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異世界探索記12

旧ser.11(2021年2月27日公開)・ser.12(3月3日公開)より抜粋

⑥ 2021年2月11日朝 「アルクトゥルス」


 アルクトゥルスと思いながら入眠しようとした。突然「死」という言葉がテレパシーで届いた。私は「死だろうか?四だろうか?」と思いつつも、「もしかしたら、もうすぐ死ぬのかもな」と思いながら眠っていった。
アルクトゥルスを体験する前に、いくらか夢を見た。
覚えているのは旅行に出かけるシーンで、飛行場に向かう夢。電車も出てきたような気がする。今までに行ったことがない場所に向かっていたような気がする。
 さらに空っぽの倉庫のような場所で、ジャッキーチェンが先生となり、両手にバチをもって踊る練習をする夢。このダンスは、4人で練習していて、オリジナルダンスを編み出す練習だったと思う。私はよく分からないまま、地面を二つのバチでドコドコ叩くなどして無茶苦茶に踊っていたが、ジャッキーチェンは「それだと同じだ(ありきたりだ、という意味)」と言って、ニコニコしながら苦笑が混じっていた。
 気が付くと、海岸にある別荘のような場所にいて、自宅のように私はくつろいでいた。妻が何かしている。私は椅子に座っていると、かわいい短足なビーグル犬がやってきて、私にじゃれてきた。なめたり鼻と鼻をくっつけたり、じゃれ方がすごかった。鼻の湿り気が生々しかった。胴体をなでてやると、たいへん喜んでいた。
 私は立ち上がり、妻のほうを見るとキッチンで料理しているようだった。そこに見知らぬ女性がやってきて、私の愛人になりに来た、みたいな設定だった。たいへん愛想がよく、なれなれしく話しかけてきた。私はすぐに気づき、「さっきのかわいい犬だね」と言うと、彼女は「そう。人の姿できたらバレちゃうから」と答えた。
 彼女を見ると、たいへん太っており、遮光器土偶のような体型だ。私は、「これは太りすぎだね。もっと痩せてほしい」と言うと、彼女はなんとかおなかをへこませて、やせないか試みていた。けっこう凹んでいたが、もともとが巨大な体なので、やせたとはとても言えない。彼女の横には、友人か召使のような女性がいて、彼女の手伝いをしようとしていた。
 私は「(変身に必要なのは)イメージだよ。イメージだからできるはず」と彼女に伝えたが、四苦八苦しているようだった。
 私はふと外に行きたくなり、ガラス戸から外に出ると、大きな海岸で大洋が見え、風がとても強かった。風景は白っぽく、やや暗い雰囲気。海岸まで出ると、黒い影の存在が2人ほどいて、私から右に、私から離れていくようにゆっくりと歩いていた。
 海沿い辺りまで来て、私は予定していた通り「アルクトゥルス」と言った。その言い方が力強く、声優のようになかなかカッコよい感じだった。すると体がうつ伏せに倒れていき、そのまま地面の下に沈んでいった。暗くて斑な空間だが、なんとなく安心感があった。いつの間にか私は両腕を前に突き出していた。そして下腹部を帯状に、キュワーという快感が走るのを覚えた。快感が止み、なおも沈んでいったが、フェイドアウトするように気を失った。
 気が付くと、私は別荘の風呂場にいて、椅子に前向きに倒れ掛かるようになっており、両腕をブランと前に突き出していた。ちょうどさきほど下降していったときの腕の形だ。妻が私に「あなた、死んでいたのよ」と話しかけ、家庭用にしては大きなその風呂場に、たくさんの検死官が入ってきた。
私は「私は死んでいないのだから、検死は必要ないのでは」と言うと、検死官はみな上機嫌でニコニコしており、「これは事件性のあることなので、調べなくてはなりません」と言った。そこで肉体的に目を覚ました。

