見出し画像

親孝行


10代の子育てをしていると、心が疲れることが多い。
子供とはいえ、1人の人間と家族だからこそ忖度なくぶつかり合う。

親として大事だと思うことを伝えるが、
ジェネレーションギャップなのか、個性の違いなのか、
ただの反抗なのかわからないけれど、
すんなりと「そうなんだね〜」となることが少ない。

自分で考えた結果なら、私の意見なんてどうでもいいとは思う。
いつか、何かのタイミングで頭の片隅に残っていて、それが出てきてくれると嬉しいくらいの感じ。
なんだけど、
やはり危険だなと思うことは、そこそこしつこく言ってしまう。

帰りが遅過ぎる。というか、ここ数日ちゃんと見かけてないけど、元気?とか。
ご飯ちゃんと食べてますか?とか。
夜出かけるのも正直心配。
免許取ってまもないから、首都高に乗るって聞くと心配。
心配モンスターにならないように、ググッと我慢するけれど、
でも深夜に気になると眠れなくなる時もある。


昨日仕事帰りにスマホに保存してある写真の整理をしていて、
子供達の小さかった時の写真を偶然見た。
しばらく引き付けられるように何枚も見続けた。

とても可愛かった。
下の子を妊娠中に体調が悪く、上の子の誕生日の日から入院してしまい、
誕生日のお祝いをしに出かけようと言っていた場所へ、
上の子は夫と二人で出かけた時の写真。
夫に言われたのか私に心配させないように、不自然なほどにニコニコの写真。
入院中にそれを見て何ともいえない気分になったことを思い出す。
とてもいじらしい写真。

おどけるのが大好きで段ボール箱に入り、ニコニコしながらのぞいている写真。
眠くて誤って顔中をご飯だらけにしながらも、ご飯を食べてる写真。
くしゃみをしてものすごい長さの鼻水がたらーんとしている写真。
本に貼ろうとしたシールがたくさん洋服についているのに気づいて、癇癪を起こしている写真。

もう2度とないであろう。
どれも宝物。
子供たちそれぞれが時間的にも、考え的にも自立してきていて、
べったりじゃなくなった今だから、より刺さる写真。
あの頃があっての今だもんな。
ちなみに、もともとべったりが大嫌いで、干渉されることが大嫌いな私。
自分の時間ができてものすごく喜んでいた私。
親孝行はもう十分にしてもらってるんだよねと自分に言い聞かせて、もう少し頑張ろうと思った。

子育てしてるみんなに花束を💐

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?