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生きづらい人生から脱出!個性を尊重し頑張らないが常識になる時代



1.はじめに


みなさんは叶えたいと思う夢を持っていますか?
夢や願望は大きいほど手に入れることが難しく、諦めてしまう方も多いのかもしれません。
夢は叶うかどうか分からないような壮大なものが多いように感じますが、ちょっとした目標はどうでしょうか?
ノルマをクリアすることで達成感を得て「できた」という自信にも繋がります。
私たちはいつも何かの目標を掲げさせられ、結果を出すことを求められてきました。
努力をすることが当たり前で、頑張らない人間は怠け者や人格に問題があるのではないかと、責めたり責められることもあったのではないでしょうか?
近年、「努力」に対する考え方が、少しずつ変わってきたように思います。無理をさせることよりも、できる範囲のことをやってみるといった、頑張らないというゆるい考えの方が、ものごとが上手く流れることも多くあります。
これらは時代が物質的主義から精神的主義の風潮に移り変わっている表れなのかもしれません。
頑張らない。
無理をしない。
嫌なことはやらない。
努力はしない。
このような心の在り方で、本当に人生が上手くいくのでしょうか?
今回は、頑張らない生き方についてお伝えしたいと思います。

2.頑張る人生の背景

人間は努力することで結果が出る。

努力が基本と教えられてきた世代にとっては、頑張らない生き方といわれましても、何だか違和感を覚えてしまうのではないでしょうか?
なぜ、そう感じてしまうのでしょうか。
私たちは昭和・平成に生まれ、それぞれの環境で育ってきました。
戦後の日本は急激に経済が成長し、物質的には豊かで便利になり、昔と比べて楽になったように感じるかもしれませんが、精神的には貧しくなってしまったのではないでしょうか。

便利さに慣れてしまい、更なる便利さを追い求め、いつも不足感を感じ、本当の幸せが何なのかさえ分からなくなっています。
私たちの受けた教育は幼少の頃から、競争することが基本になっていました。
常に誰かと比較をされ、できる子は褒められ、できない子はダメな子だと責められて優劣を付けられてきました。

与えられたことができないと笑われる。(羞恥心)
頑張らないと叱られる。(恐怖心)

頑張ること、努力することが美徳とされ、頑張らないことに罪悪感さえ覚えるような教育を刷り込まれてきたのです。
それはもはや自分の為ではなく、周囲の人に認めてもらうことや、納得してもらう為に向けた努力といっても過言ではありません。
幼少の頃から教えられた常識は、大人になっても変わることなく、どんな時も努力を惜しまない人生を送られている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
努力をすることは決して悪いことではありませんが、頑張り過ぎることは肉体的にも精神的にも大きなストレスとなってしまいます。
このままではダメだと自分自身を否定して追い込んだ生き方は無理をした生き方です。

このような生き方は重いエネルギーを発しており、辛い生き方のループにはまっている人生なのです。

3.頑張る意味

どんなに頑張っても報われない。
でも頑張らずにはいられない。
そのように感じたことはありませんか?
頑張ることの先には何が待っているのでしょうか?
頑張った先には目標を達成できるというメリットがあります。
必ず達成できるとは限りませんが、その達成感から、一瞬幸せな気持ちにもなります。

ですが次の瞬間、さらにハードルを上げた新たな目標を設定し、また頑張るという日々が訪れることになります。
向上心は素晴らしいことですが、これは終わりのない努力を意味します。

それは、ただ一瞬の幸せの為に一生頑張り続けるという人生なのです。
また、頑張ることで認められたいという承認欲求から、頑張ることを止められないというケースもあります。
周囲に認められない人間は価値がないという思い込みは、誤った観念といえます。
誰かに認めてもらうことで自信を持つことに繋がりますが、誰よりも自分で自分を認めることが何よりも大切なことです。
人には個性があり、得意・不得意なことが誰にでもあります。
不向きなことを頑張り続けても、いい結果を得ることができないのがほとんどです。
周囲と比較をすることや認めてもらうための努力は、自己肯定感を低くすることに繋がってしまいます。
《自己肯定感》自分の存在そのものを認める(肯定する)感覚で何か(誰か)と比較をすることで自分の評価をすることもなく、ありのままの自分を認め受け入れること

