神社と神主について 第2章 神主の本分
第2章 神主の本分
すべての人が、それぞれの神につながることができるならば、そもそも神主は必要がない。神社での思い出作りとか文化の維持という二義的なニーズをわきに置き、本質的な意味での神主の必要性は、神や不可視の世界へのつながりを見出せない人がいる限り、社会の中にあると考えてよいだろう。
現代社会の様々な問題は、物質や肉体が全て、科学が全てという前提に立っているから発生するのだが、この超重力に支配されてしまった状況の中で、一部の人間はそこから脱出し、本来の在り様を取り戻