明スキル」が爆上がりしているわけ

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霞はもう、食べあきたんじゃ。

霞はもう、食べあきたんじゃ。

優しい、怒りっぽい、頼もしい、情け深い。
人の性格を言語化するときには、おもに形容詞が使用される。

しかしながら、ある人物へのイメージや印象を、特定の定型文で表現する場合も、しばしばある。

たとえば、菩薩のように優しげな人には「虫も殺さぬよう」。
素直すぎて疑いの心を持たない人には「へんな壺とか買わされそう」などと言う。

そしてこのような定型文の中でも、ここ10年くらいで頻発されるようになっ

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そっと置いておきたい言葉たち

そっと置いておきたい言葉たち

ライター・編集者の養成講座「ほぼ日の塾」の5期に参加させていただき、昨日すべての活動が終了した。

全部で3つあった塾生への課題。
最終課題は、コンテンツの形式もテーマも自由に決めることができた。
完成した記事はこちら。

小説に挑戦しようか、渾身のエッセイか…参加前はあれこれ考えていたものだが、いざ実践編への参加通知が届くと、数分後にはぐうたらこさんに連絡をとっていた。

「お子さんの障害受容を

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夜を捕らえる

夜を捕らえる

2歳半の娘は夜更かしキッズだ。
平日は保育園で2~3時間グッスリ昼寝をしてくるので、夜中近くまで起きている日もある。

ちなみに目覚めるのは7時。
むごいときは5時半。このむごさたるや、伝わるだろうか。

そんな、むごめの朝。
玄関マットの上に、お風呂遊び用の金魚すくいのポイ(アミみたいなやつ)と、おままごとのバナナがおいてあった。

パパッと片付けてしまってもよかった。
しかし、ふだんは浴室のオ

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読書ギライの本屋デート

読書ギライの本屋デート

読書が好きだ。

これは、「本の虫」と呼べるほど、常に書籍を携えていた、父の影響だ。

ドラゴンや魔法が登場する、海外のファンタジー作品が好きな父にたいし、私は現代日本が舞台の一般小説を好んで読んだ。

くわえて、個人的に「ななめ読み」と表現している読書法をしていた。

小説の舞台が奈良県なら、奈良の歴史本も読んでみたし、主人公がバレリーナなら、『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』の戯曲も手にとっ

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きみたちのエクスプレス号

きみたちのエクスプレス号

『夢中になれることが、いつかキミをすげぇヤツにするんだ!』

往年の大ヒットアニメ、ドラゴンボールZのオープニングテーマ曲の一節。

私はこのメッセージが、子供向け番組の冒頭で力強く歌唱されたことに、ちょっとした感動すら感じている。

「好きこそ物の上手なれ」という表現が古くからあるように、好きな気持ちがあるもの、モチベーション高く取り組んだものは結果がでやすい。
この示唆に、私は強く同意する。

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なんて素敵なドレスだったの

なんて素敵なドレスだったの

今ではめずらしくないが、七五三のときにドレスアップしてスタジオで記念撮影をする、という文化は、私が小学生になったころに出現した。

少なくとも、私がこのならわしを知ったのは小学2年生の時であった。
休日に遊びにいった友達のおうちに、該当の写真が飾られていたのだ。

白いベンチの真ん中に座っている同級生は、アイドルみたいなフリフリでピンクのドレスを着て、2つにわけた髪もきゅるるんっとカールし

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個性と普通とオヤゴコロ

個性と普通とオヤゴコロ

親になると、大概の人は我が子にいくつか願いを託す。

健康で元気に暮らしてほしい。
明るく誰からも好かれる人であってほしい。
好きなものや夢中になれるものをみつけてほしい。
苦労の少ない、順風満帆な人生であってほしい。

他の人にはない、その子だけの強みや特技、「個性」という名の武器を持ってほしいと望む。
ごく自然なことだ。

そのほうが人生が楽しくて、夢中になれるもの、この道だと確信できるも

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なぜ芸能人の育児論は炎上してしまうのか

なぜ芸能人の育児論は炎上してしまうのか

お笑い芸人、品川庄司の庄司智春さんの育児に関するインタビュー記事を読んだ。

記事の中で庄司さんは以下のように語っている。

「本当に父親になった、俺も子育てしているぞと自覚したのは、息子が2〜3歳になるくらいかなぁ。息子は俺そっくりだし、生まれたばかりのときからかわいい。でも、生後すぐから2歳くらいまでの育児って、何をしてもママには絶対に勝てないんですよ」

この部分が「結局2歳くらいまでは母親

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だまされたと思ってハラスメント

だまされたと思ってハラスメント

家族で回転寿司にいったときに、となりのテーブルでこんな会話がされていた。

A「今日はお祝いだし、バンバン好きなもの食べてよ!うわ!すごいウニじゃん!ほらどうぞ!」
**
B「あっ…あの、すみません…ウニだけ苦手で…お気持ちだけ…」
**
A「えー!!こんなうまいもん、キライなの!?それはさ、あれだよ。今までほんとにうまいウニを食ってきてないんだよ!ほら!だまされたと思って、食べてみなよ!!」

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『アナ雪』にヒロインが2人必要な理由

『アナ雪』にヒロインが2人必要な理由

2歳の娘がいる。
いま、彼女の頭の中を覗いてみると、半分くらいは『アナ雪』成分に支配されているかもしれない、と思うほどに大ブーム中だ。

アニメ映画を鑑賞する頻度も高いので、年末に育児視点でのアナ雪レビューを書いてみた。

こちらは主にエルサとアナの両親の教育が、ふたりの個性に及ぼした影響に関しての内容だが、今回はより本編の内容にそった考察レビューをお届けしたい。

※以下は作品のネタバレを

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noteデビューから半年間で起こったこと

noteデビューから半年間で起こったこと

年末だ。
やることがあるようでないようで、いたずらに急かされる時期。
普段よりきちんと過ごさなくては、少し贅沢な食べ物を食べなくては、という圧力をゆるりと感じている。

こんなときこそどっしり構えていたいものだが、なんとまだ仕事が納まっていないので、いま必死で処理っている。
そんな中、現実逃避を兼ねて、この1年のnote活動を振り返ってみたい。

1年、といっても、noteをはじめたのは今年の6月

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大遅刻だよ、サンタさん。

大遅刻だよ、サンタさん。

私の実家は「サンタクロースのこない家」だった。

毎年プレゼントは買ってもらえたが、それはオモチャ屋さんやデパートでレジに並んで手に入れたもので、起きたら枕元にプレゼントが…という体験は一度もしたことがない。

「いずれバレる嘘をついても意味がない。親が買ってやったものをサンタの手柄にされるのも癪にさわる。」
物心がついたときには、すでにこう説明されていた。

私にとってサンタクロースは、

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