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せめて読み終えてから…

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

通勤電車は絶好の読書タイム。仕事で疲れていようと、何だかんだ本は読める。

知念実希人さんの「優しい死神の飼い方」(光文社)もクライマックス。絶体絶命の危機を乗り越え、まもなくエピローグへ。

……だが、電車は最寄り駅に着いてしまう。あと十数頁、熱が冷める前に読み終えてしまいたいのは、読書好きなら一度はあるはず。

一旦本を閉じちゃって、家に帰っちゃうと「まぁ良いか」ってなりかねない。

しかも私の場合、終わりに近づくほど、後腐れないよう、しっかり読みたいと思ってしまう。当然、読むスピードも遅くなる。

そんなわけで、こういう時は、電車のホームでそのまま読み続ける。

ベンチがあるとなお良いが、あたかも次の電車を待ってますよ的な風貌で、路線図にもたれ掛かり読み進める。

読了後はタバコの煙を吐くように、読み終えた満足感から生じた何かを、呼出煙のように口から吐き出す。

いやぁ……読み終えたわぁって。

そうしてまた、次の1冊が始まるのです。それではまた次回!

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