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2024/05/12 エッシャー展

日曜日 くもりのち雨

いい感じの薄曇り、体調はまあまあ、欲張らず妥協して出かけなければチャンスを逃すばかりだ。

行先は県美術館、開催中のエッシャー展はまだ会期はあるけれど、講演会を聴きたかった。
その前に展示を見るつもりで出発。
会場に入ってびっくり、薄暗い、薄暗すぎる。
作品の保護のためはわかるけど、これでは繊細な作品も説明の文字も見にくい。
これは図録を買ってゆっくり見るしかないな、と、ざっと流し見、大きな作品中心に鑑賞した。

エッシャーは20代の頃に観た記憶がある。
だまし絵の印象ばかりがあり、やたらとカラフルで派手な展示だったように思うけれど、とおーい昔のこと、記憶はすり替えられてしまっているかもしれない。
でも、講演会の講師でカタログ監修者でもある熊澤弘先生の話では、以前はそのように紹介されて、初期のころの作品はあまり注目されなかったそうだから、あながち的外れの記憶ではないのかもしれない。
お話は時間が足りないと思うほど密度が濃く、メモするものを持っていなかったのが悔やまれる。
80人の会場には立ち見の人もいたようで、同好の士の多いことにうれしくなる。

それに、いつもながら美術館は老若男女お洒落な人が多くて、そういう意味でも大いに自戒になった。
大学生くらいかな、3人組男子のひとり、エッシャーの版画そのもののような柄のシャツ、どこで買ったのだろう?
もう一人は、絵の前で、美術の時間に暇な時、いつも教科書のこれ見てた、と指さしている。
いいな、いいな、いい友達がいて。

帰り道は気になるhataoさんのライブ配信を音だけ聴きながら帰る。
hataoさんの演奏はますます磨きがかかっているようだ。
配信の技術もさることながら、メロディラインが憂いを帯びて深みを増しているのは、日々の研鑽の賜物だろう。
アーカイブあるかなと思ってけど、やっぱりあるみたい、ありがとう、hataoさん!!