川和真之

文学サークル「ペンシルビバップ」に所属。文学フリマなどに参加しています。自作はここで読…

川和真之

文学サークル「ペンシルビバップ」に所属。文学フリマなどに参加しています。自作はここで読めます。https://sutekibungei.com/users/kawawamasayuki

最近の記事

当たり前は難しい

こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 僕は小説を書こうと初めて思ったのが25歳の夏なんですけどね、そのときから、小説家になるために邁進できている時期って、ほとんどないんですよね。 邁進するためには、明確な動機付けが必要で、それを見つけるのに十数年かかった、いや今もまだその途中なのかもしれません。 完全にコミットできたとき、初めて邁進できるのでしょう。ここでいう邁進とは、今回のタイトルでもある「当たり前」のことを「当たり前にできる」ということです。

    • 今日は文学フリマですね。

      こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。本日は文学フリマ東京38ですね。私たちペンシルビバップも参加しています。新刊は第37号「幽霊」です。 文芸誌のスタイルなので、小説、短歌、エッセイとすべて入っています。また、サークルの成立経緯が、執筆のモチベーションとなるために、というところからでしょうか、ジャンルもバラバラでして、7人の作家が一つのテーマに対して自由に解釈し創作しています。 新刊の数が語るように、もう37冊目の同人誌となります。2013年の5月

      • ご当地小説を書いてみる

        こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 今年に入ってから、とにかく毎日書く習慣を身に作ることを最大の目標として活動しています。いま170日間くらいは続いていて、その期間で7つの作品を書きました。同人誌用の作品や公募エッセイ、短編、童話などいろいろ書いているのですが、今書いているのは応募予定の「ご当地小説」です。このジャンルは初めて書きました。 地方文学賞にそれなりの確率で「◯◯由来の作品であること」という規定がありますよね。この規定のある作品への応募

        • 最近執筆が続いている要因

          こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 結婚を機に、書かなくなったら今度こそ筆が折れそう、という危機感から毎日執筆ができるようになり、5ヶ月ほどが経ちました。 ゆっくりとパソコンを開く時間はほぼ皆無で、ほとんどはスマートフォンで執筆しています。それでも、執筆は執筆です。今年から通勤時間が長くなり、そこを活用することで読書も進んでいます。 うまく執筆できている要因をより詳細に検討してみると、こんな感じでしょうか。 一つ目は、強制的に早寝早起きをせざ

        当たり前は難しい

          文芸誌を読んでみる。

          こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 小説を書くことは趣味、としか言えないような取り組み方からいまいち脱却できない僕なのですが、読書に関しては、趣味は読書、とすら言えないような体たらくで過ごしてきました。 そもそも、僕が初めて小説を一冊読んだなぁ、と言えるのは21歳のときです。いまでこそ高校の国語教員ですけれど、大学の専攻は土木工学でしたし、中高生のときも、ドラゴンクエストⅤのノベライズを購入したのは覚えてますが、ちゃんと読んだのかいまいち定かでは

          文芸誌を読んでみる。

          フィードバックが凡人を一流にする

          こんばんは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 ピーター・ドラッカーのこの言葉が好きです。フィードバックが凡人を一流にする。ほんとうにそうだなって思っています。 一昨日、ある出版社のエッセイ10枚を公募として提出しました。これで、毎日執筆を11/17から始めてから5つ目の応募です。小説2にエッセイ3ですね。次は小説にします。 応募作品は提出する前に、信頼できる執筆仲間に見てもらっています。最近は妻にもアドバイスをもらったりもしています。同じ国語科教諭ですし

          フィードバックが凡人を一流にする

          第10回ブックショートアワード 12月期優秀作品に選んで頂きました。

          こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 タイトルの通り、第10回ブックショートアワード 12月期優秀作品に選んで頂きました。ありがとうございました。 タイトルとあらすじは以下の通りです。童話『ウサギとカメ』を下敷きにした作品です。 こちらから読めます。 5,000字程度ですのですぐ読み終わる短編です。ご感想など頂けたらとても嬉しいです! 最後までお読みいただきありがとうございます。 明日も負けない心でいきましょう!