頑張り過ぎる人はたとえ報われないと知っていても、頑張ることを止めるという選択肢は持っていないのです。
とにかくやらなくてはならないという思い込みの観念が、幸せを遠ざけてしまっているのです。

4.努力逆転の法則


さてここで、無理をして努力することで逆の結果が現れるとされる、努力逆転の法則についてご紹介したいと思います。

この法則は自己暗示療法の創始者であるエミール・クーエ氏が提唱した法則です。

クーエは「意志力と想像力が衝突し対立する場合、勝利をおさめるのは常に想像力の方である。このことにいかなる例外もない」このように語っています。

これは、頑張ろうという意志力があっても、無理をすることで起きるネガティブな感情(想像力)の方が強く働き、良い結果を生まないということを表しています。(※意志力と想像力が相反した場合に限ります)
「やらなくては…」という焦りや、「できなかったら…」という恐怖心。

努力逆転の法則では、無理をして努力する力はやらなくてはならないという意志力の二乗に正比例するという法則を持っています。
この法則からみても、闇雲に努力をすることがいいこととはいえないことがよく分かるかと思います。

5.「頑張らない」メリット


では、頑張らないことでどのようなメリットがあるのでしょうか?

【他人に強要しなくなる】
自分は誰よりも努力をしているのに周囲が手を抜いていると、イライラしたり、怒りを感じることもあります。
肩の力を抜いて、人それぞれのペースがあるのだと思うと、優しい気持ちで接することができるようになります。
無理をしないやり方で余裕ができ、心が豊かになるのです。

【自分を大切にすることに繋がる】
頑張らない生き方は、自分の素直な気持ちを優先して安心してリラックスする状態になります。

頑張ることをやめ、適度に力を抜くことで自分のペースを保てるようになってきます。
無理をさせないことは自分自身を大切にすることになります。
やる時はやる、やらない時はやらないとキッパリ割り切ることで気持ちが楽になり、自分を大切にすることによって自己肯定感を高めることにもなるのです。

【人生を楽しむことができるようになる】
頑張るという緊張感から解放されると、心にゆとりが出てきます。
何事にも頑張り過ぎていたことが原因で、人生を楽しめなくなっていたことや、頑張らなくても許されることにも気付いてくるのです。
周囲に認められたいという思いを捨てることによって、心地よく気楽に人生を歩むことができるようになります。

無理をして頑張るという行為は、とても重い波動を出しています。
重い波動は、更に重い現実を呼び、負のループから抜け出すことが難しくなってしまいます。
やりたくないと感じることを少しでも減らし、やりたいと思うことを多く取り入れてみましょう。
自分のやりたいと思うこと、興味のあることは楽しいことです。
楽しい気分は高い波動を出しています。
このような気分でいると自分だけでなく、周囲にも楽しい気分が伝わり、さまざまな良いできごとを引き寄せ、ものごとが上手く回り始めます。
ですが、頑張らないことに対して強い違和感や罪悪感を覚えるようでしたら、それは心の負担となってしまいます

やらないことに対して自分を責めてしまう時は、そんな自分に対して許すという許可を根気よく出してみましょう。

どんな自分でも大丈夫。
そのままでいい。
できてもできなくても大丈夫。
そんな頑張ってしまう自分自身も許してあげましょう。

6.まとめ


いかがでしたか?
真面目で優しい人ほど無理をした人生を送ってしまいます。
自分を犠牲にした人生は、つらく苦しいものです。
どんな人にも個性があり、自然体でいることがすばらしい生き方なのではないでしょうか?
幸せへの一歩として努力や我慢を、少しずつ卒業してみませんか?

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