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泣きたい時に読む小説「私が描く君色の軌跡」vol.1


前書き

今回の小説は王道です。上のイラスト見ても分かる通り、死にます。たまにはそんなストレートなストーリーもいいんじゃないかと思って(*´꒳`*)

今回の小説は vol.1~vol.5 でお届けします。

あ、なんか書くことないから、本編どうぞ。


プロローグ


小さな手で絵の具を握りしめる。私は今日も母のアトリエで描き始めた。キャンバスにはまだ下描きすらしていないが、いつものように勢いよく筆を走らせる。

「さくら、ゆっくり描いていきなさい」

母は私の横で微笑みかけて言った。彼女はキャンバスに大きな円を描き、そこに人物の姿を描き始める。

「母さんはいつもゆっくり描くよね。さくらは早く描きたいんだ」

「わかるわかる。でも絵はゆっくり描いた方がきれいに描けることがあるの。ほら、こうして」

母は人物の顔に淡い陰影を付け始める。少しずつ形と立体感が生まれてくる。

「すごい!母さんの絵はいつも生きてるみたい」

「うふふ、ありがとう。だからさくらも、形を作ることだけじゃなくて...」

「命を吹き込むように描くこと。覚えているよ!」

私は母の言葉を真似して言う。すると母は喜んで私の頭をなでた。

その日も二人でキャンバスに向かい、筆を動かす。母の手元を見守り、同じ線を引こうと必死だ。  

あれから10年...。母は有名な画家となり、個展を全国で開くほどになった。しかしそんな母とふたりきりの時間はどんどんなくなっていった。

母の個展が多忙を極め、家で過ごす時間が少なくなる中、私はひそかに母の画風を真似て描き始めた。しかし物足りなさを感じ、自分なりの画風を模索する日々が続いている。

そんなある日のこと。帰宅した母を出迎えると、彼女はふいに泣き出した。驚いて問うと、母はこう言った。

「ごめんね...さくら。私、少し旅に出ることにしたの。いつか帰ってくるからね」

それは突然の別れだった。胸のうちで思いが去来する中、母は荷物をまとめていった。

「絵のことで悩んだら、いつでも電話してね。あなたは私以上の画家になれるから」

最後にそう言うと、母は私の頬にキスをし、家を後にした。それきり、母からの連絡は途絶えてしまったのだった。


泣きたい時に読む小説「私の描く君の軌跡」vol.2
第1章 春樹との出会い へ続く…

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