          第10回ブックショートアワード 12月期優秀作品に選んで頂きました。

          13年が経ちました。

          こんばんは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 今日は東日本大震災から13年目でした。いまは高校一年生の担任なんですけどね、目の前の彼ら彼女らは15、16歳ですから、もうほんとうに小さいときの出来事です。まもなく震災後に生まれた生徒のみになるのだな、と思うと、月日の流れるのは速いことを実感します。 僕は当時、前職として広島に転勤していて、震災当日は大阪出張中でした。遠方にいたため、なかなか実感は持てなかったものの、石油元売会社に勤務していたからなのか、いや、

          13年が経ちました。

          そろそろ惑わずにいきたい

          お久しぶりです。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 もう少しで今年度が終わり、4月からまた新しい年度が始まります。2024年度は、川和にとって40歳になる歳です。そうなると論語のいうところの「不惑」なわけで、ほんとうにそろそろ、惑わずにいきたいなぁと思っています。 20代の頃はまさに惑っていました。僕は25歳のときに初めて「小説を書こう!」と閃いたのですが、一番最初のボーナスのお買い物は「簿記一級の通信講座セット」でした。ゆくゆくは、中小企業診断士の資格を取

          そろそろ惑わずにいきたい

          生成AIを活用するかどうか

          こんばんは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 今日の朝、芥川賞の発表がありましたね。この発表を受けて、自分自身の執筆において、生成AIを活用するかどうか、改めて考えてみました。 たぶん、プロアマ問わず、今回の受賞を受けて、多くの人が考えたんじゃないかなぁと思ったので。 僕は高校教諭なんですけどね、このニュースを見て、コロナ禍になった頃に、学校に大量のICT機器が導入されたのを思い出しました。クラスルームっていうグーグルのシステムを本格的に使うことになった

          生成AIを活用するかどうか

          その時代に生きて、考える。

          こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 今年最初に読み終えたのは大江健三郎だったんですけどね。文体は凄みがあるし、なによりも、文学ってすごいなと思わされました。 その時代に生きて、考える。文学だなぁって。 今回読んだ作品『死者の奢り・飼育』が書かれたのは1950年代なんですね。このあいだ読んだ宮本輝もそうだったのですが、その時代を感じることができました。それがまず、すごいいいなって思います。 なかなか、現代を感じるのって難しいなって思うんですね。

          その時代に生きて、考える。

          あけましておめでとう御座います

          あけましておめでとう御座います。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 2024年の目標ですが、シンプルに毎日執筆をするにします。これだけです。これ以上でもこれ以下でもありません。 細かく目標を決めたりする時期もありました。ここに応募するとか、◯◯時間執筆するとか、◯◯枚書くとか。しかし、僕にとってはレベルの高い目標のようです。達成できなかったんですよね、いままで。 なので、今年はとにかくシンプルです。毎日執筆をする、それだけです。 執筆の定義を細かく決めた

          あけましておめでとう御座います

          温泉浸かって思索に耽る

          こんばんは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 今日は伊香保温泉に来ています。温泉街っていいですよね。文学との相性もなんとなくよい気がします。 温泉に浸かりながら、この10年間の小説活動に思いを馳せました。改めて思うのは、書くか書かないか、続けるか続けないかなんですよね。 毎日書き続けることができれば、世界は変わるはず。それを実現できる次の10年間にしたいです。 ここまでそれが出来ませんでした。書き続けることが出来る人は少なからず、というか、たくさんいら

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          川和、森美術館「私たちのエコロジー」に行く。

          こんばんは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 今日は久しぶりに美術館に行ってきました。森美術館で開催されている20周年記念展「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」を見たくて。 この企画展には「環境危機に現代アートはどう向き合うのか?」という副題もついていて、文学を書こうとしている僕にも参考になることが多そうだなと思い見にいきたかったんですね。 感想として第一に思ったのは、結局のところ、環境問題に対して僕はなーーーんにも真剣に考えていなかった

          川和、森美術館「私たちのエコロジー」に行く。

          普通ってなんだろう。

          おはようございます。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 久しぶりに「◯◯ってなんだろう」シリーズです。今回は普通ってなんだろう。ですね。 みなさんは、普通って言われると嬉しいですか? 僕は学生時代までは、普通から外れることを恐れていたように思います。変な人だと思われたくない、みたいな。とはいえ、普通と言われたらそれはそれで気分はよくないですよね。 社会人になって、小説を書くようになってからは、普通の人と違うと言われれば「作家として可能性があるのかも!」と思

          普通ってなんだろう。

          毎日書くこと

          お久しぶりです。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 すっかりnoteを書いていなかったのですが、なにをしていたのかというと、いつものように仕事などに忙殺されていた感じです。 いま、ほんとうに久しぶりに、1時間程度ゆったりと座って自分の時間を確保できています(銀行にいくために半休とってます)。 仕事が忙しくなってくると、通勤時間も仕事することになります。それを防ぐためには、もはや、仕事をしない、ってするしかないんですね。やりだすとキリがないのが日本の教員の特

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