『口移しサドル』③ #毎週ショートショートnote（裏お題）
＊番外編・仲良し家族
noteの《裏お題》をナンダこりゃ？と
ボンヤリ考えていると･･･
いけない！ もうすぐ三歳のマサトとの日課の･･･
本の読み聞かせの時間だ？！
読むフリをして考えたら一石二鳥かもと
適当な本を手に取って始めることにした。
「え～～では始めます。タイトルは『口移しサドル』。
さぁ、どんなお話なんだろうね･･･？
（ と、いい加減に考えつつ、、）
口移し･･･そして･･･サドル。え～～～っと･･･？？」
「パパ、サドルならボク･･･
それにのってきたんだよ？ くちうつしのときに･･･」
「･･･えっ？ どういうこと？」
「くちうつしってね
あたらしいママのなかに はいることだよ？
サドルは それまでにのってきた ボクの おきにいりの のりもの！」
な･･･なにを言ってるのかな？ マサトは･･･？？
「あら、さすがにマサト。よく覚えてたのね？！」
「えっ？･･･ママ、なんの話かな？」
「私の時に･･･私が選んだ乗り物は《 箒（ほうき）》だったけどね。
魔女の定番だもの。ﾌﾌｯ…」
「･･･えっと、キミたちは何の話をしてるのかな？」
（ あっ、まずい･･･今日は満月だった？！）
「マサト、ママ･･･ちょっと外に出てるね！ ゴメン･･･！！」
「･･･ママ、 パパはどこに行ったの？」
「うん。大丈夫よ。ちょっと【変身タイム】なの。
うるさかったら、ごめんね？」
その時、ベランダからパパの 遠吠え･･･？！
ァオオオォオオ～～～～～～ン！！！
【満月】
＊この物語はフィクションであり、実在の人物・出来事・場所
名称・事件等とは一切の関係がありません。
〇たらはかに様の企画に参加させていただきました。
今回のお題は「生き写しバトル 」。
裏お題が「口移しサドル」でした。
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