⑦ 2021年2月11日 「女王を復活させる恒星たち」


 今回のアルクトゥルスの体験後に、いろいろと考えたことを書きます。アルクトゥルスで快感体験は初めてです。攻略したような気持になり、嬉しいです。入眠時に「死」と聞こえて、覚醒前に「死んでいた」というのは、これらの夢や体験が「死」に関係しているということだと思います。アルクトゥルスは、宇宙のスープであり、誕生や死の境界線の痛みを和らげる働きもあると説明にあった記憶があります。
 風呂場で目覚めるというのはどういうことでしょうか。風呂場で思いつくのは蟹座です。集団心理の中に眠るという働きで、入眠前に思ったように「個人の死」を表しつつ、「4つめ」のサインということです。死んで生き返り、風呂場で生き返ったのならば、「私」というものがそれ以前の「個体」であることを止めて、集団的なものになったということではないかと思います。
 大洋・海は魚座の象意の1つであり、アルクトゥルスのスープの例えのようにも思えます。つまり個を無制限の世界に溶かし込み、集団意識として生き返ったというストーリーに見えます。
 松村先生のサビアンとアカシックリーディングのNOTE作品の11巻で、女王には「個人」が認識されないという話と、私がこの女王と主客が入り混じるという話が説明されていました。このことに関わる体験だったのではと思います。
 私は今回の体験で、この女王の復活が、1つの恒星によってもたらされるのではなく、複数の恒星の連携作業によるものということが分かってきました。どれだけの恒星が関与するのかを網羅することは今の私にはできませんが、少なくとも、アンタレス、アルゴル、アルクトゥルスは連動していると思います。
 このことの先駆けとして、松村先生がベテルギウスの夢を見たときに、私はその夜同時に、大量の竜巻が街を壊していくのを目撃するという明晰夢を体験したことともつながっていると思います。あの大量の竜巻について、私は、全てが私に関与するわけではなく、多くのスタピが目覚めていくことを表しているのだと思っていました。しかしそれだけではなく、私にこれから起こるであろう「複数の恒星による女王の復活」の兆しだったのだと今は思います。他人ごとではなかったのです。
 そのように考えますと、やはりベテルギウスとの接触をさらに深めることに興味がそそられます。ベテルギウスにはすでに接触しており(恒星地図開拓報告書第1巻)、特徴的な体験だったのでよく覚えています。
このようにして連動している恒星を全て明らかにすることが、腰の文字を解明することになるのかもと思いました。私に関わる恒星たちは、それぞれが単体的に存在するのではなく、ネットワーク体として存在しているということです。女王の復活に関わる恒星群を明らかにするのです。そのことで、全体像が見えてくるのではと考えました。

⑧ 2021年2月12日朝 「ベテルギウス=絶対に勝てないヤツ」


 十分に準備をしてから入眠したのだが、疲れが溜まっている自覚があり、変成意識に入らず、夢を見ていた。ほんの少しだけ自我意識があった気もする。入眠前には、「ベテルギウスに接触する」と決意していた。
夢の中で私はテレビゲームをしており、それは「グラディウス」というシリーズ物のシューティングゲームの世界観で、ゲームをしている感覚と、ゲームの世界に入り込んでいる感覚が混ざっていた。
 私は画面に向かって左に向かっている戦闘機であるが、装備が最低で、ただの玉しか打てず、弱弱しい。そこに左から右に進行する、巨大で圧倒的なパワーの電車がやってきて、私はその内部に取り込まれてしまった。しかし戦闘機は壊れていない。この電車は、シルバーを基調としたカラーリングではあるが、先頭にナウシカに出てくる「王蟲」の触手のようなものが大量についてあり、おそらく女性と思われる顔が、ボディーに組み込まれていた。さらにこの電車の核と思われるものがついてあり、生き物と電車が合体したような存在だった。私はスルッと内部に入り込み、その核に向けて弱弱しく玉を打ち続けていた。まったく効果がない。この電車の動きの速さも相当なもので、激しいスピードで全く景色が見えない状態だった。
 私は「これは絶対に勝てないヤツだ」と思ったが、「核の目の前だが、安全地帯にいるので、このままここにいれば、殺されることは無いかもしれない」とも思っていた。しかし脱出は不可能だ。
 急に視点が変わり、ゲームは進行していた。さっきと違い、宇宙空間で上に向かってのスクロール画面に変わっていた。いつの間にか、私はフル装備(応援者ありみたいな状態)になっており、なかなかすごい攻撃を敵に向かってしていた。敵は4つくらいの戦艦に分離し、激しいゴン太のレーザー攻撃を私にしてきた。(もしかしたら、あの弱弱しい玉の攻撃で分裂したのか?そうは思えないのだが)私はなんとかそれをかわしながらも、「さっきよりマシだが、まだ勝てる気がしない」と思っていた。

