【MASU】今、大注目すべきブランド。ヴィンテージのムードと固定概念に囚われない服作りが魅力。 ブランド紹介 Vol.5
「素敵なブランドを多くの人に見つけて欲しい」という思いから始まったこのブランド紹介企画。第5回目の本日は、先日のFASHION PRIZE OF TOKYOでも受賞を果たした「MASU」をご紹介いたします。
「MASU / エムエーエスユー」とはどんなブランドか
MASUは、日本のいわゆるドメスティックブランド。
コンセプトは「マス/プロダクト(MASU / PRODUCT)」、明確な固定概念がある要素を再定義することで生まれる新しい量産品を指しています。
ブランド名は、日本語の丁寧語「～ます」に由来。使い古された言葉表現さえも再評価し、字面の通り、丁寧な態度を貫くという意志も込められているそう。
設立は2017年。当時は「masu / マス」というブランド名でしたが、リブランディングにて2018年秋冬から現在の「MASU / エムエーエスユー」に改名したみたいです。
MASU 2023-24秋冬コレクション
デザイナーは、文化服装学院卒業の後藤愼平さん
MASUのデザイナーは、有名なファッションスクール文化服装学院を卒業した後藤愼平さん。メンズデザインコースでテーラリングを学びながら、LAILA(東京、渋谷のメゾンのアーカイブを主に取り扱うコンセプトショップ)で働いていたとのこと。2014年、文化服装学院を卒業後、そのままLAILAに入社し、店頭に並ぶヴィンテージウェアの修繕に加え、インハウスレーベルの企画・生産管理として立ち上げから 6 シーズン携わっていたそうです。その後、2018年秋冬にMASUリブランディングを機にデザイナーとして就任しました。
どんな洋服を展開するのか。コレクションと共に見ていく。
展開される洋服は、まるでヴィンテージのような雰囲気が多い。このヴィンテージウェアは、デザイナー後藤さん自身が少年期から魅了されていたようで、ヴィンテージの思想や哲学、時代背景、アイデアはコレクションにも取り入れられているそう。
MASU 2023-24秋冬コレクション
私の感想として、どれも新品ながらもヴィンテージのような奥深さを感じ、また一つ一つのアイテムに心惹かれるデザインが含まれているなと感じます。
基本的にクリーンで洗練された洋服がありふれるドメスティックブランドが多い中で、ヴィンテージさ全開のブランドはなかなかに新鮮で、そのアイテムにブランドらしさの個性を感じるところも面白いポイントかなと思います。
MASU 2024春夏コレクション
男性が着ても、女性が着てもカッコよく着れるというのも、嬉しいポイントですね。
ずっと注目していたものの、なかなか実物を見る機会が無かったので、ぜひ今度実物を見れる機会を作れればなと思っています。
本当にかっこいいので、来年こそはワードローブに迎え入れたブランドの一つです。
MASU 2023-24秋冬コレクション
先日はFASHION PRIZE OF TOKYOで受賞。
パリコレクションへ進出。
先日開催されたFASHION PRIZE OF TOKYO 2023では、見事にMASUが受賞しました。
ちなみに、このFASHION PRIZE OF TOKYOは、すでに国内外で知名度のある東京のファッションデザイナーを1組だけ選定し、表彰。パリでのファッションショー形式のコレクション発表(春夏と秋冬の計2回)をサポートする企画です。その他にも、いくつかのイベントを実施し、インターナショナルブランドを目指すことを支援。
過去には、マメクロゴウチ(mame kurogouchi)やオーラリー(AURALEE)、シーエフシーエル(CFCL)なども受賞しています。
今までも斬新で新鮮味を感じるショーを開催してきたMASU。今後のパリコレクションではどんなショーを開催し、どんな洋服を展開するのか、ぜひ注目したいところです。
今回は、今、大注目したいブランド「MASU」をご紹介しました。
私も、まだ洋服こそは買ったことがないものの、「QUOTATION」という雑誌でMASUのインタビューが掲載されると知ったときには、事前予約をして買ったほどに注目しているブランドです。次はぜひ、洋服も手に取りたいところ。
それでは、また次の投稿で。
MASU 公式インスタグラム
@masu_officialaccount
画像引用元 : FASHION PRESS
https://www.fashion-press.net/collections/brand/4123
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