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ごく稀に、詩を書きたい日もあるので、まとめておきたくて。実際に見た風景や心象風景を言葉にしてみています。(短歌もこちらに入れました)
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初夏に思う

たくましいこでまりに はかなさを求めたくなるのは 私の勝手なあこがれ 雨のしずくが きらめ…

ありがとう

イヤなこといっぱい言われた 泣かされたこといっぱいあった 圧倒的にいっぱい困らされた ほと…

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ふと愛おしい私のnote仲間たち

空を見上げ 雨雲をうらめしく思い 仕事で落ち込み コーヒーで一息 深呼吸して 身体をほぐし…

はらはら

ざあと雨のように舞う オレンジや黄色の葉は 静かに降りしきる白い雪は 落ちたそこで やがて…

戻っては過ぎるをくり返す

歩くたびに 雪がクククと たえまなく 寒さを惜しむ音を 見やると そばには鳥の足あと 犬の…

詩を書く気もち

言葉にしない方がいい思いを どうしたらいいの ちょっと傾けたら こぼれそうな気持ちを どこ…

別れる前夜はどうしても

明日かえる 前夜には寂しくなる 心配は少し減って 何とかやっていけそうだと信じられるけれど 3人で暮らしている時に 感じる「気配」は不思議で いないようでいるんだから その「気配」に 息子を感じたりする 母さんはやっぱり寂しいの? と聞く息子に やっぱりどうしても寂しいもんだね と言うと ギュッとするハグが 自分の気持ちをこらえているのか さびしい気持ちが理解できて励まそうとしているのか 母さんがんばって、なのか わからないから グッとこらえて ありがとうって

また会えるから

空港で 別れる二人の目が小さくなる みるみる赤くふちどってくるその目を ふりはらうように …

近づいたり離れたり

空に波打つ風が 秋だよって教えてくれる もう終わったんだ すぐに息があがりそうな めまい…

信じて話してくれた友だち

そんなふうにしっかり者のキミは 幼いころに 家族をささえていたなんて そんなふうに明るい陽…

大切な何かを誰もがもっている

なんて美しく つややかで まばゆいばかりで 目がくらむ なんてきめ細かく しずかで はなやか…

そのままでいいのにね

たった一人の愛情で 地球を考え たった一人の怒りが 次々に連鎖する ワタシだけの悲しみは …

またその景色をいつか見せてね

言葉は あおい時を過ぎているのに なかなか実にならない果実みたいに つたなくて 教えてほし…

またね

ただいまと声をかけ 家族の話をすると アナタは笑う そりゃあ大変だったね そりゃあ良かったね キミはどうしてるんだい 私はね… 学校でひとりぼっちだよ あの家に帰りたいよ だれにも言えないんだ 話が尽きずにいても じっと聞いてくれた 私たちに見えるアナタは くるくる光る ちょうちんの灯り 蚊取り線香とお線香が まじって つんと強くてあまい香り ひんやり縁側で 寝まきで転がり 下からぼんやり眺めて 少し吸いこんで 風鈴が鳴る 「大丈夫だよ」 **