⑭ 2021年2月15日朝 夢「脱獄」


 昨夜もまだ全回復した感じがしないので、接触はせず、「ソード4」の示すようにひたすら寝ることにした。しかし夢は見て、なかなか面白かったので記載する。ちなみに私は、夢を見ない睡眠というのは、ほとんど経験したことがない。オールカラーで、白黒は見たことがない。
 私は刑務所にいた。刑務所とは言っても塀に囲まれた小さな町という感じもあった。あまり美しいとは言えず、ゴチャゴチャしている町だ。見張りの刑務官は常にいて、脱獄しないように監視されていた。今日は脱獄のチャンスのようだ。たくさんの刑務官がいて、そこに囚人が行列になっており、自分のチェックリストのようなものを見せることになっている。(その時に配当金か食事のようなものをもらうことができたような気もする。)そのチェックリストを見せた隙に、何か条件を満たしていれば、壁に穴が開き、脱出することができるのだ。私を含めて何人かがその壁を気づかれずに通り抜けることができた。おそらく8~10人くらいだったと思う。
 最後の潜り抜けるチャンスで、「魔女の宅急便」のキキがいて、慌てて脱出しようとした。最初に黒猫のジジが抜けた。そのあとキキは、持っていた食パン1斤と、バターと、黒い鞄を刑務所の外に持っていくために内側から穴を通して外に投げ出した。この刑務所は、町から高い場所にあり、食パンとバター(黄色い箱の有名なもの)と黒い鞄は、下のほうに落ちていき、屋根か塀の上のような場所にのっかった。ジジはその場まで駆け寄った。
 キキは、「これだけは確保して!」と言った。おそらく食パンのことだが、キキの願いは叶わず、そこは崖になっており、食パンだけがさらに海に落ちていったのだった。キキは脱出できず、穴はふさがってしまった。
 脱出した先は、どうも駅の入り口のような場所になっていたが、ゴチャゴチャしており、たくさんの通行人もいた。いつの間にか、チェックリストは全員分私が持っており、私は一人一人に配っていった。最後の1人が女優の「木の実ナナ」で、彼女の分だけチェックリストが見つからない。よく見ると、私のものにくっついていたので、それを引きはがし、彼女に渡した。
 巫女と思われる(私服だが巫女だと分かる)若く美しい女性が、私に「私は新大阪にいかなくてはなららない」と言ったが、それは彼女の問題であり、私は「調べれば自分で行けるよ」と言った。彼女は不満そうだった。それぞれが行くべき場所に向かったが、だいたい同じ方角に歩いていた。自分に必要な駅を目指していたと思う。
 ちなみ私も、どこに行くのか、まだ決めてない感じだった。こちらに来てしまえば、どうとてもなるという陽気さがあった。ただ、まずは故郷に帰って報告したいとは思っており、その報告したいと思ったことをそのまま文字であらわすと「悪い場所だった。場所だけでなく、警察(刑務官のこと)も悪かった」というものだった。
 交差点で私だけ違う道に行こうとすると、「こっちだよ」とその集団に言われたので、「そうだったかな」と苦笑いしながら、そのグループと一緒に歩いて行った。
・コメント
 地球からの脱出を描いた夢だと思われます。チェックリストの時に、お金か食事をもらえるというのは、地球圏内に留まらせる理由を作るためだろうと思います。キキは、食べ物やカバン(地上での仕事のことか?)を、地球外に持っていこうとしたために、脱出に失敗しました。それらは置いて行かなくてはならないのでしょう。諦めた人だけが、外に出られるのです。ただジジだけは外に出られたので、可能性の半分は移動したということになると思います。逆に魔女として、ジジを使ってチャネリングのようなことができるのかもしれません。
 巫女は、脱出したものの、行先への渡りをつけていなかったので、迷うことになりそうでうす。行先は分かっているが、行き方を知らないという感じです。しかし脱出はできたので、何とでもなるのでは、と思います。刑務所の外の人に聞けば分かるはずです。
「悪い」という表現は分かりやすくするめの表現で、「振動が低い」ということだと思います。しかし正直に言いまして「なかなか酷かったな」と思っていました。「野蛮」「窮屈」「薄汚れている」という言葉が、ちょうどいいような気がします。地球生活に自己同一化している間は、それが宇宙的にどのような場所なのかを判断することはできません。今回のこの夢は、地球生活を客観的な視点で見た場合に感じられることを体験させてくれたという意味で、価値のあるものに思えました。
 私はまずは故郷に報告にいきたいと思っていたので、この辺りを明らかにしたいと、記載しながら思いました。私の場合は複数恒星ということになると思いますので、入れ替わっていくものの、グレートセントラルサンのことかなとは思います。おそらくアルシオンです。
 あるいはQHHTで見た、私が「赤い一つ目のグレーの蛸」の姿になる、宇宙の辺境にある「宇宙樹のある場所」かもしれません。この体験では、私がその場所から地球にやってくる過程を紙芝居のような感じで見ていました。これが地球に来た時のビジョンだとすると、今回のは地球から脱出するビジョンであり、対をなす関係にあるようにも見えます。

