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BooQsの名前を『DiQt(ディクト)』に変更しました。

こんにちは!
調べたら忘れない英和辞書&英単語帳アプリ『BooQs(ブックス)』の開発者、「かわんじ」こと相川真司です。

さて、このたびBooQsの名称を、『DiQt(ディクト)』へと変更させていただきました。

今回サービスの名前を変更した理由はいくつかありますが、もっとも大きな理由は、当サービスの今後の方向性を強く表す名前にするためです。

DiQtは、『辞書(Dict)× 問題(Quiz)サービス』という今後のサービスの方向性を強く意識しています。

もともとBooQs(ブックス)という名前の由来は、『本(Book)× 問題(Quiz)』であり、最初期の『本の問題集サービス』のための名前でした。

上の記事にもあるように、「本の問題集サービス」については一度諦めたあと、書籍に限らない単なる「問題集サービス」に転換しました。

しかし、それでも使っていただけなかったので、「まずは開発者の自分自身が毎日使うサービスにしよう」という目標を立て、「英単語学習サービス」に作り替えた結果、下の記事のおかげでやっとユーザーの皆さんに使っていただけるようになったのが、先日までのBooQsです。

こういった経緯のため、BooQsは「英単語学習サービス」だと思われていますし、実際にそうも紹介していました。

しかしそのために、「BooQs」というサービス名の由来について聞かれたとき、きちんと納得のいく答えが出せていませんでした。

そして自分自身も、その点について少しもどかしさを感じていました。

もちろん、サービス名の変更はそれだけが理由ではないのですが、ちょうど幸運にもサービスを体現するようなドメインが取得できたので、思い切ってブランドをBooQsからより名前に正当性のあるDiQtに一新した、というのが今回の次第です。


改めてサービスを定義する

せっかくの機会ですし、ここで一度、DiQtの特徴と方向性をきちんと言語化しておきたいと思います。

DiQtは、語学者の「語彙習得」という課題を、「辞書×問題×復習×習慣化」によって解決するサービスです。

現在知られている「英単語アプリ」としての特徴は、このうち「問題×復習×習慣化」の部分に焦点を当てたものです。

この3つは、「語彙の記憶定着」という目標において、極めて大きな役割を果たします。

『問題(テスト効果)×復習(分散効果)×習慣化(ゲーミフィケーション)』といった心理学に裏付けされたシステムの高い学習効果は、開発者としてユーザーと接する中でも、また私自身がユーザーとして実際に毎日利用する中でも実感しています。

つい先日も、DiQtのユーザー様からTOEICで高得点を取ったというご報告をいただいて、私はこの道は間違っていないと確信しました。

この「問題×復習×習慣化」のシステムを、『記憶定着システム』とおきましょう。

DiQtがその名前に込めて目指しているのは、この『記憶定着システム』と『辞書』の統合です。

辞書は、語学者にとって欠かせない教材です。

しかし、私が従来の辞書について不満を感じている点は、それが「百科事典」であることです。

人が百科事典を調べて果たしたい目的と、辞書を調べて果たしたい目的には、似ているようで一つ大きな違いがあります。

それは、人が百科事典を調べるとき、知的好奇心を満たすために「知ろうとする」一方で、人が辞書を引くときには、次に使えるように「覚えようとする」点です。

たとえば、「鬼滅の刃」についてGoogleやWikipediaで調べるとき、私たちが求めているのは、『周りの人々が話題にしているトピックが何であるかを知ること』であり、『覚えること』ではありません(あなたがアニメ検定のような試験を受けようとしているのではない限り)。

一方で、英語を学ぶ私たち語学者が、文章中で出会った意味のわからない英単語「restore」を調べようと辞書を引くとき、私たちはその意味を「知る」だけでは満足できません。

意味を『覚えよう』とします。
次にその英単語に出会ったとき、辞書を引かなくても理解できるようにするために。
また、会話や作文で自分が使えるようにするために。

しかし、残念ながら私には、従来の辞書では「知る」というニーズは満たせても、「覚える」というニーズを満たすことができませんでした。

だから私は、DiQtを開発しました。

DiQtは、『辞書』と『記憶定着システム』を密接に連携させることで、私の持つ辞書への不満を解決することができました。

「辞書で調べた単語を覚える仕組み」を実現できたのです。

この「調べた単語を覚える仕組み」については、Chrome拡張をリリースしたときにユーザーさんが書いてくださった紹介記事を読んで、その価値を確信しました。

ただ情報を入手するだけならサクッと機械翻訳をかましてしまえばいいのですが、英語学習のためと思って英語で読むこともあるでしょう。そのような時に意味が分からない英単語に出会い、意味を調べても翌日には忘れてるといったことありませんか? 私はあります。

まさに、この太字部分の歯痒さを解決するために、DiQtを開発したのです。

そのことが伝わっているなら、とても嬉しいことです。

DiQtは「辞書アプリ」なのか「英単語アプリ」なのか、もしかしたら今は混乱される方が多いかもしれません。

答えは「両方」であり、そして今回の名称変更によって、これからDiQtは「辞書色」を強めることになるでしょう。

しかし、どうあれ、DiQtが目指していることはたった一つです。

それは、「効率的な語彙習得」をユーザーの皆様にご提供することです。

今後とも、DiQtをどうぞよろしくお願いいたします。


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