安否確認
友人から「安否確認!」と連絡がきたので。
見たいもの見たくないもの見えてしまうもののバランスが崩れてきていたので、SNSをそっと閉じて、暫く距離を置いていました。誰に言われるでもなく、毎日投稿を課していた時期もあったのに1ヵ月以上投稿しなかったのは初めてかもしれない(夕陽は相変わらず撮り続けていました)
謎の頭痛と腹痛に悩まされ、体調が思わしくない日が続いています。そんな中、声をかけてくれたり、誘ってくれたり、きっと何も言わずに見守ってくれている友もいて、心の強ばりを解きほぐしてくれる人の存在に救われています。またね、も、いつか、も不確実なものですが、それでも、自分の言った、またね、いつか、には責任を持ちたいので、またね、いつか、にお付き合いいただけたら嬉しいです。
開口一番「安否確認!」と言い放った友人はセンスがいいなと思います。その時、私はありがとう、と言えていたのかしら…この場でありがとう。
少し前に、好きを仕事にする時、好きなものほど自分のハートに近いから傷つきやすい、という話を聞きました。自分の好きなことは、情熱を注ぎこみやすくなり、その分期待や感情も大きくなる。喜びも大きいけれど、失望も深くなる。何気ない一言に、沈黙に、伝えたいことが伝わらない伝えられない、というやるせなさに、明日への不確かさに、いつも心は揺れる。それでも、好きなことを続けるためのメンタルは身につけたいものです。
展示が終わると自分の居場所を失ってしまったように寂しくて寂しくて、それでも私はまた、次の居場所を探して旅を続けるんだろうな、旅の途中なんだろうなって思います。
Spotifyから流れてくる音楽が、「人類最後の日でも僕は好きな曲を作って流して一人でも踊るだろう」と言っています。撮ることで自分を律し、撮ることで自分を保っている。きっと私も、人類最後の日も一人で好きな写真を撮っているんじゃないかな。
東京は今年も温暖な日々が続いていましたが、昨日は初雪が舞いました。私のお家のあたりは、水気混じりの重たい雪でした。積もった雪が街を覆い、建物や樹木が雪化粧をする様子は、都会の喧騒を、静寂な冬の風景へ変えてくれた気がします。最近、世間が騒がしすぎるから…。
雪のある日は、いつもよりも夜が謐かな気がします。しっかりと寒いので、どうぞ、あたたかい夜を。
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