① 2021年2月16日朝① 夢「秩序の天使を撃退する」


 今日も、ワークなしに睡眠。夢をいくつかみたのを記載。
 明るく陽気な海岸沿いにいた。「秩序」によってすべてを管理しようとする天使(人類を盲目にして管理する)が現れ道路に立っていた。美しい白人のデザインだが、直にそれを見たわけではなく、見てないのにそれがいるのが分かるのだ。私が個人的に好きなyoutube配信者のAさん(「蛇姫」の時にも出てきた)がいて、彼と私とで巨大な宇宙戦艦を召喚し、その宇宙戦艦からゴン太のフォトンビームでこの天使を攻撃した。執拗とも思えるほどの攻撃が繰り返され、あっけなくこの天使は消滅した。
 すると巨大で高スピードで動く重機がやってきて、私たちをひきそうになったが、2人とも重機の腹側につかまり、そのまま高速で大きくて整備された道を走っていった。マラソン大会をしている横を走りすぎ、後ろに同級生たちが走っているのも見えた。私は「同級生がいる」と言ったが、Aさんは無関心だった。

② 2021年2月16日朝② 夢「愛が全てだよ」


 上記の夢の続きで、いつの間にか夕暮れのように暗くなっており、大学生くらいの若者が2、3人いて、私に何かこの世の法則のようなものを発見したのを伝えてきた。おそらく、「上位の世界と下位の世界は、カタドリによって共鳴する」みたいな内容だった。
 私はその内容が全くその通りだと思ったので、「その通りだと思うよ」と言ったが、何か物足りなさを感じていた。彼らと別れて、歩いていくと、ゆるやかな坂道を登っていこうとする中年の白人男性がいた。彼は真実を探しているが、どうも新脳だけを使ってこの世の真実を探求してきたため、人生に疲れ切っているようだった。
 私は彼に「愛が全てだよ」と言った。この時の発言が、私でありつつ、私でない何かが同時にしゃべっており、明らかにそれ女性であることが分かった。声としては私の声だが、それを発している魂は女性であり、私であり私でない感じなのだ。
 彼は振り向いて私と目があったが、すぐにまた坂道を登り始めた。

