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JR尼崎で五百円ランチといえば「金魚」に行けっ!

500円??今時ランチが500円からだと??大丈夫なのかこの店???日替わりが600円でチキン南蛮が500円って、平成バックラッシュで突き抜けて昭和かよ!?

今日はJR尼崎駅徒歩1.5分に軒を構える居酒屋「金魚」のランチに突撃レポートしてみよう。

コンパクトシティのお手本・JR尼崎

JR尼崎は大阪から指呼の間にある四通八達なる交通の要衝であり、どこに行くにも利便性が高いスペシャルステーションである。
そんなJR尼崎もやはり密度の経済がはたらいてグルメの質は高くなっているのだ。
高級料理店から庶民的な料理店まで百花繚乱といった様相を魅せてくれる。
今昼はJR尼崎の北側1.5分にあるアミング潮江プラスト3階レストランフロアに軒を構える
「居酒屋・金魚」さんのランチ
をいただきに参上。
11時営業開始と同時に我々隠密取材班は暖簾を潜った。

11時〜 金魚・ランチメニュー 500円って凄くね?

金魚廉価の波昂し

ご飯大盛り無料で500円からの価格設定となっており、しかも「定食セットが500円」だというのが特筆すべきところだ。
よくあるのが主菜だけが500円でご飯や味噌汁は別途料金(あれ、そんなんあるかな?)というものだが、金魚さんはそんな手練手管は使わない。外連味なく正攻法で勝負している。
例えば日替わりランチ600円ならば、ご飯とお味噌汁がついて、しかもご飯大盛り無料で掛け値なしの「600円」だ。
「ぶり大根定食」や「海鮮丼」にも目映りしたが、ここはお手並み拝見のために、いや何よりも「敬愛してやまない読者」のために日替わりランチで金魚さんの真価を伝えようと思ふ。

日替わりランチ 本日は唐揚げ ご飯大盛り無料 600円也

昭和のランチ

大盛りマンモスである。
本当に本当に「ご飯大盛り」である。
据え膳食わぬは男の恥をモットーに、ご飯は必ず大盛りにする主義のワタシだが、ここまでの大盛りは滅多にお目にかかれない。
「これでもかっっ」と白米がよそってあるっっ。

唐揚げは若干味付けが濃いように思うが、まあこれは好みの範疇であろう。
しかしボリュームはたっぷりでこれならばオッサンでも腹持ちすること請け合い。
ちなみに女性のお客さんも3割ぐらいおられたので、女性でも入りやすいと思いますよっ。

お味噌汁はコレデモカト盛られたご飯を最終処分する際のお供に必要不可欠で、お味の方は凡百ながら頼りになる存在だ。

これで600円ははっきりいってお値段以上の金魚だ。
出店の金魚じゃねえっこりゃあスケールがでけえ金魚だっっ。

5分で食ってもた ジャッキー・チェン喰い(酔拳参照)

ご飯大盛り、こんなん食えるかっ

カミ?
おめえ、
神仏をも、恐れぬw所業だな、、、だと??

ご飯??
しかもご飯ww、密かに残してんじゃねえか、、、だと????



こんなん食えるかっっっ
ご飯が多すぎるんじゃっっっっ

20年ぶりにご飯残したわっっ
俺は小学生かっっっ
最後に味噌汁とご飯の分配を間違ったんじゃ
写真とか撮るためにそっちにリソースが割かれて、本来の味噌汁とご飯の緻密な分配に僅かに、だが確実に齟齬が生じたんじゃ。

ということで、ここのご飯大盛りは一味違うので、超人ないしフードファイター以外は「普通」をお勧めする。


なぜJR尼崎の金魚は廉売で戦うのか?

なぜこんなにも安いのだろうか?
しかもボリュームたっぷりで、お味の方はお世辞にも美味とはいえないが600円ランチならば及第点プラスアルファを確実につけられる。
他の街に金魚さんがあったら1000円いっていてもおかしくないランチだ。

それでいて、
なぜこんなにも安いのか?

その答えは同じアミング潮江3階フロアーにある「とあるレストラン」にあった。

同じフロアーの「サイゼリヤ」

サイゼリヤだ。
これがその街にあると、ガラリとグルメ界隈の様相が変わるんだ。

元々安さを売りにしている飲食店は特に、サイゼリヤとの廉売合戦に巻き込まれて更なる廉売を強いられる。
さもないとサイゼリヤにお客さんを取られてしまうからねえ。
つまりこの金魚さんはサイゼリヤの存在によって廉売合戦を強いられているんだろう。

もっといえば、JR尼崎界隈の「安さ」を売りにしている飲食店全般がサイゼリヤの引力にひかれて廉売合戦に身を投じているんじゃないかな。

これは消費者サイドに立てば短期的には喜ばしいことだが、中長期的スパンに立てば喜ばしくはない。
なぜならば資本のデカいサイゼリヤが中長期的に生き残り、然るのち、廉売飲食店セグメントで「独占」状態になったらば、廉売エリアで出来うる限りの値上げを出来てしまうからだ。
そうすると我々が現下において享受しているご利益なんて軽く吹っ飛んでしまうんよ。

だから、現下における金魚さんの廉売における奮闘は、喜んでいいのかどうかすこぶる微妙に感じる。


居酒屋・金魚に幸甚あれ

軒先 居酒屋・金魚

そういえば本業は居酒屋さんだった。
そっか、居酒屋として晩に利鞘を抜けば問題は解決されるんだ。
だから飲みに行けって天が言っていることだろう。
むっちゃ下戸だけど、一回ぐらい頑張って行ってみよっかな??
逝っちゃうかもしれないけど。。


ありがとう。
では、またお逢いしましょう。

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