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異世界探索記13  promenade

旧ser.13(2020年3月8日公開)より抜粋

明晰夢で「髪の毛座のディアデム」を体験したことを詩にしていますので、それをご覧ください。異世界体験としては、もう一年近く前のものです。

「髪の毛座のディアデム」

青く深く透き通る空気が
山間に流れる清らかな川を厳かにし
川辺に広がる花畑に咲く数多の花は
仄かに暗い空間の中でその輝きを放つ

私はゆったりとした歩調で
緩やかに上っていく坂道を登り
道端に咲いている花に手を伸ばし
何気なくその1つをもぎ取ろうとした

すると黒くしなやかな長髪を足元にまで伸ばした
色艶やかなドレスを身に着けた女神が
そっと手を差し出し
私のいたずらを制止した

その花はまだ咲き切っていないからと
言葉はなくともその優しさが伝わり
私は少しはにかみながら
どれも大切な花なのだということを知らされる

ふと見渡せば、広い花畑には
同じ長い髪、美しいドレスを身に着けた女神たちが
そこかしこにいて水やりをしている
1つ漏らさず全ての花が咲くように

私は一言もしゃべらず花畑を眺めながら
なおも緩やかな坂道を登っていき
目の前に小さく丸くまとめられた花畑を見つけ
一輪の花が少ししおれているのに気づいた

私は真摯に且つ、いたずらな気持ちのままで
その筒のように細長く、白と黄色の模様のある青紫の
少ししおれた花を両手で包み
目には見えない繊細な振動を注ぎ込んだ

その青紫の筒の花は速やかに瑞々しさを取り戻し
生き生きと存在感を放ち始める
女神たちが私を円状に取り囲み、私が満足を感じてほほ笑むのを
静かに柔和に喝采した

Diadem
Oob experience 2020.4.8 early morn

ディアデムについて

 恒星界は私たちの五感では表現できない世界ですから、これは純粋なるH6体験ということにはなりませんが、なかなかうまく変換できた体験のように思えています。これはビジョンではなく、その場にいるという体験、身体まるごとで経験したものです。
 詩のかたちにしたのは、散文だとその体験をうまく表現できないと感じたからです。そこに感じた美を、なんとか表現したかったのです。私に絵心があれば絵にしたし、音楽の才能があったなら、曲にあらわしたに違いありません。
 ディアデム(天秤座9度)は、恒星パランにおいて私の太陽と関係があり、カルミネーションです。ヘリオセントリックでは、ビンデミアトリックス(天秤座10度)と併せて冥王星(天秤座8度)と関係があります。ビンデミアトリックスはなかなか特徴的な体験がありましたので、私の意識的にはこちらが大きくなるのですが、度数的にはディアデムのほうが至近距離なのだと、これを書きながら改めて気づきました。
 松村先生の「三次元占星術」では、「犠牲になった人々を助ける、静かに働く、貢献するということを表します。名声を求めないという説明がされていますが・・・」という説明があります。私の体験したディアデムは、この説明そのものの世界でした。女神たちは、人知れない山奥で、こっそり、静かに、粛々と、全ての花を咲かせるための務めを遂行していました。

名前の由来「kawasemi」


 私のペンネームはkawasemiです。もともと川蝉が好きで、私がよく散歩する池に川蝉がやってくるのを見て、キレイだな~などと思っていました。
 ある日の明晰夢のことでした。近くに清らかな川が流れている山道を歩いていました。木漏れ日が注ぎ、明るくて良い雰囲気の道でした。目の前のどこか木か何かに、腰の高さくらいのところに、一匹の美しい川蝉がとまっていました。近づいて行くと川蝉は飛び立ち、こっちにおいでと誘っているかのようでした。ついていくと、その川蝉は向きを変え、私のほうに飛んできました。
 私は腕にとまってくれないだろうかと思い、胸のあたりの高さに差し出すと、その川蝉がやってきて、腕にとまってくれました。とまったとき、川蝉の足の爪がグイっと腕に刺さり、心地よい痛みを生々しく感じました。川蝉の顔を覗き込むと、顔が美しいトカゲのようになっていました。私は「小さな始祖鳥みたいだな」と思いました。
 このような体験もあり、なんとなくですが、ペンネームを「kawasemi」としたのです。場所によっては「川蝉」と記載している場合もあります。別に拘りはありません。
 後日、とても驚いたことがありました。プレアデスのアルシオン(alcyone)が、私にとってのグレートセントラルサンだと考えるようになっていました。それで、ネットでアルシオン(アルキュオネ、アルシオネとも呼ぶ)について調べたところ、イタリア語で「川蝉」のことを「alcione」(アルチョーネと発音するそうです)とも呼ぶことを知りました。これは神話からとったものだと思われます。アルシオネはプレアデスのアルシオネだけではなく、他にも登場する名前であり、これはその他の神話から取った呼び名かもしれません。しかしそれでも私には、できすぎた偶然の一致に思われ、このペンネームを気に入りました。
 私の夢には鳥類、龍族がよく現れます。川蝉がトカゲの顔になったのは、これらが繋がった系列であることを示しているように思えます。この辺りのことも、いずれまとめると面白いことが見えてくるのでは、と考えています。

松村潔先生のyoutube動画解説のご案内


 私が取り組んでいる恒星快感道について、松村先生が解説してくださっております。私の取り組みをテーマにしていただいたものが1本、タロットの解説の中で触れていただいたものが2本(月のカード、審判のカード)です。
 私が師と仰ぐ松村先生のほうが、私が取り組んでいることの根本構造を理解されておりますので、ご参考にしていただけるのは間違いありません。
kawasemiさんの道2020 09 11 05 59 26
月のカード2020 03 27 05 19 15
審判2020 04 02 06 00 32
 他にも、松村先生のnote作品「サビアンシンボルでアカシックリーディングする」シリーズの所々で、私の体験を材料として、様々な解説をしていただいております。当道場が何をしているのかの理解のために、ご参考にしていただけるかと思います。

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