③ 2021年2月16日朝③ 夢「見えないところで繋がり、個別性もできる」


 上記の夢のさらに続きで、歩いているとバス停があり、それに乗らなくてはならないことが分かり、乗り込んだ。中に入ると、実家にいる頃の同級生や妻も乗っていた。夢であまり出てこない人たちもいて、その中のSさんが、私に何か質問してきた。質問の内容は明確には忘れてしまったが、「私のいいところはどこですか?」みたいなことだったのではないかと思う。
 私は「あなたが好きな人はどんなタイプですか?」と聞くと、彼女はおそらく「誠実な人です」と答えた。私は「それが答えです。誰でも自分と他人で、同じところを好きになるのです」と答えた。
 すると次は妻が私にも何か質問してくれみたいな感じだったので、「嫌いなタイプはどんな人?」と聞くと、妻は「何も長続きしない人」と答えた。私は「それは自分のことなんだよ。自分が欠点だと思っているところだ」と言った。彼女は、自分の欠点を指摘されたような気持になり、大変不満そうであり、腹を立てているのがよく分かった。
 私はさらにこのようなことを言ったと思う。正確ではないかもしれないが。「でもそういうことなんだ。人はそのような見えないところのものによってつながっているんだ。」意味的には、肉体による個別性というものが、何かを分割しているわけではなく、それ以外の見えない何かによって個別性のようなもの(はっきりとした個別性ではないかもしれない)が発生しているということを伝えたかったような感じだった。
 私はこの世界の探索で相当疲れているようであり、「もう疲れたので寝させてくれ」と言って、シートで横になり、腕で目をふさいだ。

④ 2021年2月16日④ 夢の振り返り


 最後の夢の私の主張は、まあ行き過ぎているところがあり、そうではないケースもたくさんあると思いますが、概ねこうだということでよいと思います。肉体的に起きている今の私が補足すると、おそらく、「それらの長所や短所などについて、無自覚な場合には」ということを入れると、より真実味が出てくるのでは、と思います。Sさんは、自分の長所に無自覚でしたし、夢で妻もそれを自分の欠点ではなく、むしろ自分は何事も長続きするほうだと思い込んでいて、長続きしない人を非難する傾向が高いように私には見えました。
 これら3つの夢は、続き夢であり、受け取ることができるメッセージ性についてもつながっているのではないかと思いました。
「秩序の天使」は、実際にRPGゲームに出てくる女性キャラクター(人間が天使になる)で、Aさんが実況していましたし、私もプレイしたことがあるものです。このゲーム内では、人間たちは催眠にかかってしまい、思考停止する感じで、虚ろな目で唯一絶対神とされる神に服従する感じなのですが、今回の夢の場合には、それをそのまま採用することはできない感じです。
 秩序の天使を撃退したあと、若者たちが現れ、カタドリの法則に気づきました。カタドリによって共鳴する世界観に気づいたのです。しかしまだ新脳に頼っています。私の夢での「秩序の天使」の支配の仕方は、「新脳だけに判断させるという世界観」に閉じ込める方法だと思われます。
 中年白人の男性は、新脳の使いすぎでヘロヘロになっており、自分の限界を感じていました。そしてやっとゆるやかな坂道を上がろうとしていました。私が「愛が全てだよ」と言ったとき、「目に見えないものを感じないとね」という気持ちが入っていました。そこですべてはつながっているのだと。
 バスの中では、それを体験的に学びました。自分のことに照らし合わせて感じるとき、初めてそれが真実だと分かるからです。新脳だけで判断するのは真実ではなく、そのことを体感するためには、自分のこととして、存在丸ごととで感じる必要があるわけです。「判断の基準は目に見えるものに従うのではない」、「肉体的な個別性に従うのでは何も見えない」といことがテーマになっていたと思います。新脳という目に見えるモノだけを分析し、あたかもすべてが物質であるかのように考える世界観から抜け出すために、「感じる」ということが求められていました。「感じる」ためには、目に見えないところでつながっていることが前提となり、その前提として「愛が全てだよ」という言葉が選ばれたのだと思います。

⑤ 2021年2月16日⑤ 過去のQHHTの体験談「蛸→樹→人」(2019?)


