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泣きたい時に読む小説「エターナル・スターダスト」No.6


前回のお話 ↓


「うまく告白することができました!本当にありがとうございます」

サクヤの言葉に、複雑な気持ちが込み上げてくる。

嬉しさと寂しさが入り混じっている。

「おめでとう、サクヤ」

思わず涙ぐんでしまう自分がいた。こんなにサクヤのことを好きになっていたとは思わなかった...。

「実はシュナさん、僕が告白した相手...」

ドキドキしながらサクヤを見つめる。一体誰なのかしら?

「実は...先日の練習...」

「ごめんなさい!あれが本番でした!」

「えっ」と短く叫び、驚いてサクヤの顔を見返す。

えーっと、私!?

「サクヤでいると、シュナさんにも本当の気落ちを伝えることができたんです」

思いがけない告白にとまどい、鼓動が速くなる。

サクヤは待つようにこちらを見つめている。

「サクヤ...私も嬉しい。好きよ」

つい言ってしまった。それでもこれが私の本音だ。

「シュナさん!ありがとうございます!」



第2章すれ違い


あの日から、二人の関係は恋人同士へと変わった。

ゲーム上では、手をつないで街を散歩したり狩りをしたり、ベンチに並んで座って星空を見たり。

「サクヤとこんなふうに過ごせるなんて、夢みたい」

「はい、本当に幸せです。これからもシュナさんと一緒にいたいです」

そんなある日のこと。

いつものように会話を楽しんでいたら、サクヤが真剣な表情で切り出した。

「実はシュナさん、現実でのデートはいかがでしょうか?」

「えっ、現実で?」

と驚く。

「はい。もっとリアルにお話がしたいです。できればお顔も直接拝見しながらお話ししたいです」

ドキドキしながらその言葉に胸をときめかせる。でも不安もある。

「うーん...でもゲームの中だけの関係なら楽しくて。現実だと照れくさくて...」

そう伝えると、サクヤは寂しげな表情を浮かべた。

「そうですね...残念ですが仕方ありませんね」

「ごめんね。ちょっと早いかも...」

そして、二人の関係に変化が訪れる。



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泣きたい時に読む小説「エターナル・スターダスト」No.7 へ続く…

続きは ↓


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