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0と1のあいだ

言葉を選んでいると秋が終わってしまいそうだから。
展示の準備を進めています。決まったはずの展示レイアウトでまだ悩んでいます(関係者の皆様すみません)
遠くに思いを馳せては、そっとSNSを閉じたりもしているけれど、秋の夕陽に癒される日々です。私のお気に入りの夕陽スポット(近所の駐車場)の前にも大きな建物が建つのが決まったことは、心底残念です。空はどんどん狭くなってしまうね。

ここ数日、夕陽の時間帯のグラデーションが本当に優しくて綺麗で、そんな空を見ながら思うことがあります。テクノロジーが進化すると、人間の頭の中まで0と1になってしまいそうだけれど、0と1のあいだにも豊かなグラデーションが広がっていて、そのグラデーションの中で私たちは生きているのではないかって。
曖昧な表現は嫌いだと言われたことがあり、それが喉の奥の小骨のようにずっと心につっかえていて(小骨は多い)。アンミカさんは白には200色あると言ったそうです。あるんじゃないかな、0と1のあいだにも、色んなものが、好きと嫌いのあいだにも、様々な感情が。あってほしいと思います。
いつか小骨がほろりと取れますように。

そんな今日も、多摩川の空は穏やかで綺麗でした。

根本佳代子写真展 -仄灯り-
2023年12月13日(水)-12月21日(木)
11:00-18:30 日曜日休 (最終日17:00まで)
CO-CO PHOTO SALON
https://coco-ps.jp/exhibition/2023/10/1392/
入場無料、会期中全日在廊します。

※スペースの関係上、お祝花はお断りさせていただいております。
※会期中、ギャラリーへのお電話でのご連絡は、できる限りお控えいただきますようお願い申し上げます。

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