 前作(探索記Ⅲ)の最後のほうで、QHHTについての報告をすると言っていたのをここで書きたいと思います。これは2018年か、2019年で、Facebookの松村先生の学習会に参加していた時のことでした。近くにいる施術家にお願いしました。私はあがり症ですので、かなり緊張していました。フルトランスには入りませんでしたが、興味深いビジョンをいつか見ました。今回紹介するのはその中の1つで、私が地球に来た時の情景を物語風に紙芝居風に見ていました。
・QHHT体験
 私は宇宙の辺境の地に住んでおり、グレーで短足の蛸であった。大きな赤い一つ目があり、目の周りには、まつ毛の様な、入り組んだ赤い装飾があった。広い平原が広がっており、大地には不思議な形をした木々があちこちに生えており、その中で1本だけ、巨大すぎる大樹が生えていた。静かに流れる1本の川があり、私はおそらくこの川から水を汲み、この大樹に水やりをするのが日課であった。景色はファンタジックに優しい色で、薄黄色の空の中で、宇宙空間と輝く星たちが見える場所があった。
 ある日、私はその大樹を通して宇宙旅行に行くことにした。宇宙樹に溶け込むと、私は光速でワープするように宇宙船に移動した。私は人型の姿になっており、ドラゴンクエスト6の主役にそっくりで、生意気なキャラクターに見えた。「やあ!来たよ!」みたいな感じで、この宇宙船に乗っている存在に声をかけた。
 声をかけた対象は、ピンク色したイカ型の女性艦長で、少し高い場所に座っており、その右下と左下に、それぞれ部下がいたが、フードをかぶっていてはっきりとは見えなかった。おそらく緑色のヒューマノイド型の宇宙人だ。
 私はこの宇宙船から小型のカプセル型の宇宙船に乗り、地球に降下した。かなり昔の話で、調査の探検に向かったらしい。私はジャングルやら砂漠やら、氷の世界などを探索していた。私の膝から腰あたりまでの身長の、可愛らしいヒューマノイド型の部下たちが数名、一緒に探索していたような気がする。
・コメント
 この蛸のような存在が、私の本体の象徴のようなものではないかと考えています。蛸の足は恒星や宇宙への触手です。短足だったのは、関係している恒星界の狭さを表しているのかも、と思えます。そういうわけで「地球に来たのは、足を長くするためかもしれないな」などと妄想しています(笑)松村先生によると、地球は、違う恒星系との関係を取れる珍しい星ということだからです。
 赤い目は血液の赤であり、自我の象徴ではないでしょうか。宇宙樹を通して人の姿になり、振動密度の違う世界に旅立つことができる、という感じに思えます。
 これらのことは確信ではなく、今のところ想定です。すべて思い出し、確信できるように取り組みを進めます。

⑥ 2021年2月16日⑥ 過去のQHHTの体験談「消滅した図書館」(2019?)


 これはオマケのような感じですが、報告ついでに、もう一つ見たビジョンを記載しておきます。これは前世を見るときだったと思います。
・QHHT体験
 私はギリシャ風の民族衣装を着ていた。私は町の小さな図書館(白っぽい石でできている)でひたすら何かを調べることを仕事にしていた。仕事とは言っても、お金をもらう仕事かどうかは分からない。
 ある日、図書館に行くと、その図書館が崩れ去り、廃墟のようになっていた。私は茫然としていた。(それを見ていた現実の私は、息が詰まり、長いこと号泣していた。私個人の感情として悲しいのではなく、このビジョンに見えている男の感情を代理しているような感じで、泣いている自分をクールに見ていたが、はた目には号泣していたので、そのようには見えなかっただろう。泣きおさまるのに時間がかかった)
 私はそのライフワークを諦め、地上で普通に結婚し、息子一子に恵まれ、平穏な人生を終えることになった。特に後悔はないようで、「これもまた良し」と思っているようだった。
・コメント
 私の天王星(ASC)がMAPで見た場合に、アレクサンドリアを直撃しているために、このようなビジョンが見えたのだろうと思います。アレクサンドリア図書館です。しかしビジョンでの図書館は、小さな町の図書館という感じでした。QHHT創始者がこの図書館に関係しているということもあって、それを私的に知覚したのかもしれません。アカシックデータを借りてきたという感じだと思います。号泣した割には、これがまさに私の前世だという手ごたえはありませんでした。

⑦ 2021年2月16日⑦ 明晰夢「キローン」(2019?)


 太陽系から脱出するということを考えた場合、キローンの役割は重要になります。土星と天王星の間に挟まれた、溝とか傷穴という配置です。太陽系の外と内との緩衝地のようなものだと思います。キローンを見たとき、土星より(太陽系の箱に封じ込めることに興味がある)なのか、天王星より(太陽系から脱出することに興味がある)なのかが、分かるという解説がありましたが、それを計算できるソフトが分かりません。しかし計算がなくても、変成意識でそれを見てくれば、実際どうなのかを体感できるはずです。
 そういうわけで、これも過去の振り返り記事ですが、2018か2019年にキローンを探索したときの明晰夢を記載しておきます。
・キローンの体験
 変成意識に入ると、暗闇の中を仰向けのまま、下へ下へと墜落していった。気が付くと、いつの間にかその方向が変わっており、正面に向かって移動していた。移動が終わると、視界は暗めだが、和式の家の中にいて、広めの畳の間があった。私は浮遊しながらその畳の間の奥へと向かった。一番奥の部屋につくと、そこは歯科のような場所になっていて、しかし部屋は和風のままだ。歯科のベッドや装置などがある和式の部屋ということだ。どこか秘密めいた感じもする。
 壁を見ると、1枚のポスターが張られていたので、私はそれを観察した。するとそこには宙に浮かぶ1本の大樹が描かれており、大樹の下のほうにはたくさんの人間のイラストがあり、その絵の中央に私もいて、全員で地上側から大樹に向かって浮遊していた。絵が動くポスターだった。
・コメント
 最初に移動の方向が変わったのは、天王星側と土星側の法則の変換を表しているように思えます。歯科のベッドは、やや手術用ベッドにも見えますが、おそらく「簡単な手術をする場所」ということではないでしょうか。
 そして関係する人たちが、地上を離れ、自分たちが所属する宇宙樹に一緒に帰還する、ということを表しているように見えます。外に連れ出す役割です。
 私のキローンは、占星術ソフトによって違ったりしますが、おそらく牡羊座20度「冬に鳥に餌をやる少女」だと思われます。私が鳥に関与する経験が多いことにも関係しているように見えますが、鳥になって宇宙に向かって飛び出す力を、いつでも育てているというふうに見えます。

⑨ 2021年2月18日朝 夢「タイタン・アースの場所」


 体育館の中にいて、星についての学習イベント会場みたいになっていた。私は最初、一人で歩いていて、壁の高いところを見ると、太陽系の惑星が描かれており、いちばん左に水星、次に金星という感じに一列に並んでいた。目についたのは、海王星と冥王星の間に、タイタン・アースがあり、冥王星の先には、いろいろな動物が描かれていた。星のサイズより動物の絵のほうが大きく、ひときわ目立っていたのが巨大な鯨だった。この鯨は、冥王星の次か、あるいはその次くらいに描かれていて、左を向いていた。
そこに松村先生が現れ、さらに学生たちもいて、私はいつの間にか学生たちの列に並んでいた。
 私は先生に、「あの動物は、恒星のことですか?」と聞くと、先生は「恒星ではないね」と答えられた。私はさらに「それでは惑星ですか?」と聞くと、「今は、恒星でも惑星でもないと答えておきます」と仰った。
 私はそこで、思っていたより宇宙(太陽系というより、宇宙の在り方について)にはバラエティーがあることを嬉しく感じ、「たくさんあるほうがいい!少ないとつまらない」みたいなことを生き生きと言った。すると私の右というか後ろにいた若い男性が、「そんなわけない。シンプルなほうがいい」と思っているようで、不満そうな表情をした。
 すると先生は、ニコニコしながら、「Tさん(私の本名)なら、この質問に答えられるんじゃないか?」と言われたので、私は「そんなことはありません。私はまだまだ全然見えていいないことが多いです」と言った。
 先生は意に介さず、
「この地球は、何回目の地球だと思う?」とお聞きになった。地球が何度も生まれては死んでいるという前提での質問だった。私は、
「全く分かりませんが、8回くらいですか?」と言ったが、そのとたん、言い直したくなり、「いや、もっととてつもなく多いのかもしれません」と言った。
「とりあえず最初の答えは8回ということだね。それで、何回くらいだと思う?」
「う~ん、100万回!」
 すると先生は、両目の目玉をグルグルと回転させ、何か高速でサーチしているようだった。そして
「それならば、やっと大通りに出たくらいだね」
と仰った。宇宙の大通りのことだろうか、と私は思ったが、そこで目が覚めた。
・コメント
 異世界探索記で、私がタイタン・アース?と思った場所で、「タイタン・アースは太陽から数えて何番目ですか?」という質問を、その世界でしたときのことを思い出す内容です。今日の夢では、タイタン・アースの場所は、海王星と冥王星の間であり、もし金星と火星の間にある現在の地球を数えないならば、8番目ということになります。そのあと、「8回目の地球」と答えましたが、何かつながりがあるのかもしれません。やり直すたびに地球が増えていくということに見えますが、確証はありません。
 今朝、先生の新作(12)を読みまして、まだ途中ですが、ちらっと読んだ内容で、「太陽系の全惑星のスープが凝固していき、惑星が誕生し、増えていく」という感じの内容があったと思います。私が冥王星の先に見た動物は、またスープ状態であり、凝固していない将来の惑星のことではないかと思いました。それが「恒星でも惑星でもない」というのは、惑星になりきっていないということと、そこに恒星の影響が入ってくるということを表しているように思えます。
 上のコスモスと下のコスモスが似ているということで、ある恒星を春分点にしたとき、各惑星には上の恒星が自動的に反映するということも書かれていたと思います。そうしますと、スープ状のときに、恒星のエネルギーを選別中みたいになり(可能性の渦)、凝固して公転軌道する円盤状としての惑星になったとき、特定の恒星が担当する感じになるのでは、と思います。
 これは惑星を増やしていく時の過程であると共に、全太陽意識からした場合には、春分点とする恒星を変化させることができると思いますので、すでに誕生した惑星をスープ状に溶かし、新しい恒星を春分点に据えることで、一つ一つの惑星に対応する恒星を変更することができるということも、同時にあらわしているように思えます。(難しくてうまく表現できません(笑))

⑯ 2021年2月24日② 過去の明晰夢「数多の宝珠と白い宝珠」(2020年5月くらい?)


 私はファイナルファンタジー7というゲームの主人公(クラウドという名前のキャラクター)になっていた。山の中腹に鳥居があり、そこをくぐり抜けると、この山にはたくさんの色とりどりの宝珠が散らばっているのが分かった。私は数個を手に入れ、それぞれの宝珠には、それぞれ魔法が使える力が備わっていることが分かった。ピンクに光る宝珠が特に印象に残り、緑のものも記憶に残っている。私は最後に、白く半透明に輝く宝珠を手に入れ、この宝珠は「とうめいか」の魔法が使えることが分かった。
 私は、「その気になればこれで旅を終了することができること」が分かったが、物足りなさを感じていた。山の裏にはもっと宝珠が散らばっているのが分かる。私はそれを取りに行こうかどうか考えていた。
・コメント
 この夢は、アルシオンを念じて入眠したときのものだったと思います。つまり白い宝珠はアルシオンのことであり、「とうめいか」は、全太陽意識の中心となるグレートセントラルサンだから、「見えなくなる」という魔法になるのだと思われます。
 宝珠にしても、夢に出てくる花などにしても、赤、白、ピンクといったものが目立ちます。このことが気になっていますが、まだ答えは見えません。
 アルシオンは、何度体験してみても、快感体験を得ることができないでいました。グレートセントラルサンは、快感が不可能ということかもしれないと思っていましたが、他の恒星快感を増やし続けた結果、ある日、「下腹部前面を全体的に」というこれまでで最も巨大な範囲での快感を得られました。この巨大さがグレートセントラルサンであることを示しているように思えました。おそらく、何らかの条件を整えれば、快感を得ることができるのだと思います。「その気になればこれで旅を終わらせることができる」というのは、「帰還のために必要最低限の条件」を、この宝珠を手に入れることで整えることができたのではと思われます。

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